ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

公務員とは、国民に命令する立場に立つんだそうだ

2012-04-06 00:00:00 | 社会時評
すいません、まるっきりinti-solさんの記事の焼き直しなのですが・・・

産経新聞の記事より。

>橋下市長、新人に厳重注意「君が代を歌うときは気を付けの姿勢で」
産経新聞 4月2日(月)13時20分配信

実質的な新年度のスタートとなった2日、多くの官公庁や企業で入庁式や入社式が行われ、フレッシュな新社会人が新しいスタートに身を引き締めた。

 大阪市北区の市中央公会堂では同市の新規採用者発令式が行われた。同市では3月に市立学校の教職員などを対象とした国歌起立斉唱条例が成立したが、式では約140人の新人全員が起立し、混乱はなかった。

 橋下徹市長は「公務員たる者、ルールを守ることを示さないと。皆さんは国民に対して命令する立場に立つ。学生のように甘い人生を送ることはできない」と訓示。退出間際には「君が代を歌うときは、手は横に、気を付け(の姿勢)で」とくぎを刺した。

 新人代表の小笠美佳さん(28)は「市民から注目される分、向けられる目も厳しいと思うが、仕事を早く覚えて市民に貢献したい」。池田真人さん(31)は「自分が仕事をしっかりやることは、改革を目指す市長の仕事にもつながるということを忘れないようにしたい」と話した。


いろいろ興味深い内容が満載の記事ですが、とくにこちら

>皆さんは国民に対して命令する立場に立つ。

え、私たちは、公務員から命令される立場にあるの?

公務員が国民に「命令」するなんて、いったいどういう時代錯誤なんでしょうか。もちろん公務員は立場上租税徴収や行政指導などを行いますし、はたまた司法警察員や検察官その他は国民に法令順守を求め、処罰する権限をも持ちますが、それについても「命令」という「強圧的ニュアンス」の言葉を使うべきでないし、そもそも今の時代、「命令」なんてよほどのことがない限りこのような場(新規採用者発令式)に使われるべき言葉じゃないでしょう。

ただこのような場で「命令」なんて言葉を使う橋下という人間の感覚は良くわかります。つまりそういう人なわけです。

私がinti-solさんの記事でしたコメントです。

>>皆さんは国民に対して命令する立場に立つ。

いまどきどんな馬鹿な警官や検察官だってそんなことは公言はしないと思うんだけど、政令指定都市とはいえ基礎自治体である市の首長がそんなこと言ってどうするんですかね。ますます北朝鮮だ、中国だ、じゃないですか(笑)。いや、北朝鮮はどうだか知らんけど、中国の市の共産党書記は、そんな訓示をするのかな。しているにしてもしていないにしても、どっちにしても橋下はどうしようもないやつです。

よかった、おれ大阪市役所の職員じゃなくて。(2012.04.02 20:32:09)


ちなみにinti-solさんは、私へのコメント返しで

>>中国の市の共産党書記は、そんな訓示をするのかな。

想像でしかありませんが、いくら中国でもさすがにそんなことは公言しないだろうと思います。


とお書きになっています。中国の実情はいざ知らずですが、日本で自治体首長が「皆さんは国民に対して命令する立場に立つ。」と公言するのはともかく相当なものです。4月2日は、日本中の役所で大臣、首長その他が訓示をしたと思いますが、たとえば警察関係でも検察関係でも、そんな訓示をした人がいるんですかね? さすがにほかにいたとしても、たくさんはいないと思いますが。

ふだん「公務員バッシング」をしている人たちは、この橋下発言には激怒しそうなものですが・・・しないだろうな、きっと。

貴重な情報を提供してくださったinti-solさんに感謝を申し上げます。また、今日は4月3日ですが、4月6日の記事として発表します。ご了承ください。
コメント (22)
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