「四捨五入殺人事件」(井上ひさし著)を読んでいたら、この時代(おそらく昭和30年代)は、日本は工業国でいくという内容のことが書かれてありました。(そういう世相が流行っていたそうです)
その後、水俣病が発覚し、経産省の役人は「日本は工業国で行くと決めたんだから、魚は海外から買えばいい」といった内容の言葉を残しています。
維新後、日本は工業で発達していきましたが、渋沢栄一らに対して、文士たちは抗議を表しました。
そして、この国の首相は国立公園にリゾートホテルを建てると言い出しました。能登復興すら遅れ気味なのに、何を言っているのだろうか。(当然、自然保護団体は抗議しています)
今も昔も、国民の命よりも利権が優先する。
一万円札の顔は、渋沢栄一になりました。(渋沢栄一を批判しているわけではなく、物事には光と影があるということも理解しないといけない)