(待合に祀られた木彫の観音様・・・「如月の夢の茶事」にて)
令和7年2月20日に「如月の夢の茶事」へお招きいただきました。
昨年から「暁庵さまをお招きする茶会をしたいので2月20日は空けておいてくださいね」と言われていたお茶事でした・・・昨年、いいえ、4~5年前からいつかお呼びしたいと思ってくださっていたのです・・・。
ご亭主SEさまとは当ブログを通して知り合い、ベランダ茶会、薔薇の茶会、ブログ400万頁記念「桜の茶事」、コラボ茶会など何度も暁庵の茶会へお出ましくださり、長い時間をかけて親交を深めてきました。
1月になって次のようなご案内を頂き、ついに待ちに待った!その時が来たようです。
(「天の川」という椿を知りました・・)
拝啓
日が暮れるのも少しずつ遅くなり、日中はコートの襟も緩むのも嬉しい頃となりました。
暁庵様に於かれましては益々ご清栄のこと、お喜び申し上げます。
お茶会のご案内です。
私、SEが日本に長期不在になる前にお世話になっております、暁庵様をお迎えしてお茶会を催すことと相成りました(出発日時が遅れ、今暫く東京におりますが・・・)。
暁庵さまと私の師の2名のみのささやかな会です。
知恵も道具も無い中ですが、今出来ますことを全て表現できればと思っております。
寒さ続く折ですが、ご来駕いただきたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
令和7年1月吉日 SEより
20日が近づいてきて、ご亭主もそうでしょうけれど私もSEさまの初めて茶会なのでドキドキと胸が高鳴り、何を着ていこうかしら?・・・と迷います。
茶会は、東京・千駄木の「粋黒」(いっこく)というお店で行われるとのこと、江戸の粋を意識して着物は黒地に白鳥の付け下げ、帯は白地銀箔に御所車の行列の文様にしました。いずれも母の形見の古い着物ですが、着るたびに母が喜んでいるような気がして・・・。
ウン十年ぶりに訪れた懐かしい谷根千(やねせん)、少し迷いながら不忍通リを歩いていると、道角に何やら人を待っている様子の男性が・・・なんと!SEさまのご主人様でした。
(無事に千駄木の「粋黒」へ辿り着きました)
(待合兼懐石を頂いたお部屋・・・懐石が美味しかったです!)
こうしてステキな茶会が始まりました・・・。つづく)
如月の夢の茶事へ招かれて・・・(2)へつづく