小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

釣納め

2011-12-30 07:51:41 | Weblog
今年も残す所二日、僕たち日本人にとって忘れられない年となってしまった2011年も、あと僅かで終わろうとしている。

小学校の用務の仕事は28日で終わり、新年は4日から。その間今日30日にオガマルの入港、そして2日は出港で荷役の仕事。大晦日と元旦はカウントダウンと海開きのイヴェントのバイト。年末年始のお休みは29日と年明け3日の二日と言う事になる。相変わらず貧乏暇なし!ではあるが、正直そんな生活を楽しんでいる。

数少ない完全フリーの日の昨日、当然の如く桟橋での本年釣納め。

息子と2人でシマアジをゲットしたあの大潮の数日間以来、何故かシマアジの姿は一ヶ月以上も途絶えてしまっていた。所が一昨日、サイズは小振りだったが久し振りに桟橋でシマアジ二枚が上がった。

そんな訳で昨日は僕にとって今年最後の釣行でもあるし、またあのシマアジ爆釣の夢よふたたびと勇んで桟橋へ。朝の7時、その桟橋では顔見知りの釣好きが2人、既に糸を垂れている。その後も前日のシマアジの噂を聞きつけた釣り人が集まり、桟橋は久し振りに大賑わい。

暖かい陽射に、桟橋では後ろからのフォローとなる緩やかな北寄りの風、この時期の釣行としてはこれ以上望めないほどのコンディション。これで釣れれば申し分無い所だったのだが・・・・・・

ムロはレギュラーサイズからデカムロまで、そこそこ釣果があり、サビキ釣の連中は楽しめたのだが、オキアミででシマアジ狙いの僕はサッパリ。エンゼルフィッシュ、ヨツバリ、ブダイetc外道のオンパレード。リリースしようとしたウスバハギは「投げるんなら貰うよ」と言ってくれた顔見知りにプレゼント。そして僕のクーラーボックスの中は、辛うじて一本釣れたアイッパラと釣り友達のトチさんから頂いたデカムロ一本。真にお寒い釣納めとなってしまった。

自然が相手、何時もいつも思い通りにならないのが釣の魅力と納得し、今年一年楽しませてもらった海に「有難うございました。そして来年も宜しくお願いします」



写真は昨日早朝の桟橋。そして7時半出港して行ったハハマル。















それから今年一年、このブログを覗きに来てくれた皆さん、これがおそらく本年最後の投稿となると思います。

皆様にとって2012年が素晴らしい一年になりますように。良いお年を!

冬至、忘年会&クリスマス

2011-12-25 06:01:43 | Weblog











写真は12月22日、冬至の日の宮之浜。この時期にしては珍しく南風が強く、昼休みは久し振りにその風を避けて宮之浜へ。

昼ご飯のお裾分けをおねだりするイソヒヨドリが居るだけの静かな宮之浜、冬至とは思えない暖かな陽射を満喫する事ができた。

冬至といえば思い出すのが高校のころ、ひょんな事から八百屋さんでバイトする事になったのだが、冬至の日の夕方から柚子が飛ぶように売れ、閉店前に売り切れになってしまった。

そう、冬至といえば柚子湯。

元来風呂好きの僕、長湯が大好きなのだがこの島に来てからはほとんどシャワーの生活。特に現在の住まいに引っ越してからは、シャワーしかなく柚子湯に浸かるのは叶わぬ夢だ。大好きな父島暮らし、多少の事は我慢せねばネ!

さてその冬至の日、小学校は2学期の終業式。そしてその夜は小学校教職員の忘年会。島内某ホットスポットを2時間貸し切りで、ゲームありカラオケありの楽しい一時。翌日が祭日だった事もあり、この日は珍しく僕も二次会まで参加。この島に来て初めてカラオケルームを体験。若い先生方に混じり飲めや歌えや踊れやの大騒ぎ、帰宅は12時を回ってしまった。

オジサン、若い先生方のお邪魔をしてしまったのではと、反省、反省。しかし後悔先に立たず、先生方大変失礼しました!

さて昨日はクリスマスイヴ。500名を越える乗船客と供に定刻11時30分入港して来たオガマルのデッキには恒例のサンタクロース。島のちびっ子の熱烈な歓迎を受けタラップを降りてきた。この後は良い子達にクリスマスのプレゼント。そんな光景を見ながらの荷役作業だったが、宅急便のコンテナの多さにビックリ。普段の倍近くあったのでは。もしかして、サンタさんのプレゼントが昨日配達し切れなかったご家庭もあったのではと、心配になってしまった。

そして昨夜「イヴの夜、2人で夕食も味気ないし、お客さん呼んだわ」と言う事で、妻の友人と供に、楽しい夕食会。メインは釣果のムロ入りタイカレーだったのだが、お喋りと食べるのに夢中で写真を撮り忘れてしまった。

そんな訳で、写真は前菜にサラダとデザートの、メイン抜き。







ハートロックツアー

2011-12-20 05:56:00 | Weblog
一昨日の日曜日、小学校の先生方を連れてハートロックへ。ずいぶん前から一度お願いしますと頼まれていたのだが、何せ日々の生活が忙しい先生方、中々タイミングが合わず延ばし延ばしになっていたのだが、何とか年越しせずにツアー開催にこぎつけた。

若手の先生が3名、ベテラン?の先生が2名それに僕、計6名のパーティー、内女性が1名。しかしこの女性は学生時代ワンゲルに所属し3000メートル級の山々を征服してきたそうで、はっきり言って6名の中では一番の兵。

いつものように僕は自宅から歩き、先生方とは9時半に小港駐車場で待ち合わせ。前日から心配された空模様だったが、我家を出発する頃はお日様の姿は見えないものの、曇り時々晴れの天気予報が当たりそうな空模様。

