ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

この国とは一生縁を切れないことを認識したソウル紀行(2012年5月)(3)

2012-09-11 07:06:33 | 旅(韓国)

翌日起床して朝食に向かいます。原則韓国でホテルでは朝食はとらないんですが、今回はなんとなくつけるプランにしました。

カメラを忘れたので写真はありませんが、わりといい朝食でした。このホテルにまた泊まる機会があれば(たぶんあるでしょう)値段によりけりで朝食付きプランにしていいかなと思います。

普段の私ならすぐチェックアウトするのですが、やや疲労感を感じたので、ホテルの部屋でグータラすることにしました。なんでこんな疲れたのかわかりませんが、あるいは昨日の夕食で焼酎をあけたのがすこし身体にこたえていたのかもしれません。





荷物をホテルに預け(あとあとこれが最高レベルにまずかったことに気づきます)、タクシーで駅へ、地下鉄2号線にえんえん乗って、乙支路入口でおりて、コーヒービーンズアンドティーリーフで休みます。



なんてこともなく明洞の路をゆく通行人たちをウォッチングします。これはこれでけっこう楽しいものはあります。









昼食を食べようと思いいくつかの店によりますが、列だったり(昔は、韓国では特定の食堂に並ぶということはなかったようですが、最近は時代が変わったのかそうでもなくなったみたいです)こみあっていたりして食べる気をなくしました。地下鉄に乗り、南山公園にいって、前に行けなかった安重根の記念館に行きます。











途中、韓国人の男性が路を教えてくれました。親切な人です。













入場無料です。日本語のパンフレットもありました。





中を見学します。



































































日本人も当事者なのでいろいろ興味深いですね。安をどう評価するかというのは論者によってまったく意見が異なるでしょうが、ともかく現在にいたるまで安は韓国では英雄であるということは認識しておく必要があります。





昨日の眼鏡(普通の眼鏡と度入りサングラス)を受け取りました。地下鉄4号線にのり、2号線に乗り換えです。駅からタクシー、ホテルで荷物を受け取り、またタクシー。2号線から9号線に乗り換えて、途中で快速に乗り換えて金浦空港につきます。これから空港鉄道に乗り換えて仁川空港に向かうわけです。



で、私完全に時間を読み間違っちゃいました。ホテルに荷物を取りに行って空港へ向かっても十分時間に間に合うと思っていたのですが、どうもそうも言っていられない気がしてきました。





2号線の駅とホテルをタクシーで往復して9号線に乗り換え、途中で快速にのって金浦空港駅で降ります。そこで空港鉄道に乗り換えます。で、金浦空港の時点で時計はすでに5時20分ごろになってしまいました。そうこうしているうちに私はいやな予感がしました。そうとうやばい事態になりそうです。



飛行機のチェックインの時間がせまっています。出発は6時50分です。

以前の私は、かなり早いチェックイン(2時間前)を心がけていたのですが、最近はやや横着になりました。しかし、1時間30分より時間がせまったことはありません。これは冗談でなくかなりやばいんじゃねーの!!!

実は私国内線では飛行機に乗りそこなったことがあります。羽田発の便でしたが、地下鉄と京急の接続が悪く、ぎりぎりでのれませんでした。しかしそれは札幌線でしたから便はいくらでもあるし、行きだからまだ事態はいいわけです(ついでながら、前記事に書いた「あの、お客様! 大丈夫でいらっしゃいますか!!」の話は、このときのことです)。今回は、国際線でしかも帰りでおまけに最終便ですから、事態は最悪です。正直私は、ソウルに延泊することを覚悟しました。

空港鉄道から走って出発ロビーへ急ぎます。もう6時です。

私にとって有利なのは、預ける荷物がないことです。あったら、アウトか機内持ち込みです。

チェックインカウンターについて、自動チェックインでいちおうしてみますが、時間が超過しているので係員に話をしろとの指示がでます。近くのアシアナの職員に英語で「遅くなりすぎた!」とわめき散します。そうしたら、その職員は見習い(あるいは実習生)の人にこの人(私)に対応しろと指示しました。彼女も自動チェックインでパスポートを読み込ませますが、やはりだめです。彼女は、並んでくれといいました。でも並んでくれってどこに並べばいいのよ。

私がしかたないから通常の列にいたら、彼女はしばらくして15番(だったっけ)にいってくれといいました。ちゃんとカウンターの番号を伝えてくれよ!!!

