小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

思わぬ頂き物

2017-04-30 05:24:56 | Weblog
このところの父島、小雨や霧雨と甚だ鬱陶しいお天気が続いている。水不足の現在、雨はありがたいのだが、どうせ降るならもう少しドカッと降ってほしい所だ。

それでも、塵も積もれば山となるではないが、昨日のダムの総貯水率は24%台まで回復してきた。

春の大型連休(9連休と言う恵まれた方々もいらっしゃるようだが)初日の昨日、僕も完全OFFの一日だったが、朝から小雨、霧雨。あまり当てにならない天気予報では次第に回復傾向。カッパを着ての釣りはひとまずお預け、久しぶりに夜明け山折り返しのジョグ。夜明け道路の上り、高度を上げて行くにつれ霧はどんどん濃くなり、折り返しの夜明け山付近は、視界数メートルと言う状況。走りなれた道だが、帰路の下り路面は湿っているし足元に集中し緊張感を高めてのジョグ、結構気疲れした。

その後は曇天ながら雨も上がり、僕にしては珍しく10時過ぎから桟橋での釣り。

「何が釣れるんですか?」

「シマアジはそろそろオフシーズンだし、まあ浮が沈んでくれれば」

「もしかしてブログやってる人、情報源にして楽しんでます。頑張って投稿してください」

何度か来島しているという、内地からの釣り好きの方とのやり取り。

その方が昼過ぎかな、レジ袋を手に

「今釣れたんですよ、ちっちゃいけどブログ読ませてもらっているお礼に是非」

と、アオリのプレゼント。

「いいんですか?すいません、ありがとうございます」

ありがたく頂いた。

釣りのほうは相変わらずのブダイ、そしてハリセンボンとさっぱりだったが、小さいと言っていたが1キロ以上はありそうなアオリ、妻は「アオリはいいね」と大喜び。

夕方片づけをしていると、その釣り師の方「今度は大きいの釣れました、4キロくらいかな」と、大きなレジ袋を手に帰っていった。

イカ釣りはしない僕だが、ちょっぴり心が揺らいだ。

夜は、久しぶりに息子夫婦と友人カップルがやって来て楽しい宴。

息子の第一声「今日1.2キロのアオリもらったでしょ」

この島のイカ情報、いったいどうなっているのだろう、お爺さんにはついていけない。



昨夜のゲスト









待望の雨

2017-04-26 05:44:10 | Weblog
昨年末から続く父島の水不足、昨年の台風による降雨量の少なさが原因なのだろうが、それにしても新年に入ってから雨らしい雨はほとんど無し。先週のダムの総貯水率は、ついに17%台。現在稼働している海水淡水化装置に加え、5月にはさらに大型の淡水化装置が持ち込まれ稼働するらしい。それにしても父島での一日の水の使用量には届かず、日々ダムの総貯水率はは減少して行く。

雨が降らなければ、根本的な解決は無い!しかも大量の降雨が・・・・

その雨が先週末、やっと降った。

土曜日は、久しぶりの土砂降り。おかげで桟橋で釣りをしていた僕は、釣りをしている時間より雨宿りの時間のほうが長かったんじゃないかと思うほど。そして翌日の日曜日、朝早く強めの雨、オガマルの入港日で荷役作業中も降ったり止んだり、作業にはありがたくない雨だったが、幸い翌日に持ち越す事なく作業は何とか終了。

極度の水不足の現在、欲しいのは雨。

そして昨日、ネットの父島の詳しい予報は晴れマークだったが、午前中は結構な降雨、おかげで久しぶりにカッパを着ての出勤。

昨日朝の防災無線によるダムの総貯水率が19.5パーセントだったので、ひょとすると今日は20%台まで回復するかも、そんな希望的観測も抱いてしまう。

しかし、逆に言うとあの土砂降りでも僅か2パーセント前後の増加、根本的な解決は雨台風まで待たねばと言う事かな・・・・

前浜や扇浦のシャワーは、夢のまた夢?



昨日朝の少中学校のグランド、水溜りがちらほら





対岸の山は雨雲の中






帰宅途中、避難岸壁に係留中のヨット、来月二見湾スタートの外洋ヨットレースの出場艇かな






そろそろ衣替え

2017-04-16 06:13:52 | Weblog
4月も半ばを過ぎ、南寄りの風が吹き日差しのあるそんな日は、半そで短パンで十分なここ父島。真冬の釣りで愛用していたダウンや通勤時に使っていたゴアテックスのパーカーなどは、そろそろ収納ボックスの底へ納め、入れ替わりにサーフパンツやタンクトップのお出まし。

