坂道は、ヘトヘトでした。
「考える脚（北極冒険家が考える、リスクと金と歩くこと）」（荻田泰永著）を読む
・人々は冒険家に対して、危険があったときには「勇気を持って退いてください」と言うといいます。著者は「退く勇気」は我々のような人たちは言ってはいけないと説きます。引くときに必要なのは、客観的な妥協であって、妥協できない時には、死んでいく世界と語ります。
・腕の悪いシェフとは仕事をしても上手くいかず、面白くもないと言います。だから、プレゼンテーションは行わないそうです。プレゼンに乗って協力してくれても、それは相手が自分の調理方法を持っていないから、うまくいくはずがないというのが理由だそうです。
・スポンサー集めに大変さを感じたことがないそうです。努力と根性いう言葉は嫌いで、なんの生産性のない冒険の世界でその価値を認めてくれるのは、「何かに憧れ、心躍り、主体性と好奇心」を持ち合わせてくれる人たちなので、そのような社会での繋がりの中、新しい未知の世界を見出していくことに価値を持って望んでいるそうです。
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日本では冒険、探検、登山家という人たちは、認知、高い評価を得られていないような気がします。だから、新しい発見や成長も蔑ろにされてしまう。
ちょっとポケットが足りないので、簡易ポケットを作りました。
よく使うアクションカメラを入れておこうかなと思います。
このベストは背中に荷物を入れることができるので、日帰りの時にはザックを背負う事はありません。
よく見ると随分と色褪せてきました。気が向いたら染めて（青）みようと思います。
「火の賜物（ヒトは料理で進化した）」（リチャード・ランガム著）を読む
・生食主義者は、火を使って調理したものを食べる習慣がある人よりも生殖能力は劣り、繁栄しにくかった。
・動物にしろ人間にしろ、加熱した料理を食べることは植物エネルギーが増えるということだが、権威ある科学資料は真っ向からこの考えを否定する。
・火を使い始めたことは料理史上最大の進歩だったが、その後料理方が次々と発見され継続性が生まれたことにより、多くのエネルギーを取り入れることができるようになったことで脳の成長に回すことが出来た。
・脳が大きくなると、退屈な人間の体に輝かしい精神を宿らせた。
・料理は女性の自由時間を増やし、子育てを助けたが、それによって男性優位の社会を永続させてしまった。
・巨大工場で作られる人気製品は微量栄養素に欠け、脂肪や砂糖の摂取を増大させ、味も画一的になる。結果は過剰摂取になりエネルギー摂取量を増やした。それによって健康問題を生じさせるほどの肥満になる。
・個人差もあるが、痩せた人は肥満の人よりもエネルギーを使う傾向にある。同じ摂取カロリーを取っても肥満の人の方が体重を増やしてしまう。
