ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

この女の子を信じるべきか信じないべきか

2013-01-04 00:00:00 | Weblog
前にも書いたネタをくりかえすことをご容赦ください。当時と比べると読者も段違いに増えましたし、読者も変わったと思うので。

ずいぶん前(2005年)、ポツダムの駅で、私は英語版「ロンリープラネット・ベルリン」を読んでいました。ポツダム観光を終えたので、これからベルリンにもどるために鉄道路線図を確認していたのです。

すると、10代前半くらいでしょうか、白いTシャツにジーンズという簡素な服装で、金髪・栗色の目をした女の子が突然私の前に現れて言いました。以下の会話は英語です。私ドイツ語はほとんどだめなので。

女の子「ねえ、どこ行きたいの?」

私「動物園駅だよ」

女の子「ちょっと見せて・・・」

といって彼女は、私に身体をくっつけるようにして私のガイドブックをのぞきこもうとしました。その瞬間、私は身体に冷たいものが走るのを感じてしまいました。

女の子「この列車に乗って。そうすれば着くわ」

私「ありがとう」

べつにそんなことは、女の子に説明してもらわなくてもわかってはいましたが。女の子が電車に乗って姿を消すと、私はすぐにパスポートと財布、デジカメをチェックしました。なにも盗られていませんでした。

私はほっとすると同時に、彼女を疑って悪かったのかなと思いました。彼女自身は、いかにも純真そうで人のよさそうな顔をしていた(けっこうかわいい子でした)のですが、無論だからといって疑わないわけにもいきません。が、はたして彼女は私からなにかをすろうとでもしたのかどうか。

この話をすると、ほとんど片端から同じことを言われます。

みんな「その女の子は怪しい」

私も怪しいと思うから自分の持ち物をチェックしたわけだし、またいろんな人に話をし、このブログでもくりかえして記事にしているわけですが、やはり疑って悪かったかなという気が少しはします。ポツダムが地元の女の子なら、べつに私のガイドブックなんかのぞきこむ必要はないと思いますが。

やはり彼女は、私からなにかを窃盗しようとしたんですかね?
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4 コメント

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Unknown (bogus-simotukare)
2013-01-04 20:02:05
>やはり彼女は、私からなにかを窃盗しようとしたんですかね?

どうなんですかね。親切な女の子と思った方が気分はいいでしょうが。
ただそういう場合ってどうしようもないでしょうね。本当に親切なだけかもしれないし、仮に窃盗の目的だとしても下手なことを言うとかえって逆上した相手によってまずいことになるかもしれない。結局、警戒しながらもそれを表に出すことはしないというMcCrearyさんのような態度しか取りようがないんでしょうね。
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>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2013-01-06 21:39:59
>結局、警戒しながらもそれを表に出すことはしないというMcCrearyさんのような態度しか取りようがないんでしょうね。

ということになっちゃうでしょうね。くっつく直前に身体を話すってのも現実には難しそうですしね。

>下手なことを言うとかえって逆上した相手によってまずいことになるかもしれない。

最悪の場合そういうことも気をつけないといけません。
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残念ながら (inti-sol)
2013-01-07 21:30:51
私はこれまでの海外旅行先が、ほぼ南米とメキシコに限られるので、その経験で言うと、そりゃ絶対怪しいといわざるを得ません。
口に出して態度で示すのはともかく、内心で警戒して、さりげなく警戒するのはやむを得ないでしょう。

私はボリビアで1回とメキシコで1回ドロボーにやられたことがあります。ボリビアでの被害はでかくて、確か280ドル(当時1ドル140円)。メキシコでは、被害額は2~3000円程度でしたが、旅先で知り合った人の連絡先を一緒に盗られてしまったのが痛かった。
そのほかに、ドロボーに狙われたけど振り切ったことも2回くらいあるかな。
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Re:残念ながら (Bill McCreary)
2013-01-09 18:20:20
はい、私もやっぱり信用できないなとおもっています。とりあえず警戒をしなければどうしようもないですよね。

私はパリのメトロですりにあったことがあります。本当の被害はそれくらいでしょうか。
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