小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

泳いでますよ~!

2008-06-30 19:06:15 | Weblog
土曜日の夜は、40周年記念の返還祭へ。節目の返還祭と言う事でその気になっていた妻だが、元々賑やかな場所が苦手な性格、矢張り腰が重くなったようで、僕一人でお出かけ。ストレスフリーを目標に移住してきたわけだし、無理する事は無いよネ。

引き揚げが決まり一旦内地に帰っていたバップさんが、荷物の片付けなど残務整理の為島へ帰ってきていて、返還祭では荷役仲間のマーカスを交え一献酌み交わした。自他共に認める生粋の島っ子カーカスの「島で暮らす事と、生きる事の違い」みたいな話から盛り上がったが、何せお祭りの最中、横槍が入ったりでタイムアップ。翌日荷役仕事の僕は、一次会で失礼させていただいた。

なかなか興味深い話で、機会があればまたゆっくり話をして見たい。

一夜明け日曜日はフルコースの一日。まずは妻との早朝ジョグ、そして久し振りに奥村グランドで早朝フリスビー。返還祭であった2代目部長ジュンちゃんの誘いが有り、集まったのは4人だったが朝から2度目の大汗。

そしてオガマルの荷役へ。相変わらずの真夏の日差しに加え、昼頃には激しいスコール。午後の作業は、強い日差しに蒸し暑さが加わり、朝から掻きっ放しの汗だがとどまる所を知らなかった。そしてバップさんを乗せたオガマルは、静かに二見港を離れて行った。

バップさん何時でも帰ってきて下さい。とりあえず元気で!

そして荷役の後は前浜で一泳ぎ。クールダウンには綺麗な海に浸かるのが一番。日曜日と言う事で前浜には家族連れで海遊びをする島人が沢山。皆口々に「夏だね!」

そして本日、一週間の始まり、小学校の用務の仕事へ。昼休みは前浜で一泳ぎ。南風が強く昨日より水面はざわついており、濁りもでてきたようだ。

今週の土曜日は恒例の遠泳大会。5,6時間目、小学校の4,5,6年生は遠泳大会に備え今日で3度目の海練習。ボクも担当の先生から依頼があり、お手伝い。と言ってもコースの途中ビート板を2枚持って浮いているだけなのだが、じっとしていると寒くなってきて思いのほか重労働?先生方も「寒い寒い」を連発。

今年でボクにとっては3度目の遠泳大会となるが、好天とベタ凪の海を期待したい。

写真は、我家から湾岸通りに出たところにあるゴールデンシャワー(そう名札が付いていた)と言う木。黄色の花が青空に良く映える。

虹の中の早朝ジョグ

2008-06-28 09:26:35 | Weblog
流石回遊魚を自負する妻、ぎっくり腰は早くも回復傾向、土曜日の今朝はいつものように早朝ジョグへ。

海洋センター横を通り過ぎると、NHKの中継車が駐車しており朝早くから中継の準備中。今朝のおはよう日本はここからの中継のようだ。

今朝は何時に無く数人のジョガーとすれちがった。ジョギング好きのお巡りさんや、海保の兵が年度替りに内地に帰ってしまい、このところ早朝ジョグで行き会うジョガーがほとんど無かったので、何となく新鮮な気持ちに。足の状態もこのところ調子の良さそうな妻は、ぎっくり腰の影響どころか、ここ数日の休養でかえって調子は良さそうである。

扇浦で折り返し帰路の途中後ろからクラクション、海洋センターの所長マナミさんだ。きっと今朝の中継の為、今日は早めの出勤なのだろう、手を振って御挨拶。

そして再び海洋センターを通り過ぎた頃、南風に乗って黒い雲とシャワーのようなスコール。細かい雨粒が風に流され横に流れているのが良く分かる、まるでカーテンのようでだ。上空には完璧な半円形を描いた綺麗な大きな虹。

明け方一雨あったため洗濯物は入れてあるし、今朝はあわてて帰る必要も無く、虹を楽しみながら天然のシャワーで汗を流した。

帰宅してNHKにチャンネルを合わせていると、8時過ぎあたりから結構な時間、海洋センターからの中継をやっていたネ。先ほど挨拶したマナミさんや顔見知りのスタッフが出演していてなんだか不思議な気持ち。

