ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

世の中って残酷だなと思ったりする

2012-04-30 00:00:00 | スポーツ
柔道の全日本選手権があり、一番重いクラスの選手でなく90キロ級の加藤博剛が優勝しました。



正直、関係者のだれも、彼が優勝するなんて想像のかけらもしなかったわけで、世の中「まさか」ということはあるものです。



とくに鈴木桂治は肩を脱臼したとのことで(私はテレビを見ていて、あ、脱臼したなとわかりました。私みたいな素人がわかるんですから、あれは審判権限で試合をストップさせるべきだったんじゃありませんかね)、なかなか全日本体重別選手権も出場は難しいんじゃないんですか。死んだ気になって出場するのかもしれませんが、でも現実問題として勝つのは難しいでしょうね。



今回は、3人の選手が100キロ超級の候補として名乗りを上げていたわけですが、準決勝までに全員討ち死に(笑)。誰かが代表に選ばれますが、金メダルは難しいでしょうね。メダルもどうかというところでしょう。

今回は、フランスにテディ・リネールという怪物がいます。



彼はまさに世界最強の柔道家です。オリンピックでもぶっちぎりの本命ですが、日本の選手がどう食らいついていくか見ものです。今回討ち死にした上川大樹は、2010年の世界選手権の無差別級で彼に勝っていますが、たぶん今は勝てないと思います。

さて、加藤は90キロ級でもオリンピック代表の資格がないので出られません。日刊スポーツの記事より。

>加藤初Vもロンドン資格なし/柔道
日刊スポーツ 4月29日(日)21時8分配信

<柔道:全日本選手権>◇29日◇東京・日本武道館
 5度目の出場となった加藤博剛(ひろたか、26=千葉県警)が初優勝を飾った。本来は90キロ級でこの日も体重93キロだったが、体格で上回る相手に一本勝ちを重ね、決勝でも100キロ超級の石井竜太(24=日本中央競馬会)を1分29秒、隅落としで下した。無印男は「夢なのかなんなのか。自分がどこにいるか分からなくなってしまった」と半ばぼうぜんとしながら、栄冠に浸った。
 重量級以外の選手の優勝は、1972年(昭47)の関根忍以来40年ぶり。「あまり意識はしていませんでした。何が何でも勝つという気持ちで」と無心で目の前の試合に集中していたという。ロンドン五輪出場の資格はないが、「世界を目指していきたい。ステップアップしたい」と飛躍を期していた。


これは残念ですね。ロンドンで彼の雄姿を見たかったんですが。

要は、世界の柔道にランキング制が導入され、ぽっと出の選手が勝負するというわけに行かなくなったということですが、これも残酷な気もします。彼も26歳ですから、次のリオデジャネイロにぎりぎり間に合うかどうかといったところでしょう。ぜひ頑張っていただきたいと思います。

ついでながら、加藤という人は石垣島の出身だそうですね。そういえば確かに沖縄系の(縄文系の)顔をしている、って気がするんですが、ただ彼の親御さんが沖縄出身なのかはわかりません。たぶんそうなのでしょうが。

私は多少柔道はかじったので、すこしは柔道のことはわかります。オリンピックでも、柔道はいろいろ楽しみです。
コメント
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