『昭和ニッポン 一億二千万人映像第2巻』 講談社DVD BOOK
図書館で借りてきました。
この巻は、昭和20~23までが綴られています。
終戦、闇市、東京裁判、八高線列車事故、帝銀事件、福井大地震、自然災害など・・
映像を見ると、終戦直後は日本人は貧しかったのだなあという印象をもちます。
列車事故で並べられた死体、大地震で亡くなられた人を焼いている映像。
戦争や事故や天災・・いつの時代でも、このようなことは起こっているのですね。
ただ、現代と違うのは、裕福さと便利さを僕たちが持ち得たことでしょうか。
昭和という時代を学校で教わることもなく、なにげにこの時代をわかったような顔をして平成を生きている。
時代は繰り返すというように、この4年間をみても現代と同じようなことが起こっている。
アイデンティティ・・日本人は、戦後60年という時代の中で、自分自身を発見したのだろうか。
いや、むしろ忘れ去ったといってもいいのかもしれない。
鉄筋の量を減らしたり、消費者金融が利用者に生命保険をかけたり・・なんだよ、この時代はよ!
たった1万6千円(当時)のために、16人を殺した帝銀事件となんら変わりねえじゃねえかよ!
帝銀事件・・昭和23年、帝国銀行椎名町支店で、厚生省の役人を名乗る男が行員とその家族ら16人に毒物を飲ませ、現金と小切手を強奪。(本文より)