暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

茶事入門教室(第1回)を終えて

2009年10月01日 | 茶事教室
このブログでも募集させていただきました
「茶事入門教室」の1回目が終わりました。
密かに心配してくださった皆さま方へ
簡単なご報告をさせていただきますね・・・。

参加希望者が開催ぎりぎりで、やむを得ない事情で
キャンセルされた方もあり、開催を心配しましたが、
ブログを見て強力な助っ人が現れました。

私の茶事に何度も来てくださっているMさんから
お電話をいただきました。

「ブログを読んだけれど、私が参加してもよろしいかしら?」
「今回は入門教室なので、Mさんには物足らないのでは・・・」
「いろいろな茶事へ行きましたが、茶事中にはお尋ねできずに、
 モヤモヤしていることが一杯あるのよ。
 それから、貴女が教室をなさるのなら応援したいの」

・・・涙が出てきそうに嬉しかったです。
これで最少催行人数の六名になりました。
締め切りを過ぎてから、もうお一人追加応募がありました。
あとで知ったのですが、茶道を始められて数ヶ月の方でした。

三十○年から数ヶ月まで、いろいろな茶歴の方が集まりました。
年齢も二十代から七十代までいろいろです。
本当の話、始まる前は「どうなることかしら?」と案じていました。

このバラエティが素晴らしかったです。
始めての方もベテランさんも茶事を通して
共に学び合い、茶の湯の喜びを知る・・・
茶事の持つ、無限の可能性を実感しましたし、
何より私自身が教えられました。

初回なので基本的なことをお話しました。
待合から茶事が始まること、板木の打ち方、腰掛待合、蹲の使い方、
席入、懐石作法などを私の体験を交えながらお話しました。
横山さんが腕をふるわれた懐石やお菓子も大変好評で、嬉しいです。

後座ではS先生の重茶碗と続き薄のお点前で、
「竹取物語」の世界を楽しんでいただきました。


    

茶事後にMさんから手紙をいただきました。
「今回伺ってモヤモヤしていたものがはっきり見えたようです。
 S先生の優雅なお点前にうっとりし、かぐや姫になったような
 楽しい一日でした・・・。」
「良かった! そして、本当にありがとうございました」

お正客のOさま、お詰のHさま、ご連客の皆さま、有難うございました。
「私がこんなに楽しくっていいのかしら?」と思うくらい
和やかに過ごすことができました。

次回の展開が今から楽しみです。