アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

暴走

2024年08月13日 | 雑想

「四捨五入殺人事件」(井上ひさし著)を読んでいたら、この時代(おそらく昭和30年代)は、日本は工業国でいくという内容のことが書かれてありました。(そういう世相が流行っていたそうです)

その後、水俣病が発覚し、経産省の役人は「日本は工業国で行くと決めたんだから、魚は海外から買えばいい」といった内容の言葉を残しています。

維新後、日本は工業で発達していきましたが、渋沢栄一らに対して、文士たちは抗議を表しました。

そして、この国の首相は国立公園にリゾートホテルを建てると言い出しました。能登復興すら遅れ気味なのに、何を言っているのだろうか。(当然、自然保護団体は抗議しています)

今も昔も、国民の命よりも利権が優先する。

一万円札の顔は、渋沢栄一になりました。(渋沢栄一を批判しているわけではなく、物事には光と影があるということも理解しないといけない)

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人生に高揚感などいらない!?

2023年10月10日 | 雑想

「日本の弓術」(オイゲン・ヘルゲル著)をサラッと読み返してみました。

古町谷操三氏の文章の中に「的前の射をやる時には、先生は的に当てようとしてはいけない。また当てようとして放してもいけない、と必ず注意をした」というのがあります。

オイゲン・ヘルゲン氏の文章の中にも同じようなことが書かれてありますが、要するに瞑想をしているような感覚で矢を射りなさいということらしい。

何も思考しないで射ることがどれだけ難しいことなのかは、本書に詳しく書かれています。

逆に振り子の原理で、思考するときには精一杯思考するということなのかもしれません。

私たちの幸福は高揚感を求めがちですが、幸福とはそんなところにあるのかもしれません。

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松浦武四郎

2022年02月25日 | 雑想

アイヌのことを調べていると、必ずと言っていいほど、松浦武四郎(1818-1888)のことが出てきます。

蝦夷の地を28歳で渡り、14年間6回、樺太、国後、エトロフまで足を運んでいます。

これもナショジオ誌からの引用になります。

松前藩、幕府からアイヌは搾取され続けられました。アイヌの現状を様々な手段で訴えたが、無視されました。

「いつの世にも利権は論理よりも強い。松前藩の刺客に狙われたこともある。」(池澤夏樹氏)

 

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捨てられる食べ物

2022年02月22日 | 雑想

これもナショジオ誌(2014年11月号)からの引用となります。

先進国では、年間6億7000万トンの食品が捨てられています。消費者も共犯で、買い過ぎ、賞味期限は美味しく食べることの期間であって、安全性とは必ずしも関係がないそうです。

食べ物を捨てるということは、燃料、農薬、水、土地、労力も大量に無駄にしています。

日本の場合は、事業系、家庭系で年間500~800万トンの食品ロスあります。その原因として、小売店では欠品ペナルティもあり(消費者の要望が高すぎ)、食品の製造日が消費期限の3分の1過ぎると出荷できない(他国は2分の1)、外食でのドギーバッグ(持ち帰り)の禁止、野菜の皮の過剰なまでの除去などがあげられるそうです。

こうしたことは、もっと告知して徹底した方がよさそうです。

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肉を食べるジレンマ

2022年02月21日 | 雑想

ナショジオ誌からの引用となります。

米国では一人当たりの肉の年間消費量は、1976年41.5キロ 2013年24.5キロまで減って、その代わり鶏肉の消費量は2倍になったそうです。(1キロの体重増では、牛は鶏の4倍の飼料を必要とするそうです)

牛肉の消費が減っても、地球温暖化のよくせいには大きな効果があるというのは疑わしいそうです。

「牛は素晴らしい日々をおくります。ただ、最後の一日だけはあわれですが」食肉処理会社の元経営者の言葉。

「肉牛を乗せたトラックを見かけると、そのたびに心の中で感謝します。この国の食を支えてくれてありがとう、とね」獣医の言葉。

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