小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

550人来島

2006-07-26 19:42:24 | Weblog
内地も今日は久々の晴れ模様のようだネ、待ちに待った梅雨明けも天気予報では来週あたりなのかな。

今日は小学校で1日ワックス掛け、1階2階の廊下、階段、職員室、事務室と頑張った、用務のオジサン結構板について来た感じ。廊下のワックスを乾かそうと窓を全開にしていたら突然のスコール、しかもスコールにしてはかなり長い時間の降雨、風向きが逆で廊下はセーフ、ラッキーだったがまだまだ島人への道は険しいネ!

今日はオガマルの入港日、島内の無線の放送は550人あまりの乗船数と、定刻11時30分の入港を告げていた。夏休みに入っての第1陣、早速500人を超える観光客の来島である、先ほどのスコールも上がり小笠原の真夏の太陽がオガマルを迎えた。

昼食はお決まりの前浜、オガマルが入港した直後でお客を乗せた宿の車が行きかっている、一気に島に活気が戻ってきた。前浜にも観光のお客さんがチラホラ、長旅の疲れを癒すように、ノンビリ海を眺めていた。

青灯を覗くと、こちらは行動派?の観光客が時間を惜しむように観光船やダイビングボートに乗り早速半日ツアーへ出航、まだ多少ウネリは残っているものの海況は上向き、小笠原の初日まずはGoodと言った所、存分に楽しんで!

写真は沢山のダイバーを乗せた、小笠原ダイビングセンターの韋駄天Ⅲ。

クリスタルビーチ

2006-07-25 20:02:18 | Weblog
今日の小学校の仕事は午前半日、11時で終了。前浜で早めのランチをしながら海の状況をチェック、相変わらずウネリが入っておりロングボーダー数人がサーフィンを楽しんでいる。

ルパン(僕にウインドの道具を譲ってくれたタカフジさん、この島では皆ルパンと呼んでいる)もロングボードでサーフィン中、と言うことは風は無し、そしてこのウネリでは海の透明度も期待でき無い。

旅行で小笠原に来ているのであれば、有無を言わせず海に入っている所だが、最近は海の状況が悪いと無理して潜る事も無いかと、随分贅沢になってしまった。

妻の帰りを待って久し振りに散歩する事にした。2時過ぎに我が家を出発、いつもの扇浦までのコース、今日は雲が多く歩き出しは涼しかったが、小笠原の太陽が顔を出すとこの時間帯は格別の暑さである。

妻ともよく話すのだが、とにかく狭い島、幹線道路は今日も歩いた湾岸通り一本、歩いていてもジョギングしていても、多くの知り合いと顔を合わす、勿論相手は車か原チャリ、こんな時間歩いたり走ったりしているのは我々くらいで、物珍しいのか皆良く挨拶してくれる。

今日も何人かの顔見知りと挨拶しながら、扇裏と境浦の間にあるクリスタルビーチと呼ばれるミニビーチに初めて降りてみた。今まで何度と無く前を通っていたのだが、何となく下りる機会を失っていた、そんな事ってたまに有るよネ、特に理由は無いんだけど何となくってやつ。

特に時間に縛られるわけでもない散歩のいい所、これがジョギングだととても下りる気にはならない。

チョッピリ急な小道を下りるとクリスタルビーチ、幅50メートルほどのこじんまりしたビーチ、右手はサーフィンのスポット‘バクダン’だ。

何と砂浜にはエイチャンのカヤックが2艇、お客さんとシュノーケリング中のようで浜に人影は無い。そのうちエイチャン、カズチャン、お客さんの3人が海から上がってきた。
「コンチハ、海、透明度どう?」
「ウーン、イマイチってとこですね」とエイチャン。
お客さんと一緒にフルーツどうです、と誘われたがエイチャン達はお仕事中、丁重にお断りした。

今日も散歩で思わぬ出会いが、そして初のクリスタルビーチ、散歩はホントいいネ!

写真はクリスタルビーチ、エイチャンのカヤック分かるかな。

台風談議

2006-07-24 19:52:28 | Weblog
流石に今日の小学校は閑散とした感じ、半数程の先生が昨日のオガマルで内地に行っており職員室もがらんとしている。

僕にとっては生徒さんや、先生方に気を遣うことも少なくマイペースで掃除が出来るので気楽といえば気楽なのだが、時間の進みがやたらと遅く感じる。小学校で働き出して1ヶ月も経たないのに生徒さん達との生活が当たり前になってしまったようだ。

お昼はいつもの前浜へ、台風のウネリは徐々に届いているが今日はまだサーファーは1人もいない。先日ここで知り合ったウインドサーファー(名前は聞かなかった)が海を見ている。
「チワー、微妙な風だね」
僕の言葉に彼は苦笑いしていた。

そんな所へオガツアーのオガ君がやって来た。
「どうですか、用務員のお仕事?」
「楽しいですよ、今昼休みでランチ終わった所です」
海を見ると女性ロングボーダーが1人パドリングで出て行くところ、海のウネリの話から台風談議へと話は弾んだ。

