小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

島バナナその2

2006-08-31 20:01:04 | Weblog
今日は31日、夏休みも終わりだネ、そして僕の誕生日、小学校のころは宿題に追われていたことを思い出す。

まさか53回目の誕生日を小笠原で迎えるとはね、しかも小学校の用務員さんで、去年の今頃は夢にも思っていなかった、人生色々だネ。

ところで昨夜は海洋センターのシマネエから突然のお誘いで、スタッフのアブサンの誕生パーティーへ、ついでに僕も1日早いバースデイを祝ってもらいラッキー、プレゼントまで頂いちゃって皆さん本当にサンキューでした。

さて今日も小学校へお仕事へ、明日から2学期と言う事で職員室の先生方も何となく本番モード、僕も廊下や階段を入念にお掃除、何となく気合が入る。

掃除が一段落した所で、長年小笠原で学校関係の事務をしている人から

「裏のバナナそろそろ切った方がいいんじゃない」

と、教育的指導?

写真のヤツなんだけど、小学校には何本かバナナの木があり、そのうちの2房がそろそろらしい。

以前このブログでも紹介した島バナナは結構大きなヤツで外見が青くても食べごろだったが、小学校のヤツは‘モンキーバナナ’切り落とした房を逆さに吊るして黄色く食べごろになるのを待つらしい。

初めて知ったのだが、バナナは1本の木に1房しか出来ない、そしてその房を切り落とすともうその木にはバナナは生らない、そこで房を取ったら根元からその木は切り倒す事になる。その横からは、まるで筍のような新しいバナナの木が出て来るという訳だ。

幹は結構な太さなのだが、驚くほど軟らかく簡単に切れる、ところが中から出てくるシブがかなりネバネバしていて厄介者、シャツなどについて乾くと真っ黒になり取れなくなるらしい。

53年間生きてて知らない事はいっぱい有る、学習しなきゃ!

前回の島バナナは大変高価だったが、今度はタダ!事務所に僕が吊るした2房、黄色く食べ頃になるのが楽しみだ。

草刈

2006-08-30 18:31:24 | Weblog
今日も小笠原は好天そして爽やかな1日、元気に小学校の用務の仕事へ。

8月中旬は息子が遊びに来た事もあり、又学校の先生方も内地へ研修等で帰っており、ほとんど周3日の出勤、内地でサラリーマンしていた頃を思えば夢のような生活である。その付けが回ってきたと言うわけではないが今週は月曜から金曜までびっしり仕事だ。(当たり前か)

夏の間伸び放題になっていたグランドの草刈、月曜日から中学校の用務の人と協力して3日連続頑張った。

内地の人にわかるかな、草刈機、エンジンで棒の先端の2本のナイロンの紐がついた円盤を回して草を刈るやつなんだけど、勿論僕もこちらに来てはじめての経験。
やって見ると、手で草を抜く事を思えばビックリするほど能率よく草が刈れる。

初めの内は結構面白くはまってしまって楽しくやっていたのだが、広いグランド炎天下の作業、毎日のようにやっていると流石に飽きてくる。しかも刈った草を集めて廃棄しなければならない、これが又大変。

草を刈り終わって、廃棄した草の山を見て、こんなに刈ったのか!と我ながら関心。

色々あって小笠原に移住、8ヶ月の間にも山あり谷あり、やっと就職できた小学校の用務の仕事、汗だくになって刈り終わった草の山を見た時、

「小笠原の生活もやっと落ち着いたんだな」

と、ふと感じた。これからも契約更新してもらえるよう頑張らないとね。

さて草刈の方だが、雑草の伸びるのの早いこと、特に雨が降った後はてきめん、1日ではっきり分かるほど伸びている。せっかく綺麗に刈ったんだからこれからは定期的にやろうと、中学の用務の人と意見が一致した。

写真は、秋の運動会に備えラインが引かれたグランド。

涼しい小笠原

2006-08-29 19:37:14 | Weblog
昨日のブログでサマーフェスティバル最後のイベント、ビーチバレーと紹介してしまったが大変失礼、本日野外映画会とアオウミガメの放流があると、防災小笠原の無線が告げていた。

千葉の幕張で暮らしていたころ最寄の駅の海浜幕張駅近くにあった映画館に妻と2人で一時期よく通っていた。月一以上のペースで映画鑑賞していた時期もあったように思う。

この島には映画館が無い、映画館どころか娯楽施設が無いと言ったほうが正しいかも。まあこの島の青い空とコバルトブルーの海があれば娯楽施設なんて必要ないという事かな。サマーフェスティバルもあるしね。

ウーン、それにしてもたまには映画館で映画も見たいというのが本音かな。

ところでここ数日朝晩は涼しい、今朝なんか寒くて眼が覚めタオルケットを羽織ったほどだ。

お昼休みの前浜、子供と海水浴していた島のヤンママたちが

「海の中は暖かいけど外に出ると何か寒いね」

なんて会話をしていた。

確かに風は爽やかで涼しい感じはするが寒くは無いと思うよ、日差しは相変わらず半端じゃなく強いし、そんな中僕はいつもの一泳ぎ、ベタ凪透明度も戻り泳ぐには最高だ、水泳用のゴーグル越しにも岸近くを泳ぐボラや珊瑚がよく見える。

スイムの後のランチをしていたらウインドが1艇戻ってきた、チャーリーブラウンのヤッサンだ、

「もうちょっと吹くかと思ったんだけど、ダメだね。それにしても風が結構冷たい、落ちると上がってから寒いよ!」

だって、島に長く暮らす人には寒く感じるのだろうか?

