IUU漁業規制を目指す ベトナム

ベトナムも28の沿岸省のうち22省が欧州市場への水産物の由来を認証するための漁船の登録を行っている。これは同国がIUU規制の実行を10か月前に行ったことによる。（11月11日WFAN）

ベトナム漁業はおよそ17.000件以上の原産地証明を付与され、78,000トン以上の海産物漁獲をEUにたいして適格として輸出している。しかしながら依然IUU規制に固執するのは水産物輸出業者が原材料を様々な地方の異なった漁船から購入する必要があるためである。その結果としてそれぞれの船積輸出にあって単一ではなく多くの証明書をEUに対して提示が必要となる。
加えて、ベエトムとＥＵの間ではいくつかの合意事項で問題が発生し、製品の証明にあたっての混乱も生まれている。農業地方開発省MARDはECの海洋漁業部門DG　MAREと協力してワーキンググループの設立を計画している。MARDの統計によれば、ベトナムは2万トン以上の漁獲を行い、2010年の10か月間の間に2.2百万トンの養殖生産を行っている。前年対比ではそれぞれ10%および3%の増加となっている。　当該期間にベトナムはおよそ40億ドルの売り上げを水産物輸出から得ている。これにはラテンアメリカ や中近東も含み、従来の主要市場である米国、日本、EUに続いている。