ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

サム・シェパードの死で感じたこと

2017-08-02 00:01:23 | 映画

 

サム・シェパードが亡くなりました。記事を。NHKのサイトより。

>米劇作家で俳優のサム・シェパードさん死去

8月1日 12時02分

アメリカを代表する劇作家で俳優としても活躍したサム・シェパードさんが先月27日病気のため亡くなりました。73歳でした。
サム・シェパードさんは1943年アメリカ中西部イリノイ州で生まれ、大学を中退したあと、ニューヨークの劇場で演劇活動を開始するとともに戯曲の執筆を始めました。そして、みずからの父親との関係をもとに家族の崩壊などをテーマに40本以上の戯曲を執筆し、1979年にはアルコール依存症の父親とその家族の関係が壊れていく様子を描いた戯曲「埋められた子供」でピュリツァー賞を受賞しました。

またシェパードさんは俳優としても活躍し、1983年に公開された宇宙飛行士を描いた映画「ライトスタッフ」では伝説的なパイロットを演じてアカデミー賞の助演男優賞にもノミネートされました。最近ではインターネットの動画配信サイト「ネットフリックス」のドラマで、ホテルを経営する一家の家長を深みのある演技で演じ高い評価を得ていました。

家族の代理人によりますと、シェパードさんはALS=筋萎縮性側索硬化症を患い闘病していましたが、先月27日南部ケンタッキー州の自宅で亡くなったということです。

あんまりよく知らなかったんですが、彼って実は劇作家のほうが本業なわけです。そういえば、戯曲ではありませんが、この本は読んだような記憶があります。よく覚えていませんが。

それでこの記事を読んでいて、「おや」と思ったのがこちらです。

>シェパードさんはALS=筋萎縮性側索硬化症を患い闘病していましたが

うーん、筋萎縮性側索硬化症(ALS)だったんですか。それは大変気の毒です。何回かこのブログでも書いていますように、私の父もALSで死亡しています。

父の死についてと、その関係の若干の感想

そうすると、やはりALSで亡くなった方々に関心が強くなります。有名なのはルー・ゲーリッグでしょうが、毛沢東デヴィッド・ニーヴン芦原英幸などもそうです。あまり充実していませんが、筋萎縮性側索硬化症で死亡した人物というWikipedia項目もあります。英語版のほうは充実しています。

それで、ALSというのは決してテレビや本や映画の中の病気というわけではないのだなと感じます。1年間に10万人に1人~2人の罹患率なんて聞くと、それは大変運が悪いと思うかもですが、10万人に1人としても、人生を80年と考えれば、1,250人に1人くらいはこの病気に罹患してしまうのです。つまり1学年400人くらいの高校だったら、同時期に在籍した生徒のうち1人くらいはこの病気になる確率にあるわけで、決して私たちに無縁の病気ではありません。

なおこちらによると、特定疾患医療受給者証の交付を受けている人間が9,434人だそうですから、日本の人口を1億2千7百万人くらいとすると、1万3千人に1人くらいがこの病気に現在苦しんでいることとなります。市のレベルの規模の人口があれば、確実に何人かのALS患者がいるということです。

別に患者や患者の家族に参加が限られているわけでもないのですが、私も日本ALS協会に加入しようかなと思います。私は医療関係の仕事をしているわけではないので具体的には何もできませんが、私なりにこの病気について考えていきたいと思います。

あんまり映画と関係ない記事ですが、サム・シェパードさんのご冥福を祈ってこの記事を終えます。

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