バリケードをくぐりぬけてそのカウンターに行くと、荷物の多い人たちがいました。私が英語で「やばい!!」と怒鳴ると、隣が空いているとのこと。見ると1人女性がいるだけで、その女性がすぐおわり、私の番になりました。

私「やばい! 遅すぎました!!!」

女性職員は、私に便名を確認すると、なんとか搭乗券を発見してくれました。いやあ、よかった。私の席は、非常口前の席というおまけつき(笑)。この席にすわるのはしばらくぶり。これってチェックインが遅かったことによる得ってことかな。

時計を見ると、6時8分でした。搭乗は6時20分からだそうで、われながらそうとうやばかったと思います。

すぐ荷物検査をして出国審査を受けます。韓国はセキュリティがきびしくだいたい金属探知機に引っかかるのですが、今回は大丈夫でした。なんとか免税屋で職場と自宅への土産も買え、あまったウォンも両替できました。両替するのなら、日本でするより韓国でしたほうがずっとレートはいいわけです。ていうか、日本で両替するのは、米国ドルかユーロ、あるいはポンドなどの欧米の一部通貨以外はレートがよくなく、アジアの通貨はその国でかえるほうがずっといいわけです。

飛行機に乗ります。非常口の席なので、世に言う「お見合い席」です。

韓国人の客室乗務員に英語で「韓国入国時に指紋押捺があった。これは非常によくない」とくだらん話を吹っかけました。彼女は「なぜ?」という反応でしたので、私は「個人情報は非常に重要だ」とかつまらんことを話しました。私の話につきあってくれた客室乗務員のあなた、ありがとう。

私「あなたも米国や日本の入国時、指紋をスキャンするんでしょ?」
客室乗務員「ええ、そうです」

客室乗務員だから、年がら年中していることになりますよね。



機内食です。



私の話につきあってくれた客室乗務員の方です。

彼女に「Photo OK?」といってデジカメを出すと、顔を隠されてしまいました。ごめんね、その前に写真撮っちゃって。最後は笑顔でカムサハムニダといってお別れです。

8時54分ごろにはなんとか機内を出て、9時15分のJR快速電車に間に合いました。税関でもほとんどなにもチェックはありませんでした。

いやー、最初から最後まで大変な旅行でした。またソウルへいきたいと思います。

(完)

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2 コメント

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大変でしたね。 (マンモウ木祖村)
2012-09-16 05:25:45
安重根記念館は僕も行ったことがありません。南山の上なので躊躇していたかもしれません。
ヤフコメなどでは「テロリストを国家の英雄にしている国」と馬鹿にしていますが、あの岡本公三はアラブの英雄ですからね(そのおかげで中東諸国は親日なんだから)。見方を変えると犯罪者にも英雄にもなるということですね。
僕は3月に行くとき、寝坊してしまってフライト2時間前に起きました。あわてて電話連絡してスカイライナーに飛び乗って出発の20分前になんとか到着して乗ることが出来ましたが、いやああの時は冷や汗かきました。原因は前日飲みすぎたことなんですが、目覚ましもかけずに寝入ってしまったためで、大いに反省しました。
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>マンモウ木祖村さん (Bill McCreary)
2012-09-16 18:21:49
ここは面白いですよ。次に行かれる時はぜひどうぞ。

>見方を変えると犯罪者にも英雄にもなるということですね。

日本だって明治維新の時はまさにそうだし、敗戦時の治安維持法の投獄者もそうでしょう。近年だって、金大中やネルソン・マンデラはまさにそうでは?

>出発の20分前になんとか到着

それはきけんでしたね。私もチェックイン完了が搭乗12分前ですからひどいものです。
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