写真は風が上がる事を期待して再び出艇していくヤッサン、風はどうだったのかな?

ビーチバレー

2006-08-28 19:42:31 | Weblog
昨日は8月最後の日曜日、サマーフェスティバル最後のイベント、ビーチバレーにビーチカルタが小港海岸で行われた。

ヤグチャンご夫婦が、以前我々の行ったケータ島ビーチクリーンに参加したいとの事で愛嬢のエコちゃん、イヨちゃんを我家で預かる事になり海水浴を兼ねてビーチバレー観戦に行ってきた。

ヤグチ家より軽のワンボックスを借り4人でドライブ、マニュアルは久々(運転自体も昨年以来)停止する時クラッチを踏み忘れエンスト2回はご愛嬌、小港海岸まで我家から15分程快適?などライブとなる。

小港は数ある父島のビーチの中でも一番海水浴に適した海岸だろう、夏の間は臨時の売店もあり海もこの島では珍しく白砂が続き、サンゴで足を切る心配も無い。

ビーチバレーは、男性の部は2人、女性は3人で1チーム、当日その場でエントリーと言ういかにもこの島らしいおおらかな大会、出場者から応援の人まで島の若者が全員集合といった感じでとても活気があった。

泳ぐのが大好きな姉妹のペースで泳いではバレーの観戦、おやつにお昼寝、昼食と我々もビーチバレーの若者に負けずとても活気のある一日を楽しんだ。

そして何と男子の部の決勝に小学校と中学の若い先生ペアが残り、我々も気合を入れて応援、残念ながら16対14の大接戦ジュースの末敗れ準優勝となったが十分楽しませていただきました、両先生ご苦労様でした。

さて一夜明け本日入港のオガマルで内地に行っていた先生方も全員集合、午後の職員室は久々に活気に満ちた物となる。そんな先生方を祝福するように今日の小笠原は快晴の1日、風太が帰った途端暑い太陽が戻ってきた、あいつはどうやら雨男らしい。

僕はマリンブルーを取り戻した前浜の海でスイム&ランチ、よく見かける島のヤンママと子供達が海水浴を楽しんでいる、いつもの前浜が戻ってきた。

写真は昨日のビーチバレー決勝の様子。イヨちゃんを抱っこしている後姿は僕。左はエコちゃん。

フラオハナ

2006-08-27 17:54:54 | Weblog
昨日はサマーフェスティバルの盆踊りと並ぶメインイベント、フラオハナに出かけブログはお休みしました。

島の知人誰に聞いても「フラオハナ良いよ」と言う答えが帰って来るイベント、楽しみにしていたのだが噂に違わぬ素晴らしさで感動物。

10年ほど前に、以前のボランティア先海洋センターの所長マナミさんがフラダンスをこの島に持ち込みその発表会のようなイベントが島に定着、今では小学生から大人まで様々なグループが2部構成で4時間以上フラダンスを踊る島の一大イベントになっている。

出演する人の親御さんから彼氏、ご主人、親戚etcが1時から場所取りのシートを敷き5時半の開演に備える、ビデオ三脚持込で必死に撮影、クーラーボックスに弁当、おつまみ、飲み物持参、運動会と祭りが合体したようなイベントと思ってもらえば良いかな。勿論回りには出店が立ち並ぶ。

エイチャンの良きパートナーのカズチャンも2度出演、エイチャン朝から場所取りと、お弁当作りに大変だったようである。1時に会場に来たそうだが確保できた席は後ろから三分の一くらいの花道の横、島民の皆さんの熱の入れようがわかろうというもの。

さてイベントのほうはマナミさんの流れるような進行で子供達から大人へ、生バンド生歌の心地よい音に乗って進み、会場の戸張も降り徐々にムードは盛り上がっていく。

この島でフラが始まった当初低学年だった子達が10年を経て年頃になり踊るフラは本当に素晴らしい、ソロあり、コンビあり、グループあり、ラスト5曲くらいは本当に素敵で、曲の内容によっては涙ぐむ人もいるほど。

‘アオウミガメの旅’のアンコールに出演者の多くがステージに立ち僕にとって初めてのフラオハナは感動のうちに幕を閉じた。

写真は出番を終え充実感一杯の表情でVサインのカズチャンとエイチャン、すっかりご馳走になり、素敵なステージを見せていただき本当にサンキューでした。