アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

理想の上司

2010年04月09日 | 雑想
「鬼平犯科帳」を読んでいると、理想の上司をあげよと問われたら長谷川平蔵の名を持ち出すであろうか。

そもそも「理想の上司」という意味合いはどういったことなのだろう。
こんな上司がいたらいいと考えるのか、それとも自分であればこんな上司になりたいと考えているのか、一歩間違えれば人権無視とも思える質問形式だなとも思える。

僕としては、他者を理想化するのは百害あって一理なしであり、願わくば「私がなりたい理想の上司像」というのが「理想の上司」であって欲しいと思う。

「鬼平犯科帳」が出たついでに、「御宿かわせみ」という時代小説も好きな本の一つです。
その中の、「るい」という女将が素敵な女性として描かれています。

長谷川平蔵やるいは、封建社会が生んだヒーロー、ヒロインであって、現代に置き換えるということは不可能に近いことなのだろう。
であるので、るいを女性の理想化として語るのは間違っているのではないかと思うのです。

もし理想というものがあるのならば、それは自分自身の中の秘めたる思いであって、それを自分で育ませていけばいいと今の僕は思っているのであります。

コメント
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