唯心配事が一つ、いつもは先導役の妻が友人とランチ&お喋りの約束があり今回は不参加。何度も行っているハートロックだが、妻のお尻ばかり眺めながら歩いていた僕にはチョッピリ不安材料。

オガマル入港翌日と言う事で、湾岸道路を歩いているとツアーガイドさんの車に何台か行き交う。そして到着した小港駐車場、約束の時間10分前だが全員集合、流石先生。早速北袋沢の入り口か山道へ入る。

お客さんを連れた、シマさん、そしてオガ君のツアーをパスさせていただき、目標のハートロックには1時間10分ほどで到着。それ程急いだ訳ではないが、幸いにも迷う事無く気持ちよい汗を掻いて赤土の上に辿り着いた。

ランチにお喋り、写真撮影、思い思いにハートロックを楽しみ、12時に出発。帰路はガジュマルワンダーランドに寄り道、若い先生方はしばし童心に帰り木登りetc。

雨に降られる事も無く、天候不順が続いていた昨今にしてはBESTに近い山歩き日和を満喫といった所だ。残念なのはハートロックからクジラが見えなかったこと。トップシーズンなら、間違いなくお出ましになるのだが、チョッと早かった。ザトウのブリーチングは次回のお楽しみと言う事で。



写真はそんな一昨日の一日。


























そして、こちらの写真はシュトーレン。ベーカリーで仕事している娘から届いた。

クリスマスですな。




サンキュー!きよら

初ザトウ

2011-12-17 06:42:52 | Weblog
先週の日曜日、入港してきたオガマルの船上にはあの白いセーラー服を身にまとった‘珍獣ハンター イモト’の姿が。

日曜日と言う事もあり、桟橋に集まった多くの島民の盛大な出迎えの中、テレビカメラと供に真っ先にタラップを降りてきた。

その日は朝方から雨が降り続いていたが、幸いにも入港前に雨は上がり、今にも泣き出しそうな空模様ではあったが、荷役作業も無事終了。しかしその翌日から、小笠原はまるで梅雨を思わせるような雨がシトシトと降り続いた。

何処でどのような撮影を行っていたのか全く分からないが、イモトちゃんが滞在中一度も小笠原の太陽は顔を出す事も無く、雨が降ったり止んだりのぐずついた空模様。この便の観光のお客さん達は、一度もボニンブルーを目にする事無く旅を終えた事になる。自然が相手とは言え、お気の毒としか言いようが無い。

晴れてナンボの小笠原!

岸壁を離れたオガマルのデッキで

「小笠原、最高!!」

と、絶叫しながらハイビスのレイを投げたイモトちゃん、その絶叫がヤケクソのように聞こえたのは、僕だけだったのだろうか?

オガマル出港後もぐずついた空模様が続いていたが、昨日は久し振りに快晴の朝を迎えた。お日様のお恵みをあらためて実感。

お昼休みはウェザーへ。オガマル出港中ではあるが、顔を出したお日様に誘われるかのように、家族連れも含めランチを楽しむ人々が数名。

僕も勿論iPodしながらランチ、暖かい陽射と心地よい南よりの風を楽しむ。そして帰り際、西の方角比較的近い所に、出ましたザトウ!僕にとって今シーズン初ザトウだ。

ブロウを数回吹き上げ、黒光りする体を何回か水面に見せた後、テールを高々と上げて潜っていった。フルークアップダイブ、この後は15分位潜ったままの事が多い。

気持ちの良い晴天に加え、初ザトウ、満足度100パーセントでウェザーを後にした。



写真は昨日のウェザー。












視線の向こうにザトウの姿が


iPod

2011-12-11 16:01:04 | Weblog



写真は御存知‘iPod’左のヤツは今まで使っていたもの、そして右のはオニュー!

実は今まで使っていたやつは、息子のお下がり。液晶画面が壊れ、真暗なまま。息子が新しいやつを購入した時に貰ったもの。

液晶が真暗な為、再生は出来るのだがその他の機能は全く使うことが出来なかった。結論から言うと、僕は息子がインストールした曲を流れるがままに聞いていただけと言うことになる。

若者好みの今時の曲(たぶん)で結構気には入っていたのだが、その曲のタイトルもシンガーもほとんど僕の知らない物ばかりだった。

そんな現状を見かねた我家の大蔵省が「新しいの買ったら!何時も何時も同じ曲ばかり聞いていたんじゃ益々ボケるわよ」と言う事で、めでたく新品購入と相成り、今日妻にお手数をかけ使用可能となった。

妻がコツコツとパソコンにインストールしていたデータを、そっくり頂いた。液晶画面がちゃんと映り、好みの曲を選曲できる(当たり前の事なのだが)素晴らしさ、そしてこんな小さなボディーに多くの機能が満載されている事に本当にビックリ。

6年前この島に移住してくる時のオガマルの船中、CDウォークマンを抱え船内のベンチで竹芝桟橋の売店で購入した角の小瓶を、チビリチビリやっていた頃がなんだか懐かしい。その後もあのCDウォークマンにはずいぶんとお世話になったが、こんなコンパクトサイズに高機能を備えたiPodには、到底勝ち目は無い。

サイクリングの後のウェザーでの一時、前浜での昼休み、山歩きでのランチタイム・・・僕にとってこの島でのリラックスタイムに、BGMは必須アイテム。

多機能コンパクトボディーのiPodを手に入れ、島暮らしでの至福の一時がますます増えそうで楽しみである。


所で全く話は変わるのだが、青灯の入り口に下の写真の看板。




最近は桟橋での釣行が多かったのだが、なんと言っても父島での釣のメッカ青灯が来年3月まで工事の為立ち入り禁止になるらしい。これからアオリイカもシーズンインと言う時に、由々しき一大事である。