アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

下北核半島

2024年09月30日 | 日記 3

「下北核半島」(蒲田慧 斎藤光政著)を読む

核燃料サイクル施設が1日に放出する放射能は、原発が1年間に放出する量になるそうです。

漁業権を手放すことを、あの手この手で誘導して核施設を作り、財政的には裕福になるけど、それが人間の幸福とは限らないことを実感している漁民たちもいる。

今年の元日に能登に大地震が起きたけど、珠洲市にも原発の計画があった。その計画は頓挫したけど市民を2分にしてしまったそうです。

能登に大地震が起きることは予想だにしていなかったわけだけど、それは日本にどこでも大地震が起きることを示唆してくれる。

もし珠洲市に原発があったなら、隆起した地盤に原発が耐えられるだろうか?もしかしたらとてつもない大惨事になっていた可能性はあった。幸運としでしかいえない。

現在、停止している原発があるけど、電気を作っていなくても、その施設にお金が支払われているという。そのお金は国民の電気料金に組み込まれている。

核施設には多額の公金が流れ、永続的に管理をしなくてはならない。原発は安上がりなんてのは夢の世界なのだ。

40年稼働で廃炉という話も、20年延長、それでいて停止していた分は、日数に入れないという話。もはやハリボテ感は否めない。

世界の潮流は再エネ、蓄電池へと移行しつつある中で、地震多発地域の日本ほど脱原発を考えなくてはならないのではないか。

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