小亀の里親制度の件もやっていたけど、ボランティアさん達の活躍でその運営が成り立っている海洋センター。番組を見た全国の皆さん、よろしかったら小亀の里親になり、センターの運営に御協力を宜しく!ボクも一応、元ボランティア経験者なので。

さて今夜は、父島返還祭。ステージあり夜店あり、返還40周年の節目の開催とあって例年にも増して盛り上がりそうだ。人の集まる賑やかな所が苦手な我家の妻も、今宵は重い腰を上げそうである。

写真は、このところ島の所々で目を楽しませてくれているホウオウボク。今朝はこのあたりで丁度虹に出会えた。

40周年記念

2008-06-26 18:22:54 | Weblog
今日6月26日は、小笠原諸島が返還されてから丁度40周年の記念日。妻と僕が用務員としてお世話になっている小中学校も、本日が開校40周年記念日と言う事で、小中合同の記念式典が行われた。

返還前の小中学校の校長先生がハワイからお越しになり、通訳付きで英語のスピーチ。多分言いたかった事は皆をリスペクト(尊敬)しなさいということだろうと僕は感じた。

そのスピーチの中で僕が印象深かったのは、新聞記者に小笠原返還についての是非を問われた時「それは当時の小笠原島民全員に聞いて欲しい」と返答したという事だった。きっと複雑な事情が沢山あったのだろうと考えさせられた。昨日まで英語で授業していた学校が、40年前の6月26日を境に日本語での授業に変わってしまったのだから、その他諸々の生活を含め、大変だったであろう事は想像に余りある。

まあそんな歴史の上に現在の小笠原が有り、偶然にも僕は今そこで暮らしている。NHKの首都圏ネットワークでも一昨日から小笠原の特集をやっているし、今日の式典にも撮影に来ていた。

返還40周年を機会に小笠原諸島の事が全国に紹介され注目される事は、ここが気に入って移り住んできた僕にとっては、誇らしい事ではある。そして思うのは、僕は今の小笠原がとても好きだ、このまま変わって欲しくない。

話はころっと変わるが、我家の自称回遊魚(妻)はこのところ災難続き。先週新しい水着を購入、土日月とお気に入りの境浦で日光浴。ところが新しい水着で、今まで日に当ってない所が焼けど状態。一昨日の夜はあまりの痛さに睡眠不足気味。そして昨夜は寝ている間にぎっくり腰になったらしく、朝からまともに動けず大ピンチ。それでも、午前中は中学校に出勤、午後は本日入港のオガマルの清掃と、頑張る所が回遊魚の由縁たるところか。お互い決して若くないし、健康には本当に留意しないとネ。

少し休みなさいと言う天からのお言葉かも。

オガマル入港日と言う事で、勿論僕は小学校開校40周年記念の後は荷役の仕事。今日は本当にありがたいことにバライティー豊かな積み荷に加え、雨の予報がはずれ炎天下での作業。電信柱に高所作業車、下ろせど下ろせど作業は終わらず、終了したのは4時半頃。流石に皆ややグロッキー、お疲れ様でした。今日のBeerは間違いなく格別だ。

写真は、小学校通用口に立てられた式典の看板。

極上の連休

2008-06-23 15:54:56 | Weblog
2時出港のオガマルの荷役作業を終え、シャワー洗濯の後、のんびりパソコンに向かっている。

ところで先便から妻は、オガマルの船内清掃のバイトも始めた。妻の中学校での用務の仕事も僕と同じ労働条件。1日8時間、月15日以内の勤務が基本だ。常に経済的に困窮状態の我家、少しでも家計の足しにと空いている時間に出来る仕事を見つけてきたと言う訳である。

夫婦揃って、用務員にオガマル関係の仕事と「傍から見ればずいぶん仲の良い夫婦に見えるんだろうね」とお互いに苦笑だ。そんな妻は午前中に船内清掃の仕事を終え、今日もお気に入りの境浦へ出かけたようである。先週の土曜日から妻は境浦3連荘、それくらいお気に入りの場所になっている。先週末の連休は僕も妻と共に境浦でのんびり、極上の連休と成った。それはなんと言ってもお天気が良かった事に尽きる。

