ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

ねずみ男に大変親近感を持つ

2017-11-09 00:00:00 | Weblog

先日、Wikipediaで『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくる妖怪の「ねずみ男」という項目を閲覧していましたところ、次のような記載がありました。

>性格

金と女性のことしか頭に無く、目的達成のためには手段を択ばない。アニメ第三作第一話でねずみ男自身が言い放ったように、自身を守るために強い者に絶対服従するのが当たり前という考え方を持っており、たとえ鬼太郎の味方に付いていても、悪玉妖怪の口車に乗せられたり金が絡んだり、鬼太郎よりその敵の方が強いと判断するといとも簡単に鬼太郎を裏切る。また、怪奇趣味が高じて封印された妖怪を蘇らせたり、鬼太郎の腕を切り落として奈落の底へ突き落としたり、死神と共謀して鬼太郎を毒殺しようとするなど、厄介な問題ばかり起こすトラブルメーカー。懲りるということが無く、何度失敗しても悪事を働く上、反省することも無く、鬼太郎や猫娘に懲らしめられることが多い。更に頭が悪く、学習能力も無く、同じような悪事を何度でも行う。しかし、鬼太郎は常に軽い折檻で許してしまう(最も過激な罰は原作『煙羅煙羅』での「ハリツケ火あぶり」だが、これは執行時に十年溜め込んだ屁が大爆発する騒ぎで有耶無耶になった。実行された中では「猫娘に腕の肉を半分食い千切られる(『妖怪危機一髪』。ただし猫娘の独断)」、「海上に置き去り(アニメ第3作劇場版第1弾、第5作63話)」などがある)。また、鬼太郎が有利になるとすぐに掌を返して鬼太郎側に戻ってしまう。また、恩を感じることが無く、鬼太郎たちに助けられても感謝一つせず、アニメ第四作第114話でねずみ男に殺されそうになった挙句、亡き妻との再会を果たせなかったものの、この程度で済んでよかったという目玉おやじに対し、「そうそう、その通り」と、まるでねずみ男が目玉おやじを助けたかのように、いわゆる「上から目線」でバカにしたりもする。

・・・あれ・・・これ身近にこういう人間いるなあ・・・と思ったら、分かりました。私そのものじゃないですか(笑)。

>金と女性のことしか頭に無く、目的達成のためには手段を択ばない。

なんてまさに私のことだし、

>いわゆる「上から目線」でバカにしたりもする。

というのも学生時代からの私の悪癖です。私からいじめられた人間(特に女性)数多し。まあ私は安倍晋三が大っ嫌いなので、

>自身を守るために強い者に絶対服従するのが当たり前という考え方

というのは違いますが。

ただ原作者の水木しげる自身は、

>鬼太郎は馬鹿でしょう。正義の味方だから、スーパーマンみたいなもんだから。(中略)…金とか幸せについて考えないのです。だからねずみ男を出さないと物語が安定しないのです

と書いているとのこと。たぶんですが、やはりねずみ男みたいなキャラクターがないとこういうマンガもストーリーが成立しないわけです。鬼太郎もスーパーマンも完全無欠ですから、ねずみ男やレックス・ルーサーみたいな手合いを必要とします。

そういえば昔のドラマですが、なぜかCSなどでもめったに放送されないDVD化もされない(VHSビデオでは数本発売)「ロックフォードの事件メモ」にも、主人公(ジェームズ・ガーナー)の刑務所仲間であるエンジェル(スチュアート・マーゴリン)なる人物が登場します。こいつが最低の詐欺師で、周囲に実にひどい迷惑をかけまくるわけですが、しかしこういう人物がいてこそドラマも面白くなります。

で、私も、たとえば浅田真央が大っ嫌いとかそういう個性的なものの見方(なにしろ、浅田真央が嫌いな日本人というのはいないそうですから)をするのが、このブログにも多少なりともアクセスがある理由かなと考えます。そうとなると、私のような非人格者もそれなりの存在意義はあるのかなと(勝手に)考えます。

