「アーバン・アウトドア・ライフ」(芦澤一洋著)を読む
30年以上前に出版された本ですが、最近になって再販されました。
色々と参考にできる話が出てきますが、登山家の川村晴一さんとのやりとりで、日頃どんなトレーニングをしているのかを訊ねたところ「なんにもしていないんですよ」という答えに、たしか世界で29人目で日本人初の8000メートル峰全14座の登頂者 竹内洋岳さんも同じようなことを言っていたことを思い出しました。
エベレスト級の山になると、そこにいるだけでトレーニングになるということですが、それだけ日数、高度順化にも時間がかかり日頃時間をとってトレーニングをしなくてもよいのかもしれません。
ソローの言葉も添えてあります。
「人間はなしですませるものが多いほど、それに比例して豊かなのだ」「現状を打破する道はただ一つ・・経済をきりつめ、生活はきびしく、スパルタ人よりもさらに単純に生きて、志を高く持つことだ」
著者も書かれていますが、ソローの言葉はいつも的確だ。
絶版されていたので、図書館で借りて読んだ事があります。もう10年以上前のことです。
京王プラザホテルの喫茶が良く書かれていました。実際に行ってみたら思いのほか騒がしかったことを覚えています。
著者の本は、もしかしたら初めて読んだのかもしれませんが、色んな角度から自然への接し方が書かれていて、その付き合い方やライフスタイルなど示唆に富んだ読み物でした。
他にも多くの出版物があるようなので、そちらも少しずつ読んでいこうと思います。
今後もよろしくお願いいたします。