昨日の日曜日、まずはいつものように扇浦まで早朝ジョグ。僕はその後奥村グランドで9時からサッカーの試合。役場チームがユニフォームを新調したということでそのお披露目マッチ。20分3本の変則マッチだったが、とにかく暑く皆3本目はやや顎が上がり気味。僕は1本目キーパー、2本目ハーフ、3本目バックと相変わらず自分でも何やっているのか分からぬ状態ながら、気持ちの良い汗を掻かして頂いた。

その後は昨日も徒歩で境浦へ。一足先に行っていた妻と合流、サッカーの後の腹ペコ状態でお待ちかねのランチ。そして午後は1時間ほどシュノーケリング&素潜り。土曜よりは多少耳抜けもよくなり、透明度抜群の境浦の海を満喫。昨日は魚も活性化していたのか、シマアジやカイワリにも遭遇、今度は釣りだネ。

程よい疲れの中のシエスタは、強い日差しに焦げそうで途中から木陰に避難、そよそよと吹く心地よい南風を楽しんだ。

写真は、その木陰からやや西に傾きかけた日差しだが、まだまだ強烈。

初シュノーケリング

2008-06-21 19:15:22 | Weblog
今便のオガマルは、金曜入港、月曜出港と言う事で久し振りに土日完全フリーの連休。

そんな連休初日、まずはいつものように妻と扇浦まで早朝ジョグ。このところ足の具合がもう一といった感じの妻だったが、今日はそんなそぶりも見せず軽快な走りっぷり。良くなったり悪くなったりの繰り返しだが、そんな足と仲良く付き合いながら、長くゆっくり我家のペースで続けていけたらいいと思う。

シャワー、朝食の後、僕は風呂掃除に自転車のお手入れ。特に僕のアルプスは、硫黄島のオフロードを2日間も走破したおかげで、かなりお疲れ状態。彼女には長生きしてもらわないと、この島での僕の生活は彼女抜きでは成り立たない。今日は特に気持ちをこめてお掃除。

その後は彼女にお暇を出し、妻と歩きで境浦へ。僕は3点セット持参、考えてみれば今シーズン初シュノーケリングと言う事になる。最近の妻の境浦でのお気に入りポイント、ビーチの南よりの木陰に陣取ったのが10時前。快晴無風ベタ凪の境浦にはまだ誰もおらず、我々二人のプライベートビーチだ。

僕は早速、ラシュガードの上にスプリングを着込みシュノーケリング。今日はいつもと逆の扇浦方面に岸沿いに泳いでみたが、しばらく行くと、ブダイ、ササヨ、ハギetc魚影の濃いスポットに遭遇。その中に大きなイシガキダイを発見。体の黒い斑点が消えかかり、所謂クチジロになりかけといった感じの奴だ。今まで僕が目にしたイシガキダイの中では間違いなくNO1。

少し追いかけてみようと潜って見たのだが、久し振りの素潜り、ただでさえ抜けの悪かった耳が全く抜けず、追いかけるどころの騒ぎではなくなってしまった。鼓膜の方も年齢と共にだいぶ老朽化してしまったようで、これから徐々に慣らしていかないとネ。

ランチを挟み、午後はスプリング1枚で午前とは逆に右側の岩場のほうを探索。こちらはいつものように熱帯魚系からササヨ、ブダイetc多くの魚たちが姿を見せ、今シーズン初シュノーッケリング大いに楽しむ事ができた。水温もかなり上がり、ラシュ1枚でも1時間くらいは問題無し、いよいよ夏ですな。後は耳抜き頑張らないとネ。

自宅に戻ると、たびんちゅのヨッシーがツアーを終えお片づけ中。宮之浜で素潜りツアー「5ミリのフルスーツだったんだけど、ちょっと暑かった」だって。いくら寒がりのヨッシーでも、5ミリのフルじゃ暑いよ。

写真はシュノーケリング、ランチの後、至福の時の僕。