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3 コメント

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Unknown (bogus-simotukare)
2017-11-09 23:57:01
ウィキペ「ねずみ男」
・アニメ第1作第10話で西洋妖怪軍団に捕らわれ、鬼太郎を裏切るように脅迫されながら、ハッキリと拒否する(ただしバックベアードの催眠術により無理矢理裏切らされる)など、鬼太郎との友情に厚い描写があった
・アニメ第2作の15話「牛鬼」で牛鬼によって火山に鬼太郎が落とされた時に、「こんなことになるんならもっと鬼太郎に親切にしてやればよかった」と涙ぐみながら後悔し、「鬼太郎は村のみんなの為に死んだんだ」と語る目玉おやじに「バカ言え!みんなの幸せなんかどうだっていいんだ!俺は鬼太郎が生きててくれた方がいいんだ!」と真顔で言っていた。鬼太郎もねずみ男の言動に辟易しているものの、黄泉の国の霊石を盗んだ罪で無間地獄に落とされそうになった際「どうしようもない最低の奴だが、地獄に落ちるほどの悪党ではない」と評しており、一定の信頼を置いている様子が伺える(アニメ第5作第27話「地獄の掟!走れねずみ男」)。
・鬼太郎親子と出会う以前、半妖怪であるという理由で人間と妖怪の両方から蔑まれた経験を持っている。アニメ第4作第26話では「金にすがるしか俺は生きていけねえんだよ。他に方法を知らねえんだ! けどよ、俺はこれでも必死に生きているんだ!」と、悔しさすら滲ませて語っていた。
・何十年も前に一文無しになった際、鬼太郎親子がお茶漬けを食べさせてくれたことを「金持ちがおごるステーキより、あのときのお茶漬けの方が何倍も価値がある」とし、この時ばかりは恩を感じている。
■アニメにおけるねずみ男の変遷
・3作目
 劇場版の第4作では、鬼太郎に次ぐ準主人公的な活躍を見せた。妖怪に襲われた電車の中で出会った少女カロリーヌを保護したねずみ男(富山敬)は、助けた自分を慕ってくれる彼女と心を通わせる。以降は、彼女を救う為に、自らの危険を顧みずに行動するが、彼女は妖怪皇帝(正体はぬらりひょん)の部下である妖怪総理大臣ぐわごぜの娘であったという事実を知り、衝撃を受ける。だが、カロリーヌが知らなかったとはいえ鬼太郎を追い込んでしまった罪の意識に捕らわれていた事から、ねずみ男は彼女を優しく許す。その後、彼女と共に鬼太郎を救う為、朧車の涙を手に入れるが、カロリーヌは朧車に轢かれ致命傷を負い、「また妖怪に生まれ変わったら、ねずみ男さんのお嫁にして」という言葉を最後に、息を引き取った。この事に涙の絶叫をしたねずみ男は、妖怪皇帝への怒りを燃やした。事件解決後、ねずみ男はカロリーヌと妖怪皇帝に殺されたぐわごぜの墓を造り、親子の冥福を祈るのだった。
・5作目
 第47話ではねずみ男(高木渉)は鬼太郎が濡れ衣を着せられた妖怪大裁判で、百々爺から渡された賄賂を証拠物品として提出、形勢を一気に逆転させる(協力を依頼しに来たネコ娘には鬼太郎に対し突き放した態度をとっていたが、実はひそかに鬼太郎弁護のために奔走していた)など良き友人としての側面が強調されている。また第38話において見越し入道の子どもを拾い面倒を見、親が引き取り別れた際に純真な涙を見せ、鬼太郎は「それがあるからあいつはずっと僕たちの仲間でいられるんですよ」と語った。
(引用終わり)
ということで原作はともかくアニメにおいてはねずみ男の善人エピソードもそれなりにあるようですね。
返信する
Unknown (bogus-simotukare)
2017-11-10 00:08:29
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/111000024/
鈴置高史
 知り合いの1人は「韓国って『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくる『ねずみ男』のような国なのですね」と言った。確かに、米国たる目玉親父や、日本たる鬼太郎の側にいるようで、肝心な時は妖怪側――中国につくのが「ねずみ男」だ。
(引用終わり)
 ねずみ男でググったらヒットした記事ですが、こういうのを正気でいっちゃうてのはもう完全に一線を越えてますね(苦笑)
返信する
>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2017-11-11 13:21:20
マンガとアニメでは、どうしてもアニメのほうが内容は柔らかくなるというか、えげつなくない、どぎつくないということにはなりますね。藤子マンガ、AもFも、アニメは原作より抑えている部分が大きいと思います。

>鈴置高史

これはひどいですね(苦笑)。それにしてもまた

>知り合いの1人

ですか。金大中なんて殺されればよかったという荒木和博の知り合いの大学教授とおなじですね(笑)。まあ自分が言ったということにはできなかったということでしょう。仮に実在したとしたって、ご当人も同じ考えだということです。
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