アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

聖なる川を流れ下るプラスチック

2024年04月29日 | 本と雑誌 その2

「聖なる川を流れ下るプラスチック」(ナショジオ誌 2022年6月号)より

・2040年には、海に流れるプラスチックのゴミの量は3倍近くに増え年間2900万トンになると予測。

・アジアの河川が、オウラスチックの主要な流通経路になっている。

・プラスチックゴミは、年間を通じてガンジス川とその支流に蓄積され、大半のゴミは6月から9月のモンスーンの雨によって流れ込みベンガル湾へと運ばれる。

・路上のゴミのトップ3はフィルム状の食品包装材・タバコの吸殻・1回分の紙タバコの箱。

・包装材のゴミは1年間4奥3800トンのうちの36%、米国の年間プラスチック廃棄量は一人当たり130キロ、インドは20キロ、ただし米国の場合は収集と処理システムが機能している。

・インドでは川がゴミ捨て場になっている。

・プラスチックの石油消費量は6%を占める。

・2021年、全米科学・工学・医学アカデミーは。バージンプラスチックの上限を設定した。

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鳥はなぜ大切なのか

2024年04月27日 | 本と雑誌 その2

「鳥はなぜ大切なのか」(ナショジオ誌 2018年1月号)より

・世界には1万種の鳥がいる。

・鳥は人間の経済活動に奴立つわけではなく、時には果樹園の果実を食い荒らすこともある。

・逆に、「鳥がいなくなるのは残念だが、人間の方が大事」という主張がある。人間もまた他の動物同様に自己の遺伝子を残そうする。こうした人たちにとっては他の生物を守るのは感傷的な雑音でしかない。こうした考え方を論破するのは不可能で、なりふり構わず経済的利益を追求する人々にとっては好都合な見解である。他には、人間は他の生物よりも優れた生き物なのだから、地球の資源を独占しても良いという考え方。

・野鳥はなぜ大切なのか? 人工的な環境で暮らす我々にとっては、鳥は自然に触れる機会を与える最高の存在である。

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優生理論と変わらない考え方をする人々も多いのだろう。

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鳥の不思議な生活

2024年04月27日 | 本と雑誌 その2

「鳥の不思議な生活」(ノア・ストッカー著)を読む

・2008年ドイツの研究グループが飼育下のカササギが鏡に映った自分の姿を認識できると発見した。(今まではヒト・大型類人猿・シャチ・イルカ・ゾウなど)

・熱帯太平洋の島々で営巣するコアホウドリは、腹を空かしたひなにおやつを獲ってくるだけのために、アラスカまでの3000キロ以上を日常的に行き来する。ワタリアホウドリ、走行中に時々脳の半分を遮断して眠る。生涯少なく見積もっても600万キロ以上旅する。(月まで8往復)

・鳥の中で生涯添い遂げる種類は、ガン・ハクチョウ・ツル・オウム・カモメ・ペンギン・アホウドリ。鳥類以外では、ヒト・オオカミ・ビーバー・意外にも好色なプレーリーハタネズミなど。誰かに夢中なときには、大量のドーパミンを放出するが、1~3年で平常値になる。このようなことは多くの動物に見られるので、長続きはしないということになる。特定のパートナーと寄り添うのは、母と子のような愛着を感じることができる関係でいられるか否かが境目になる。ただし、免疫強化(遺伝子が混ざり合う)のため自分とはかけ離れた人をパートナーに選ぶ傾向があるので、なんだか悩ましい。

・標準的な人間の脳では、海馬は成人になると1年で1~2%(アルツハイマー病患者は年に最大で5%)と縮小する。働いていない海馬はより早く縮む。コガラ類の研究では、捕らえた野鳥が5週間で海馬が23%失った。この損失は定期的に課題を与えれば克服できる。

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沢を整備する 26(撮影の失態と美しい苔)

2024年04月27日 | 動画

沢を整備する 26(撮影の失態と美しい苔)

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古代日本の超技術

2024年04月25日 | 本と雑誌 その2

「古代日本の超技術」(志村史夫著)を読む

・瓦博士の小林章男氏は「日本在来木造家屋はかつて屋根からも天井からも屋内の湿気をきれいに吸って、屋根から吐き出していた。そういうことができる昔の瓦は理想的であった」「今の瓦は2割くらい重い、それだけならいいが、空隙がなくて水を吸わないから結露する」と語った。

・鉄は自然界に存在する酸化鉄を人間が無理やり還元したもので、機会があれば本の酸化鉄に戻ろうとする。(錆びる本質)鉄は水と酸素と鉄が化合したものであるが、サビを嫌う立場からは腐食反応生成物と呼ばれる。

・鉄は900度〜450度の間で鍛錬すると、結晶性が小さくなり、酸素の進入も防げ、耐腐性がます。900度以上超えると、いろんな不純物が結晶性周辺部にたまり純鉄はできない。

・赤サビは多孔室で、錆を促進させる水分を取り込みしやすい。赤サビ促進すると、赤サビの形成が侵攻する。

・黒錆は構造が緻密で、空気や水分子の通過を防ぎ、サビの侵攻から守る。(保護膜の働きをする)

「取り返しのつかないことに、日本古来の智慧や技術を伝える職人が、明治以降、とりわけ「戦後」、急激な勢いで消えていっている。職人が消えつつあり、彼ら職人の仕事に敬意が払われなくなったのは、近代工業によって促進された「質より量」「経済効果優先」も価値観と不可分であろう」(195頁)

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縄文文化や鉄・瓦・木文化など、かつて日本には優れたものを持っていたというのがよくわかります。

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