ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

こういうことで離党、国会議員辞職なら、安倍晋三はどうなんだということになる

2021-02-03 00:00:00 | 社会時評

読者の皆様ご存じの件の記事を。

>公明・遠山氏が議員辞職 自民・松本氏ら3氏離党―緊急事態下クラブ訪問で引責
2021年02月01日20時58分

 新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言下の深夜に東京・銀座のクラブを訪れていた公明党の遠山清彦前幹事長代理(51)が1日、衆院議員を辞職した。自民党の田野瀬太道文部科学副大臣(46)と大塚高司国対副委員長(56)が松本純元国家公安委員長(70)のクラブ滞在に同席していたことも判明。離党勧告を受け、3氏は離党した。

 緊急事態宣言で国民に外出を控えるよう求める中、政府・与党に自粛破りが相次いで発覚し、国民の反発が強まるのは必至。菅義偉首相の政権運営に大きな打撃となりそうだ。
 遠山氏は比例代表九州ブロック選出。1日、議員辞職願を大島理森議長に提出し、本会議で許可された。近く繰り上げ当選者が決まる見通し。
 遠山氏をめぐっては1月29日に資金管理団体によるキャバクラへの支出も明らかになり、幹事長代理を辞任していた。遠山氏は1日、「国民の政治への信頼を深く傷つけてしまった」と記者団に陳謝。出馬予定だった神奈川6区を含め「次の選挙に立候補する意思は持っていない」と述べた。
 首相は田野瀬氏を首相官邸に呼び、副大臣更迭を伝達。後任に丹羽秀樹衆院議員を起用した。大塚氏は役職を辞任。自民党は松本氏らに離党を勧告、3氏は離党届を提出し受理された。
 松本氏は衆院神奈川1区、田野瀬氏は衆院奈良3区、大塚氏は衆院大阪8区選出。松本氏は通常国会召集日の1月18日、都内のイタリア料理店を訪れた後、銀座のクラブ2軒をはしごし、午後11時すぎまで滞在。田野瀬、大塚両氏は1軒目と3軒目で同席していた。
 松本氏はこれまで「(店に行ったのは)一人だった」と繰り返しており、虚偽の説明をしていたことになる。これについて松本氏は1日、記者団に「実は後輩2人と訪問していた。前途ある彼らをかばいたい思いだった」と釈明した。
 議員辞職に関しては、3氏とも後援会と相談したいなどとして明言を避けた。

もう1つ関連記事を。

>自民離党の大塚議員「赤坂のクラブ」で厳重注意受けたことも…地元「今回は到底かばえない」
2021/02/02 07:31
 緊急事態宣言のさなかに東京・銀座のクラブに深夜まで滞在していた自民党の3衆院議員が1日、離党した。国民に我慢を強いる中での身勝手な振る舞いに、議員の地元では怒りや嘆きが広がった。

 3氏は党本部でそろって記者団の取材に応じた。大塚高司衆院議員(大阪8区)は「(コロナによる)自粛をお願いしておきながら、本当に申し訳ない」と陳謝。田野瀬太道衆院議員(奈良3区)は「もう一度信頼回復に向けて頑張りたい」と声を振り絞った。

 大塚氏は当選4回。国土交通副大臣などを務め、2019年10月に党大阪府連会長に就任した。昨年11月の「大阪都構想」の住民投票では、府連として反対運動を展開し、否決に追い込んだ。府連関係者は「住民投票の結果を次の衆院選につなげようという中、大きな痛手だ」と嘆いた。

 国交副大臣だった19年6月には、山形県沖を震源とする震度6強の地震が起きたにもかかわらず、東京・赤坂のクラブにとどまり、厳重注意を受けた。ある府連幹部は「危機管理が甘すぎる。今回の事態は到底かばえない」と切り捨てた。

 大塚氏は1日、府連会長を辞任。国会内では、府連所属の議員が急きょ集まり、後任の人事を話し合うなど対応に追われた。

 田野瀬氏は、党総務会長を務めた父親・良太郎氏の地盤を引き継ぎ、12年の衆院選に初当選し、3期目。党奈良県連の荻田義雄幹事長は「新型コロナに緊張感を持って対応すべき時期に情けない」と憤った。

>ある府連幹部は「危機管理が甘すぎる。今回の事態は到底かばえない」と切り捨てた。

>党奈良県連の荻田義雄幹事長は「新型コロナに緊張感を持って対応すべき時期に情けない」と憤った。

私も別にこの人たちをかばう気もありませんが(かばう義理もないし)、この人たちが「離党勧告」されて、あるいは議員辞職をしたのなら、じゃ安倍晋三はどうなんだよという気はしますね。当然自民党を離党すべきだし、議員辞職をするべきでしょう。桜関係で首相の立場にもかかわらず国会でデタラメ、嘘をほざいて、それで最終的には、公設秘書が略式起訴にいたったわけですから。しかも安倍は、そんなことをやたらしているわけで、これだけの話ではない。先日廃園が決まった森友しかり、家計しかり。

しかも安倍は、次の選挙も立候補するらしいしね(実際にどうなるかはわかりませんが)。どんだけデタラメでクズでふざけているのか。安倍だけじゃなくて、自民党もです。私が長きにわたってわめいていることですが、いったいぜんたい右翼も産経新聞や読売新聞ほかのマスコミも自民党も、どれだけ安倍晋三に甘いのか。いうまでもなく、右翼と産経新聞と自民党の中で、この件で一番悪いのが自民党です。自民党が安倍晋三にあまりに甘すぎるから、こういった笑止千万な事態が発生するわけです。まーったく安倍の桜の件なんて、つまりは公金で公然としかも合法的に選挙運動しているわけで、こんなの1人を殺せば殺人者だがたくさんの人間を殺せば英雄だとか、巨大な犯罪ほど「合法的」であるのたぐいじゃないですか。お話にもならないとはこのことです。

それでまた安倍は、私が何回も指摘しているように、先日奥さんが有罪判決となった河井夫婦の選挙違反事件のような想像を絶する愚劣なことをするしね。つまりは現職(溝手顕正氏)を落選させるために、刺客として河井案里を無理やり出馬させたわけです。安倍の周囲には、「そういう無理筋なことはしないほうがいい」「溝手陣営が報復しかねない」とか安倍に進言する人はいなかったのか。いたのかもですが、安倍は広島県連の反対ほかを押し切り、無理やりの河井案里擁立に動いたし、そして双方嫌いあっている溝手氏を落選させたはいいが、やっぱりそこら中からたれ込みがあり(たぶん溝手氏陣営からも相当あったはず)、夫婦そろってめでたく逮捕で自民党離党という始末です。馬鹿にもほどがありますが、こういったことを見て見ぬふり、なかったこと、安倍を免責してきたのが、右翼であり産経新聞であり自民党のわけです。そしてどんだけ右翼や産経新聞ほかが安倍を応援・擁護したところで自民党が安倍に厳しい態度をとっていれば問題はないわけで、まったくお話にもならない。ほんと、何をいまさらながら無様で無残な光景です。

コメント (2)
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