島暮らしをするようになって極端に少なくなった僕の手持ちの衣服でも、内地ほど大げさではないにしろ、所謂衣替えの季節だ。

そして衣服ばかりではなく、僕の島でのお遊びもそろそろ衣替えの季節かも知れない。

休日だった昨日、本当に久しぶりに青灯でのムロ釣り。

オガマルは出港中で桟橋も空いてはいたのだが、先週、青灯ではムロ、そしてムロの生餌で20キロオーバーのカンパチも上がったそうで、ちょっぴり浮気。

しかし結果は散々。

午前中早い時間は釣り場の顔見知り三人でノンビリ釣り糸を垂れていなのだが、上がるのはヨツバリ(アイゴ)のみ。そして時間の経過とともに釣り人はどんどん増え、青灯は超満員。しかも午後に入って浮はピクリともしない。

そんな状況とあまりの釣り人の多さ、とても釣りを楽しむ状況ではないと判断、ガラガラの桟橋へお引っ越し。

夕方5時近くまで粘ったが、桟橋で浮が沈んだのはたったの一回、ここの定番ブダイ。

「釣れないのに、粘るね~!」「趣味ですから」

そんな会話を釣果の上がらない桟橋でよく交わす僕だが、さすがに昨日の釣行は参りました。浮気がまずかったかな。

ただでさえ釣れないシマアジもそろそろオフシーズンへと向かうし、釣り一辺倒だった休日の過ごし方も、サイクリングやサップも交えながらへとシフトの時期かもしれないネ。



昨日朝早くの青灯周辺。この頃はのんびりしていたのだが・・・・















新年度スタート

2017-04-09 08:29:44 | Weblog
先週の金曜日、ここ父島では入学式ラッシュ。

午前中、まず小中学校の体育館で小学校の入学式。式後素早くセッティングをし、新入生、保護者さん、校長、担任の先生で記念撮影。その後は後かたずけ、同じ体育館で行われる中学高の入学式の準備に引き継ぎ、中学校の教職員、生徒さん方は慌ただしく式の準備。

この間小学校の入学式に参加されたご来賓の方々は、小学校図書室でしばし休憩、その後中学校の入学式へ(ご招待のご来賓の顔触れはほぼ同じ)。

そして午後は小笠原高校の入学式。多くのご来賓の方々は、入学式三連荘と言う事になる。毎年の事とは言え、ご苦労様です。

小学校での用務の仕事、今年で12シーズン目となる僕だが、初め用務の仕事に就いたのが7月だったので、入学式は11回目と言う事になる。多少のハップニングはあったが、好天に恵まれ今年の入学式も無事終了。

新入生の皆さん、ご入学オメデトウ!

楽しい小学校生活になるといいね。そのためのお手伝いが少しでもできればと思っています。

小学校の新年度は無事スタート、そしてOFFだった昨日、二週間ぶりの釣りは新年度の初釣り。工事中で入れなかった父島の釣りの好ポイント青灯の工事は一旦終了(どう見ても工事完成とは見えないが)釣りも可能になったのだが、昨日はオガマル出港中と言う事で桟橋での釣行。

勿論シマアジ狙いの餌釣り、早朝6時過ぎから餌の無くなる4時頃まで頑張ったが、浮が沈んだのはたったの6回。ブダイにササヨ、新年度の釣りは散々の結果。また次回に期待ですな。



小学校の入学式会場












昨日の桟橋、病人が出たらしくカツオの一本釣り漁船が入港して来た。






あれから12年

2017-04-05 05:34:49 | Weblog
4月2日(日)入港したオガマルで、この新年度移動の公務員の方々の多くが島へ到着、年度末から新年度にかけての移動ラッシュも一段落という所だろうか。

小学校でも昨夜新任の方々の歓迎会が行われ、そして明日6日の始業式、翌7日の入学式でいよいよ平成29年度が本格的にスタートする。

所でこの年度替わりの時期、毎年のように我が家にはこの時期独特の仕事の依頼が舞い込んでくる。移動の引っ越しで空いたお部屋のお掃除の仕事だ。今回は3つの部屋の掃除の依頼があった。

妻も僕も通常の仕事をしながらでの対応となるため、基本的には妻と僕のOFFの日のお部屋掃除、必然的にお休みが無くなってしまう。この2週間仕事の毎日、大好きな釣りもお預け。まあしょうがないね、貧乏暇なし!お仕事が頂けるだけでも幸せ、と思わないと・・・・

そんなお部屋掃除、今回思わぬ出会いが。依頼を受けたお部屋の一つ、12年前妻と二人この島での生活をスタートしたアパートのまさにその部屋。

「懐かしいね~!」「変わってないね」そんな会話をしながらのお掃除。

12年前、まさか仕事でその部屋の掃除をする未来が訪れようとは夢にも思っていなかったが、こうして島暮らしが出来ていることに感謝。釣りが出来ない、なんて愚痴ってちゃいけませんな。



写真は昨日の前浜と、パシフィックヴィーナス。











パシフィックヴィーナスのお客を乗せた湾内観光船






気持ちの良いお天気で、そろそろ前浜スイムとも思うのだが、水不足でシャワーが出ない。ダムの貯水率は20%を割り込みそうな勢い。

困ったものだ。