MEDINTの年度は、4月から3月です。
3月で一旦2022年度の活動を総括し、
4月からの新しい年の計画を立てるのですが、
2020年からの3年間は、研修を活動の中心とする団体には試練の年でした。
コロナ禍までは、すべての研修は5言語同じ日に西宮市で開催していました。
他の言語の方々と入れ替え時間に顔を合わせて情報交換したり、
他の言語の研修をちょっとのぞいてみたり、
それはそれで、貴重な時間だったと思います。
ただ、ご対応いただいた先生方は大変だったと思いますが、
集合研修が難しくなって、ZOOM研修に切り替えたことで、
関東や東海地方のベテラン医療通訳さん達が
研修に参加してくれるようになり、研修レベルがあがったことは
うれしい誤算でした。
MEDINTは、5言語分科会の研修会を年4回開催することと、
毎年ワンテーマで医療通訳について社会啓発をしています。
コロナ前はシンポジウムを行って、記録冊子を発行していましたが、
コロナ禍では、集合することが難しかったために
いつもと違う形式での研修会を行いました。
2023年のテーマは「南海トラフ地震を想定した医療通訳」でした。
兵庫県国際交流協会の民間国際交流事業助成金をいただいて、
私自身、阪神淡路大震災の時は被災をして、すぐに言語支援を行えませんでした。
でも、その頃にはなかった携帯電話やインターネットが今はあります。
コロナ禍で、医療通訳は同行ありきではないということが、
多くのかたに理解されたと思います。
災害現場も、医療通訳者が行くよりも、遠隔で通訳を行う方が合理的です。
岡山のAMDAでは、来るかもしれない「南海トラフ地震」を想定して
様々な取り組みをしています。
その会議に出席したときに、被災地にWifiを持って行くというお話しをされていて
それであれば、私たちもZOOMなどで被災地の外からでも通訳ができると思いました。
ただ、被災現場を通訳者が知らなければ、何が起こっているのかがわかりません。
今回の研修では、発災直後の72時間ではなく、
生活を立て直していく発災後数ヶ月間の通訳を想定した内容を扱いました。
海外の災害現場や東日本大震災の被災地を経験された医師や助産師のみなさんに
災害現場で必要な知識についてのお話しをしていただきました。
テーマとしては、避難所で起きる病気や避難所の公衆衛生、異文化における避難行動などを
講師の先生方には経験を交えたお話しです。
また、5言語の先生方には、それぞれ災害時に想定される言語分科会も開催していただきました。
実は、これには続きがあります。
できれば、実際の避難訓練で遠隔通訳を使ってみようという取り組みです。
今回の講師をご紹介下さったAMDAひょうごさんと、近いうちにできるようにと話しています。
また、その際に、電話でもいいのですが、せっかくwifiがあるのであれば
ZOOMを使ったビデオ通訳を想定したいと思っています。
通常の通訳ではZOOMはセキュリティに問題があると言われていますが、
災害時では、誰でも使える汎用性が重要です。
会員さんからの提案で、ZOOMの使い方講座も急遽追加しました。
「医療通者者が社会にどう役に立てるのか」
医療通訳者として常に考えて準備しておくことはとても大切なことです。
医療通訳は、単に言葉を右から左に何も足さずに置き換える仕事だと思われていますが、
実際はもっと奥深い活動であると思っています。
今年は、医療通訳者のための「日本語」の研修会を行います。
2年前に母子保健で開催して、とても盛り上がりました。
今回は内科など基本的なところから初めて、できれば言語分科会になればいいと考えています。
2023年度もよろしくお願いします。
3月で一旦2022年度の活動を総括し、
4月からの新しい年の計画を立てるのですが、
2020年からの3年間は、研修を活動の中心とする団体には試練の年でした。
コロナ禍までは、すべての研修は5言語同じ日に西宮市で開催していました。
他の言語の方々と入れ替え時間に顔を合わせて情報交換したり、
他の言語の研修をちょっとのぞいてみたり、
それはそれで、貴重な時間だったと思います。
ただ、ご対応いただいた先生方は大変だったと思いますが、
集合研修が難しくなって、ZOOM研修に切り替えたことで、
関東や東海地方のベテラン医療通訳さん達が
研修に参加してくれるようになり、研修レベルがあがったことは
うれしい誤算でした。
MEDINTは、5言語分科会の研修会を年4回開催することと、
毎年ワンテーマで医療通訳について社会啓発をしています。
コロナ前はシンポジウムを行って、記録冊子を発行していましたが、
コロナ禍では、集合することが難しかったために
いつもと違う形式での研修会を行いました。
2023年のテーマは「南海トラフ地震を想定した医療通訳」でした。
兵庫県国際交流協会の民間国際交流事業助成金をいただいて、
私自身、阪神淡路大震災の時は被災をして、すぐに言語支援を行えませんでした。
でも、その頃にはなかった携帯電話やインターネットが今はあります。
コロナ禍で、医療通訳は同行ありきではないということが、
多くのかたに理解されたと思います。
災害現場も、医療通訳者が行くよりも、遠隔で通訳を行う方が合理的です。
岡山のAMDAでは、来るかもしれない「南海トラフ地震」を想定して
様々な取り組みをしています。
その会議に出席したときに、被災地にWifiを持って行くというお話しをされていて
それであれば、私たちもZOOMなどで被災地の外からでも通訳ができると思いました。
ただ、被災現場を通訳者が知らなければ、何が起こっているのかがわかりません。
今回の研修では、発災直後の72時間ではなく、
生活を立て直していく発災後数ヶ月間の通訳を想定した内容を扱いました。
海外の災害現場や東日本大震災の被災地を経験された医師や助産師のみなさんに
災害現場で必要な知識についてのお話しをしていただきました。
テーマとしては、避難所で起きる病気や避難所の公衆衛生、異文化における避難行動などを
講師の先生方には経験を交えたお話しです。
また、5言語の先生方には、それぞれ災害時に想定される言語分科会も開催していただきました。
実は、これには続きがあります。
できれば、実際の避難訓練で遠隔通訳を使ってみようという取り組みです。
今回の講師をご紹介下さったAMDAひょうごさんと、近いうちにできるようにと話しています。
また、その際に、電話でもいいのですが、せっかくwifiがあるのであれば
ZOOMを使ったビデオ通訳を想定したいと思っています。
通常の通訳ではZOOMはセキュリティに問題があると言われていますが、
災害時では、誰でも使える汎用性が重要です。
会員さんからの提案で、ZOOMの使い方講座も急遽追加しました。
「医療通者者が社会にどう役に立てるのか」
医療通訳者として常に考えて準備しておくことはとても大切なことです。
医療通訳は、単に言葉を右から左に何も足さずに置き換える仕事だと思われていますが、
実際はもっと奥深い活動であると思っています。
今年は、医療通訳者のための「日本語」の研修会を行います。
2年前に母子保健で開催して、とても盛り上がりました。
今回は内科など基本的なところから初めて、できれば言語分科会になればいいと考えています。
2023年度もよろしくお願いします。
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