ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

なぜ関係ない話で、他人を不快にさせて迷惑をかけて、自分の首を絞めるのか(苦笑)

2019-04-12 05:41:33 | 社会時評

まあ社会時評というほどのことでもありませんが・・・。

>桜田五輪相の発言要旨

2019年04月10日21時43分


 桜田義孝五輪担当相が自民党の高橋比奈子衆院議員のパーティーで行ったあいさつ要旨は次の通り。

 乾杯、いよいよできるかなと思ったときにまた一人(あいさつの)追加で、がっかりしているんじゃないか。私も「がっかり」という言葉が禁句なんですよ。いろいろ言われちゃってね。もう、こりごりしているんですけどね。
 東京オリンピックは来年で、世界中の人が日本に、岩手県にも行くと思います。東日本大震災ということで、岩手も入っている。おもてなしの心を持って復興に協力していただければありがたいと思います。
 そして、復興以上に大事なのは、高橋さんなので、よろしくどうぞお願いします。
 【記者団とのやりとり】
 -「復興以上に大事」の真意は。
 桜田氏 そんなこと言ったことない。記憶にない。
 【辞表提出後、記者団に】
 今、安倍晋三首相とお会いし、辞表を提出してきた。被災者の皆さんの気持ちを傷つけるような発言をしてしまい、申し訳ない。撤回するが、それだけでは十分ではないと思うので、責任を感じて辞表を出させていただいた。
 -どのような発言を撤回したのか。
 被災者の皆さんの気持ちを傷つけるような発言をしてしまったことについて謝罪をした。
 -どういう発言に対して謝罪しているのか。
 だから、今言った通り、被災者の気持ちを傷つけるようなことをしてしまった発言をしたということで、非常に申し訳なく思い、やはり政治家としてけじめをつけるべきだなと思って、早いうちに首相とお会いした。以上だ。

なんでこの人って、関係ない話で、他人を不快にして迷惑をかけて、自分の首を絞めるんですかね(苦笑)。高橋氏という議員を私は知りませんが、高橋さんと東日本大震災の復興の重要性の比較なんて、そもそも何の関係もないじゃないですか(笑)。物事の次元が違いすぎて、比較の対象にならない。

上の発言の、

>乾杯、いよいよできるかなと思ったときにまた一人(あいさつの)追加で、がっかりしているんじゃないか。私も「がっかり」という言葉が禁句なんですよ。いろいろ言われちゃってね。もう、こりごりしているんですけどね。

って、これ池江璃花子の白血病公表の際の発言のことなんでしょうが、これだって他人の政治パーティーの場で、こんな話をする馬鹿がどこにいるっていうところですよね。

こういう人にとって、「がっかり」の話は、主観的には「ユーモア」のつもりであり、「復興以上に大事」は、リップサービスのつもりなんでしょうけど、関係者みんなに迷惑をかけているだけじゃないですか(笑)。救いのない馬鹿です。

それで興味深いのがこちらの記事です。

政治家の「あきれた失言」が生まれる根本背景

筆者(木村隆志氏)は、次のように書いています。

>(前略)
独りよがりのサービス精神はないか

(略)

次に、失言が生まれやすい場所としてあげておきたいのは、多くの人々が集まるパーティーなどのイベント。「自分の話で多くの人々を魅了しなければいけない」という気持ちから、表現が大げさになり、わかりやすい固有名詞や数字を多用し、時折笑わせたくてくだけた話し方をしてしまう……失言のリスクがどんどん高くなっていく様子がわかるのではないでしょうか。

なかでも気をつけたいのは、知っている人の多いところと、めったに行かない自分にとってのアウェー。「クスっと笑わせたい」「何とか打ち解けたい」という気持ちから、ポロっと失言してしまいがちなのです。例えば、「スピーチ中、旧知の顔が何人か見えて、つい悪ノリしてしまった」という失言。また、塚田国交副大臣が北九州で失言したのも、「地方で面白おかしく話そうとしたから」という一面がありそうです。

本人にしてみれば、「サービス精神」のつもりでしょうが、聞き手にとっては、特に求めていないものにすぎません。このような独りよがりのサービス精神は、失言のリスクが高いのです。

(後略)

上での指摘があるように、ご当人たぶん高橋氏ほか参加者を楽しませるつもりでこういう話をしたんでしょうねえ。それで上の指摘にもあるように、確かにいわゆる政治家、あるいは財界人などでもそうかもですが、パーティーなどの挨拶(つまり当事者でなく、来賓として呼ばれるようなもの)での発言が問題となるケースは多いですね。これは政治家などにかぎらず、一般人などにもありがちなのかもです。

ネット論客などでも、固有名詞は書きませんが、チベット狂信者の某など、明らかに発言に悪乗りが過ぎて、それで自分の首を絞めたように思います。当方も、安倍晋三や浅田真央、産経新聞その他大っ嫌いな人間や組織のことは、二言目には罵倒しますが、これもやりすぎると、安倍晋三は政治家だし産経新聞はマスコミですからいくら罵倒したってそれはいいのかもですが、ほかの人については気を付けたほうがいいかもですね。

でも嫌いなものに対して罵倒するのと、桜田義孝のように、主観的にはサービス精神を発揮しているつもりでそれで自分の首を絞めるというのは、これは後者のほうがもっと馬鹿ですよね(笑)。嫌いなものを罵倒するのは他人から嫌な顔覚悟ですからろくでもない目に遭っても覚悟はできているのかもですが、桜田は、言った直後あたりでは、自分がこの件で五輪相を事実上解任されるなんて考えていなかったのでしょうからね。

いずれにせよ、愚劣にもほどのある人間です。本当の馬鹿とはこういう人間のことです。こういう人間を、「派閥の論理」だか自分や内閣の保身だか知りませんが、任命したりかばったりした安倍晋三ほかも同じようなものです。

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2 コメント

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なぜ関係ない話で、他人を不快にさせて迷惑をかけて、自分の首を絞めるのか(河野太郎の場合) (bogus-simotukare)
2019-10-30 20:06:31
https://www.sankei.com/politics/news/191029/plt1910290006-n1.html
 河野太郎防衛相は29日午前の参院外交防衛委員会で、28日の自身の政治資金パーティーで「私は地元で雨男といわれ、防衛相になってすでに台風が3つ(来た)」と述べたことついて「私の昨日の発言について、不快な思いをされた皆さま方におわびを申し上げたい」と陳謝した。
(引用終わり)

 ご存じとは思いますが、正気じゃないですね。
 「今日は雨が降ってるが私は雨男でして」ならともかく。
 祖父(鳩山内閣農林相、池田内閣建設相などを務めた河野一郎)や父親(宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相などを務めた河野洋平)はここまでバカだとは思いませんが父親の「教育の失敗」でしょうか。
 しかし、ここまで酷い暴言を「言葉狩り」「言いがかり」と言って擁護してる馬鹿がいるようで本当に呆れます。
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>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2019-10-31 00:02:00
これはほんとにひどいですよねえ。被災者はもちろん、自衛隊員に対しても大変失礼です。お話にもなりません。8年前の地震の話を持ち出した桜田より、まさに近々の台風の話をする河野のほうがずっと無神経だといわれてもしょうがないでしょう。
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