暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

白内障の手術

2021年03月25日 | 暮らし

        (帷子川の散歩道でカワセミをパチリ)

 

今週に入ってツレが白内障の手術をしました。

白内障がわかったのは昨年秋、GO TO トラベルで旅行に出かける前のことです。

眼鏡を新しくしたいと眼鏡ショップで検眼をした時に、お店の人に言われたそうです。

「一度眼科で診てもらった方がいいかもしれませんね。白内障の可能性があります」

ツレの自覚症状としては、夜に車に乗ると、ライトがとても眩しく感じていたけれど、その他は特になかったそうです。

白内障とは、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。
水晶体とは、目の中でカメラのレンズのような働きをする組織で、外からの光を集めてピントを合わせる働きを持っています。
通常は透明ですが、白内障では白く濁ってしまうため、集めた光がうまく眼底に届かなくなり、「視界が全体的にかすむ」「視力が低下する」「光をまぶしく感じる」「暗いときと明るいときで見え方が違う」などの症状がでます。

 

 

「早く見てもらった方がいいんじゃないの?」と私。

コロナウイルスのこともあり、やっと重たい腰を上げて、ツレが眼科を受信したのは2月半ばになってからでした。

「白内障です。後になればなるほど濁り(水晶体の)がひどくなるから、手術するなら早い方が良いですよ」との診断で手術することになりました。

水晶体は主にたんぱく質と水でできています。たんぱく質は、加齢や、長年にわたる紫外線曝露など、さまざまな影響を受けて、だんだんと変化し白く濁ります。その結果、水晶体全体が濁り、視力の低下を招くことになります。最も多いのは加齢により水晶体が濁ってくる「加齢性白内障」だそうです。

   

白内障の手術は主に、濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し(超音波水晶体乳化吸引術)、眼内レンズを入れるという方法で行われています。

  

     3月の或る日の空(hibitanさんの空の写真に刺激を受けて・・・パチリ)

 

3月22日に左目、23日に右目の手術をしました。入院無しで日帰りのため、せっせと病院まで車で送り迎えをしています。  

昔、祖母の白内障手術の時は、片目ずつ交互に手術し、1週間ずつ入院したような・・・。

ツレが言うには、手術時間は20分足らずだったそうで(他にもライトが髑髏に見えたとか・・・訳の分からないことを言っていますが・・・)、医学の猛烈な進歩を心強く感じました。

そのうち、「3回目の心臓交換手術を受けるかどうか、悩んでいるの。そろそろ死ぬのも好いかな・・と」こんな会話が交わされるのかしら?

さて、手術がとっくに終わったはずなのになかなか電話がなく、手術の2日間はこちらも当事者みたいで落ち着きません。

 

       (室戸岬で見た夕陽・・・2019年5月22日

 

緊急事態宣言が解除されたことだし、白内障が完治したら、またふたりで元気に旅へ出たい、車で四国遍路へ行けたら・・・と思いながら、ツレの一日も早い回復を待っています。