アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

妖怪

2010年04月25日 | 読書日記 その8
「江戸の妖怪事件簿」  田中聡著  集英社新書

妖怪、化け物が活躍していた時代は、どこかで畏怖の念を持っていたのかもしれない。
そのようなものを持っている方が、ちょうど良いのかもしれない。

夜、爪を切ると親の死に目に会えないというのは、夜は暗く危ないから切るなという戒めであり、雷が鳴ったらへそを隠せというのは、安全な場所へ身を隠せという戒めである。
昔の人は、逸話を用意して生活の中に取り入れた。

妖怪、化け物もそんな逸話の出演者であり、今よりも想像力が長けていたのかもしれないが、今も昔も人間が一番怖い存在であるのは、間違いないようだ。


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