アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

日本映画

2007年01月31日 | 日記
レンタルショップから日本映画dvdを借りてきて立続けに観ました。

『雪に願うこと』
北海道帯広ばんえい競馬が舞台となっています。
会社に失敗した弟が兄の所へ訪ねる場面から始まります。
アメリカ映画「シービスケット」を思い起こさせます。
人間再生のドラマです。

『好きだ、』
高校時代に言えなかった言葉。
17年後、偶然に再会をして、その思いを今でも持つことが出来ていて言葉にすることが出来るのか?
人はどうして本当の言葉を口にすることができないのだろうか・・
虚構の世界の生きていて、本当の言葉はそれに埋没してしまうかもしれないという怖れなのだろうか。

『かもめ食堂』
フィンランドで食堂を開いたサチエ(小林聡美)さん、ひょんなことで知り合った日本人女性旅行者2人が手伝うことに・・

セリフが気が効いています。
「どうしてこちらの人は、ゆったりと生きているのでしょうね」
「森!森があるから」と日本通のフィンランドの若者
森といっても自然の森でなくてもいいのかもしれません。
たとえば、水族館、博物館、美術館、映画館、コンサートホール等こうしたものも人間が作り出した森ではないのか。

「おにぎりはね、自分で握るよりも他人が握った方がずっとおいしいの」
う~む!

「好きなことがしていていいわねえ」
「嫌いなことをしないだけですから」
こういった選択肢もあったのか!

サチエさんの雰囲気が凄く良いですね~。
今でもフィンランドでカモメ食堂が存在していて、サチエさんの温もりが多くの人を癒しているのだなと思わせてくれます。

どの映画もそれぞれ見所があり、良い所もたくさんあって面白く観させてもらいました。
良い所を探しながら映画を観るというのがいいのかな、と再認識しました。

日本映画は面白いですね。
我が町にもダムなんて本当に必要かどうか分からないようなものを建設するよりも、映画館のひとつやふたつ造ってみせやがれい!コンチキショー!!

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森のなかの海

2007年01月29日 | 本と雑誌 その2
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『森のなかの海 上巻』  宮本輝著 光文社文庫

物語は阪神大震災から始まります。
その時に主婦希美子は夫の不倫を知り身も心も突き落とされます。

知り合いの老婦人のカナ江の遺産を引き継ぐことになり、離婚して奥飛騨の山荘に息子2人と住み、たまたま観たテレビで震災にあった隣人の3姉妹も引き取ることになります。
そして、その姉妹をたよってきた7人の少女たちも引き取ることに・・・

世の中には、理不尽にも奈落の底に突き落とされることがあります。
それは震災であったり病気であったり裏切りであったり、突然やってきたりします。

この本を読んでいましたら、人の品格というものを考えさせられました。
政治や官僚の品格の無さ、チャップリンの言葉を借りるなら、日本には全ての人が爽やかな朝を迎えられるだけの富が充分にあるのに、それを分配しようとしていない。
みんな金の亡者だ。
そんな憤りが作者から聴こえてきます。

まだ上巻しか読んでいませんが、これからどうやって希望、光を作者は見い出していくのだろうか。
下巻へと続く・・・

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みかんの皮を乾かす

2007年01月28日 | ロハス
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長期保存ということで乾かしてみました。
乾燥したみかんの皮でも洗剤が作れるのかは分かりません。

他の利用方法としては、ミキサーにかけて食用として使うことも出来るそうです。
七味とうがらしにも入っているということなので、安心です。

注意点てしては、カビが生えないようにすることでしょうか。

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環境問題の杞憂

2007年01月24日 | 本と雑誌 その2
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『環境問題の杞憂』  藤倉良著 新潮新書


環境問題を取り扱う場合は、比較して問題を浮き彫りにしてくれるとありがたいです。
そういった意味でドイツと日本とを比較して論じてあったりしますので分かりやすかったりします。

たとえば温室効果ガスですが、一人当りの排出量は日本は10.4トン、ドイツは12.3トン。日本の排出量は増えているにもかかわらず順調に減らしているドイツよりも少なかったのですね。(2002年)
もともと日本が優秀だったということですね。

一人当りの都市ゴミ排出量が日本が410キロに対してドイツは640キロ。(2002年)
ガラスのリサイクル比率はドイツを抜いているそうです。

かといってドイツよりも優れているかというとそうでもなく、水消費量はドイツのほうが3割少ないそうです。

どっこい公害対策技術では、断然優れているそうです。
(ホンダでしたっけ、1960年代か70年代に不可能といわれた排ガス規制をクリアしたのは?)

江戸時代のリサイクルにも触れられていますが、この時代でもゴミ問題というのは大きな問題でもあったそうです。
リサイクル社会だったといわれていますが(全てがリサイクルされていたわけはありません)、仕事として成り立っていたわけで、リサイクル目的のための社会ではなかたのではないか、などと。

そういった意味では、今の社会の方が優れているともいえるのかもしれません。(豊かっていいものだね)

もちろん温暖化についても書かれています。
二酸化炭素が原因ではないかもしれないという懐疑的な論調というものもあるそうなのですが、原因だとしたらやはり減らす努力はしないといけないのでしょうね。

僕の場合は、原因でもなくても生き方として鴨長明やソローに共感しているので、そういった生活を望むかな。

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和歌山県 太地町

2007年01月23日 | 旅の風景 その2
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太地(たいじ)といえば「捕鯨」という言葉を思い出します。
写真に写っている船はキャッチャーボートといって鯨を捕らえるためのものだと思います。

静かな港で海を眺めていたら、ハーレ-に乗った父子連れのライダーが走ってきました。
バイクの鼓動を感じながら父の背中にしがみつく子供はどんな大人へと成長するのだろう。

そういえば昔の人は鯨のことを「勇魚(いさな)」と呼んでいたんだっけな。
鯨が勇ましいのか、それを捕らえる人が勇ましいのか、どちらなのだろうか。

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