暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

手作りマスクが届きました

2020年07月16日 | 暮らし

(横浜三渓園では今年も早朝観蓮会が7/18~8/2の土・日・祝日に開かれます)

 

 

静岡県大井川の近くに住む親友Mさんから手作りマスクが届きました。

Mさんは薬剤師の仕事を続けながら米や野菜を作り、布絵の制作を愉しんでいます。

 

2週間前、Mさんと電話で近況報告をしました。

「お稽古を開始したけれど、マスクをしたりアルコール消毒したり、手探りでやっているの」

「着物に合わせてマスクを変えると素敵じゃない?」

「そうね。考えただけで楽しそう・・・貴女が作ってくれるといいなぁ~

 着物に合いそうな裂地を持っていると思うので・・・」

(注、布絵作家でもあるMさんは多種類の布や着物裂を蒐集しています)

おねだりできるのも親友だからこそ、いつも甘えています。

 

 

送られた封筒には6枚の和風の布マスクと抗菌シート、それに手紙が添えられていました。

 先日はお電話ありがとうございました。

  横浜の人たちのコロナの状況が少し判りました。

  私も9月の展覧会中止の連絡がありました。

  連日の雨で布マスク作りにいそしんでいます。

  お使い下されば幸いです。    7月7日  Mより

 

ありがとうございます!! 

手持ちの簡易型マスクが残り少なくなっていたので、手作りマスクのプレゼントは大助かりでした。早速、なでしこ柄のマスクをお稽古でつけています。

 

 (ユニークな「茶」の色紙・・・ときどき掛けて楽しんでいます)

 

待合に掛けている色紙は10数年前に親友Mさんこと布絵作家・森下隆子さんに作ってもらったものがほとんどです。

今でも大事に大事に使わせていただいています。

9月に出品予定だった「神奈川原展」が中止になったそうで、森下隆子さんの新作を当分見れないのがとても残念です。

親友の作品は、丹精込めて育てている野菜、近くの漁港で水揚げされる魚、暮らしを彩る椿や草花など、身近なものを題材にしています。

人柄もそうですが優しく温かみがあり、そんな中にも逞しい生命力を感じさせる布絵です。

自分の感性で布を選び、布の個性を生かしながら絵に仕上げていく才能は素晴らしく、とてもうらやましく思いながら、一生懸命応援しています。

コロナウイルスが鎮静したら、またふたりで清川村の別所の湯へ出掛けたいものです・・・。

 

    (「紅い椿」 森下隆子  神奈川原展2015年に出品された大作です)