「太ったインディアンの警告」 エリコ・ロウ著 生活人新書
「幕末単身赴任 下級武士の食日記」 青木直己著 生活人新書
アメリカ人には、肥満の人が多いとはよく云われることですが、食べずにはいられない原因というのもあるのでしょう。
特に居住地に住み、何もすることがない人の場合は、それが顕著にあらわれるのであろう。
テレビの前にいる時間が多い人ほど肥満率は高いそうですから、想像力豊かにヘルシーな生活をすることが、肥満脱却の一歩なのかもしれません。
後者の本は、幕末に江戸に単身赴任した武士の食生活が記されています。
それほど仕事をガシガシすることなく、のんびりとした生活です。
質素倹約を心掛け、余った時間は江戸見物、余ったお金で外食と、江戸の生活を愉しむ武士の姿が微笑ましいです。
人間にとって、贅沢な食生活が人を幸福にする訳ではなく、生活を愉しくさせる食生活が、僕らにとっての平等感覚なのではないかと思った次第です。
「幕末単身赴任 下級武士の食日記」 青木直己著 生活人新書
アメリカ人には、肥満の人が多いとはよく云われることですが、食べずにはいられない原因というのもあるのでしょう。
特に居住地に住み、何もすることがない人の場合は、それが顕著にあらわれるのであろう。
テレビの前にいる時間が多い人ほど肥満率は高いそうですから、想像力豊かにヘルシーな生活をすることが、肥満脱却の一歩なのかもしれません。
後者の本は、幕末に江戸に単身赴任した武士の食生活が記されています。
それほど仕事をガシガシすることなく、のんびりとした生活です。
質素倹約を心掛け、余った時間は江戸見物、余ったお金で外食と、江戸の生活を愉しむ武士の姿が微笑ましいです。
人間にとって、贅沢な食生活が人を幸福にする訳ではなく、生活を愉しくさせる食生活が、僕らにとっての平等感覚なのではないかと思った次第です。
「江戸の妖怪事件簿」 田中聡著 集英社新書
妖怪、化け物が活躍していた時代は、どこかで畏怖の念を持っていたのかもしれない。
そのようなものを持っている方が、ちょうど良いのかもしれない。
夜、爪を切ると親の死に目に会えないというのは、夜は暗く危ないから切るなという戒めであり、雷が鳴ったらへそを隠せというのは、安全な場所へ身を隠せという戒めである。
昔の人は、逸話を用意して生活の中に取り入れた。
妖怪、化け物もそんな逸話の出演者であり、今よりも想像力が長けていたのかもしれないが、今も昔も人間が一番怖い存在であるのは、間違いないようだ。
妖怪、化け物が活躍していた時代は、どこかで畏怖の念を持っていたのかもしれない。
そのようなものを持っている方が、ちょうど良いのかもしれない。
夜、爪を切ると親の死に目に会えないというのは、夜は暗く危ないから切るなという戒めであり、雷が鳴ったらへそを隠せというのは、安全な場所へ身を隠せという戒めである。
昔の人は、逸話を用意して生活の中に取り入れた。
妖怪、化け物もそんな逸話の出演者であり、今よりも想像力が長けていたのかもしれないが、今も昔も人間が一番怖い存在であるのは、間違いないようだ。