memories on the sea 海の記録

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ナミビアの小型表層魚漁業

2010-11-08 06:30:19 | 水産・海洋
ナミビアのまき網漁業はアジとピルチャードを対象としたもので、ほとんどが南アと英国に輸出される(10月31日GLOBEFISH)

新聞報道によればアジはナミビアと南アでもっぱら缶詰として生産されアフリカ諸国の市場に輸出される(バルク形態のものとしてはDRCコンゴ向けがある)またアジと同様にカタクチイワシについても相当量がフィッシュミールに加工されている。
ピルチャードの開発については厳しい管理計画と措置で臨んでいるとされ、これは長期にわたる資源の維持のためのものである。このことには混獲によるピルチャード漁獲にあっても上限を3%までとしている。
2009年度漁期にはTAC枠が若干改正され、17,000トンとなり、2010年には25,000トンとなった。若干の改善はみられるものの全体的に資源を見ると漁業は依然重圧のもとにある。

アジの輸出先としてはDRCコンゴとアフリカ諸国である。そこでは主に丸の冷凍、鮮冷などの形態であり、フィッシュミールもある。ナミビアの冷凍アジは6500万ドルから2009年には104億ドルにまで24%増加した。2010年の第一4半期にはアジの輸出が27、797トンとなりその金額は3300万ドルであった。また第2四半期のそれは25473トン、4100万ドルであった。