(帷子川の川面が輝いて・・・・2月28日の散歩中に撮影)
令和6年2月26日(月)午後に無事に退院しました。
ご心配をお掛けしましたが、先ずは順調に回復していますのでどうぞご安心ください。
(川べりの柳がうっすらと緑ぽくなってきました)
11月12日(日)に「2023年炉開きと口切の会」が楽しく終了し、気になっていた鼻の黒子(7月頃から徐々に大きくなっていた)をレーザーで除去してもらおうと、近くのU医院へ行きました。
実はU医院の前にK医院で液体窒素で焼いて除去する治療を受けていたのですが、10月になっても一向に良くならず、「他の医者へ行ってセカンドオピニオンを受けた方が良いと思うよ」と長男に言われ、U医院を受診したのでした。
「黒子はレーザーで除去できますが、ちょっと気になるので生検へ出してみましょう」とU先生。私も気になっていたのでそのようにお願いしました。生検(生検組織診断)とは、がんが疑われる臓器や組織の一部から数ミリ程度の組織を採って行う検査です。
1週間後にU先生から「生検の結果が早期の皮膚癌と出たので、すぐに来れますか?」という電話があり、急ぎ伺うと、生検の結果の説明と近くの聖マリアンヌ病院への紹介状を書いてくれました。
U先生の迅速な対応もあり、翌日に聖マリアンヌ病院の皮膚科を受診しました。再度の生検や、他に転移がないかを調べるCT検査などを受け、やっと実際に手術を担当する形成外科を受診したのが12月半ばでした。
形成外科のJ先生から丁寧な説明があり、2回の手術が必要とのことでびっくり!しました。
1回目は全身麻酔で患部の切除をします。取り残しが無いように大きめに切除するとのことで約1週間の入院予定でした。1回目は、令和6年の初釜終了後の1月16日に入院、17日に手術、20日に早めの退院をしました。
退院後は時々通院しながら家で傷の養生をし、約1か月後に切除した後の肉がしっかり再生し盛り上がったのを確認してから2度目の手術です。やはり全身麻酔で、今度は自分の皮膚の一部(実際は鎖骨の近く)を取って皮膚移植します。やはり傷が落ち着くのを確認するまで約1週間の入院が必要とのことでした。
2回目は、2月21日入院、22日手術、26日に早めに退院しました。
(こんなに詳しく書く必要はないのですが、私自身、傷が良くなるにつれて手術の記憶の方も曖昧になって行くと思われるので記録しておきます・・・すみません、お付き合いください)
(小鷺と鵜が仲良く談話中です・・・帷子川にて)
2回の手術が無事に終わり、安堵するとともにいろいろなことが去来します。
外傷だったので、傷は日が経つとともにどんどん回復してきて、人間の体が持つ回復力を実感しました。麻酔技術や痛み止めの薬剤のお陰でほとんど痛みを感じないですみました。一番大変だったのは全身麻酔からの覚醒で、喉に痰が絡んだり、トイレの時間制限があったことでしょうか。心配していた肺塞栓症ですが、タイトな靴下の着用とマッサージでしっかり対応してくれました。
セカンドオピニオンに応えて迅速な対応をしてくださったU先生に感謝するとともに、実際に手術を担当してくださったJ先生は誠実で信頼できるお人柄だったので、安心して手術に臨むことが出来ました。
2回目の入院中は病院での規則正しい生活にも慣れ、何もすることがない時間の過ごし方も上手になりました。持ち込んだ本は「野の花をいける(岡田広山作)」、数独(中級)1冊、お茶関連の本1冊(これは全く読まなかった・・)、S先生のメモノート(これは時間があるので、あれこれ思考が広がって勉強になりました)の4冊です。入院後半はとても元気で、これから予定している茶事のことをあれこれ考えていました・・・。
(ご近所の河津桜が満開です)
病室の窓の外には、追分・矢指の森、その向こうに私が住むニュータウンの街並みが見えます。
入院中はなんか遠い街のようにも思いながら眺めていましたが、今、その街にある我が家へ無事に帰って来て、大好きな炬燵ミカンでのんびり過ごしています。
どうぞこれからもよろしくお付き合いください。