3月3日の1時過ぎにチャイムが鳴りました。
2月いっぱいで閉店した「とんかつ竹」さんの奥さんが笑顔で立ってらして
「あらっ!いらっしゃったのですか?
先ほどは御留守だったようなので・・・・すぐまた来ますね」
2度目のチャイムで玄関を開けると、
大皿に盛られた揚げ物と小瓶を両手に持っています。
「長い間お世話になりました。夕食にでもどうぞ食べてください。
それからお兄ちゃんの好きだったから揚げのタレを持ってきました。
作り方は鳥のブツ切りを塩こしょうして・・・・」
「こちらこそ長い間ありがとう! このタレは自家製でしょう?
そのうち息子がタレの作り方をお尋ねするかもしれませんよ。
ご主人にもどうぞ宜しくお伝えくださいね」
長い間仕事をしていたので、出張先から子供たちのために夕食の配達を頼んだり、
どんなにか「とんかつ竹」さんに助けられたことか、いろいろなことを急に思い出します。
この度の閉店を家族みんなでとても残念に思っていました。
次男は閉店前の2月中に二度もから揚げ定食食べたさに千葉から帰宅したほどです。
記念にパチリ、長男ご贔屓の「梅定食」(ごはん大盛)
記念にパチリ、次男ご贔屓の「から揚げ定食」(ごはん大盛)
・・・そして、地域の人たちに惜しまれつつ閉店の日を迎えました。
その日の夕方、当然のように注文したのですが、昼にその日の予約がいっぱいになったそうです。
「えっ~!そうなの。残念だけれど最後まで忙しくって良かったね」
と言って、千葉から馳せ参じた(?)次男は帰っていきました。
今は、「とんかつ竹」のご主人と奥さんに長い間ご苦労様でした。
これからはお二人で第二の人生を大いに楽しんでください・・・とエールを送ります。