memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

プロダクトタンカーが襲撃を受け漂流中

2010-11-28 10:57:29 | 海事
11月22日早朝ロシアSvovcomflotのタンカーNS SPRITが海賊または過激派の襲撃をナイジェリアのラゴスで受け、少なくとも乗組員一人が負傷。現地時間0330時点で本船はラゴス入港ブイの近くで3時間にわたって緊急支援を港湾当局に対して求め続けているが援助は行われていない。本船はBaltis海のVentspilsからラゴスに到着したもの。これ以上の情報は今のところ不明である。本船は2006年建造、リベリア船籍で積載トン数は46,941トンである。

水産加工原料不足   ベトナム

2010-11-28 07:26:32 | 水産・海洋

国内のこの第4四半期にはその能力の40~50%しか稼働できていない。これは加工原料の不足によるものであるとVASEPベトナム水産物輸出協会は説明。(11月23日VNS)

ハイフォン海産物輸出入会社は輸出を停止、原料を台湾、日本、韓国などから輸入国内市場の需要に充てている。同社の副理事長のNguyen Tu Quyetは20件の輸出契約でおよそ500トンの海産物については原料不足で対応できない見込みという。長期的には同社は原料を輸入し生産に充てることを考えている。しかしながらこれについてもベトナム税関当局の厳しい品質基準のためにうまくゆかないという。
ハーロン海産物加工輸出会社の幹部Nguyen Huu Mien は同社は生産に充てるためにひと月に500トンの原料を輸入継続しているという。このことについてVASEPの副会長Nguyen Huu Dungは「養殖業の継続には多額の資金が必要である。過去の収穫で一度か二度赤字を経験すると、養殖業者はさらなる投資をやめてしまう」

こうした不足は価格の上昇にもつながっている。先週パンガシウス(ナマズ)の価格はトンあたり2100万ドン(€784/$1,077)先月比較では500万ドン(€187/$257)上昇。またエビの価格も先月比で15~20%上昇している。こうした価格上昇で輸出業者らは原料が安かった数か月前の契約編対応で苦慮している。

アンジャン漁業輸出入JV社(AGIFISH)の役員Nguyen Van Kyは彼の会社は最近わずかな量の輸出を行ったのみといい、今年の予算である6000万ドルの到達は原料不足により難しいという。Vasep は、世界市場での水産物の価格上昇がみられる中にあっても、より多くの業者が養殖への投資を控えるようになっていると、Vasep はいう。業者らは金利が17%にまで上昇する中にあって融資を受けることに消極的で、餌代の上昇がトップであるという。「メコンデルタの養殖業者は餌代などのコストは上昇するのにTraナマズの価格の上昇がみられないことから、養殖をしたがらない」とDung 氏はいう。

Vasepはこの原料状況を短期で解決することは困難であるという。農業および地方開発省は加工業者に対して養殖業者と協力し供給を安定するように呼び掛けている。