台風に備えた養生が必要な日が年に3回はある、多い年は毎週の事も、当然小学校の用務員さんは大忙しとおどかされた。

そして小笠原に伝わる台風の逸話話も、空から‘メー’と鳴くヤギの声に見上げると、台風の強風にあおられたヤギが空を飛んでいた。ユースホステル(前浜から防風林を越え直線で100メートル程)の前に置いてあったアウトリガーカヤックが対岸の境浦で発見された。西町のこの島では広い駐車場に置いてあった多数の車が一箇所に吹き溜まりのように転がって集まっていた等々、台風にまつわる伝説には事欠かないようである。

「橋本さん、いずれにしても9月ですよ、頑張ってください」
オガ君はニヤニヤしながら行ってしまった。

写真は出廷していった先ほどの彼、その後風はどうだったのだろう、チョッピリ気にしながら仕事に戻った。

島民大移動

2006-07-23 19:32:49 | Weblog
今日も朝一番でコペペまでジョグ、昨日食べ過ぎたし走ろう、と妻の一言で決まり。

オガマル出航日と言う事もあり、島民家族が2組ほど海水浴、静かなコペペだった、扇浦ではエイチャン、カズチャンがカヤックの半日ツアー準備中、今日も雑貨屋ビーチコマでゲットしたロックアイスを食べながら、立ち話、お仕事の邪魔をしてしまった。

今日出航のオガマルで妻の職場の同僚ヤグッチャンが娘さん2人と内地へ行く為、見送りも兼ねお弁当を持って前浜へ。

出航30分前の1時半ころ二見桟橋へ行ってビックリ、地元の小学生、引率の先生や親御さんでごった返している。
ヤグッチャンもエコちゃんが柔道の大会参加の為の内地行き、この柔剣道の大会、サッカーのアイランドリーグ(聞くところによれば伊豆七島、小笠原諸島の小学生が一堂に会しての大会らしい)、野球の大会等内地での大会に参加の為の出発である。

夏休みに入って最初のオガマルの出航、小笠原の生徒達は内地の大会に参加するだけでも大変だネ、大旅行だ。でも生徒達は皆楽しそう、きっと船室は一日中大騒ぎだ、同行の大人の人は大変だろうね、お察しします。

それから海洋センターのボランティア、一緒に鶏小屋を完成させたシンちゃんも今日のオガマルで小笠原を後にした。
「コウさんお世話になりました」
と、わざわざ挨拶に来てくれたシンちゃんとがっちり握手、19歳の彼、これからの人生にきっと小笠原での経験は大きな財産になる事だろう、元気で!

いつの時もオガマルの出航後は何となくもの寂しい気持ちになるのだが、今日は特に多くの小学生が離島したせいかホント、寂しー!!!と実感。

大会に出場する生徒達、素敵な思い出が出来るといいネ、エコちゃんも頑張れ!

写真は本日の乗船風景。

スプリングデビューも

2006-07-22 19:52:02 | Weblog
昨夜は海上自衛隊の体育館で横須賀海上自衛隊ブラスバンドの演奏会があり妻と久々のライブ?へ行って来た。内地では年に2,3回はライブコンサートやパフォーマンスへ足を運んでいた。体を鍛えるのも良いけど、たまには教養?も高めないとネ!と言う妻の発案である。

毎年行っていた[ブラスト!]ならぬブラスバンド、シャレになってないけど、結構楽しめた、ライブはいいねやっぱり。

さて本日はまず恒例のコペペまでのジョグ、なかなか梅雨明けしないどころか大雨の為災害まで起きている内地の方々には本当に申し訳ないのだが、小笠原は連日真夏の太陽、今日も途中の雑貨屋ビーチコマでロックアイスを補給して何とか完走。

昨日届いた妻のスプリングデビューを飾るべく手弁当持参(最近我家のランチは、僕の手弁当に刺激されたのか、お結びからお弁当に格上げされた)で、妻にとっては初めてとなる製氷海岸へ。

先日ウネリの後、僕1人で入った時も魚の多さにビックリ、今日は多少南風は有るもののほとんど凪状態、前回をはるかに上回るコンディションで期待が膨らむ。

ところが海は本当に分からない、ジョギングの途中で眺めた海は底まで透けて見えるほどだったのだが、製氷の海に入って見ると透明度がイマイチ、しかも前回あれほど多かった魚群ももう一つ、期待が大きかっただけにやや肩透かし状態、小笠原の海が逃げる訳ではないので又次回をお楽しみと言う事に。

その後昨日の横須賀海上自衛隊ブラスバンドのメンバーと思われる方(たぶん間違いないと思う)10名ほどがやって来てシュノーケリング。ところが中には浮き輪に3点セットという人も何人かいる、海上自衛隊って泳げない人もいるの?まっいいか!

写真は製氷海岸を前に、モクマオウ(外来種で島の悪者)の木陰で手弁当中の妻。