memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

クロマグロの重要な討議が17日から行われる

2010-11-21 10:34:16 | 水産・海洋
非常に珍重されるクロマグロの命運がこの会議で決定されることになる(11月16日FUD)

マドリードに本部を置くICATTの加盟国50か国がパリに参集、10日間にわたる会議が17日から行われる。現在の漁獲枠が13,500トンであるのに対し保護主義者らはこの値は大きすぎマグロ資源が消滅の危機にあると主張している。

人気のある美味として、日本はクロマグロの最大の買主であり時に一尾当たりの価格が10万ドルを超えることもある。しかし、欧州諸国のフランス、イタリア、スペインなどで漁獲されるがそれらの漁業者は操業の停止には消極的である。ICATT加盟国は漁獲枠を2009年の19,950トンから今年は13,500トンに減少させた。しかし保護グループはこの漁獲枠は侮辱的だとしている。

米国に根拠をもつPEW環境グループのSusan Liebermanは大西洋クロマグロの資源は枯渇しているとし、「我々はこのクロマグロ漁業を棚上げにし、再開するには正しい管理を行うべき」と主張。先月EU漁業委員の Maria Damanakiは2011年の漁獲枠を現在の半分以下の6,000トンとすべきと提案。これを継続して97%の資源回復が みられるであろう20122年までレベルを維持すべきと。