小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

当たり年

2016-02-27 17:23:22 | Weblog
今週水曜日のお昼休み、久しぶりにウェザーへ。

とても暖かな一日で前浜スイムとも思ったのだが、やや南風が強く、このところご無沙汰しているウェザーでのランチを選択。

ウェザーの上りは相変わらずで、暖かな日差しも有ったため上りきった後は汗が噴出してきた。この坂を自転車で上る事も、僕にとって素敵な父島ライフを続けていく上での一つのバロメーターだ。

とりあえずまだしばらくは父島ライフ楽しめそうで、やれやれである。

久しぶりのウェザーは、好天と今年は鯨の当たり年ということで、オガマル出港中にもかかわらず島民の方で賑わっていた。

そして眼下には観光船が2隻。そのすぐ近くにザトウのブローに黒い背中や尾びれ、しばらくするとジャンプ、大ブリーチング。水しぶきとその音が時間差無しで目と耳に飛び込んでくる。それほどの近さだ。

僅か30分ほどの滞在時間で、あちこちにザトウが現れ、今年は本当にザトウの当たり年。


そんなウェザーにて。









そして今年もう一つ僕にとっては嬉しい当りが。

例年なら雨が少なく気温も父島の底と言うのが1、2月なのだが、今年は適度な降水とそして暖冬。僕にとって雨はノーサンキューなのだが、雨と暖かさで小中学校グランドの芝はとても元気。

一応、芝刈りや散水等、芝の管理がお役目の用務員としては、ホッとしている。芝にとっても今年は当たり年。


最近のグランド。









暖かいのはいいのだが、おかげさまで海水温が下がらず、シマアジ釣りはどうやら外れ年のようだ。

完全OFFだった本日も、懲りる事無く朝6時から青灯でシマ狙いの餌釣。が、予想通り?シマアジは上がらず、クーラーボックスにはデカムロ一本のみ。

ところが流石は当たり年。なんと湾内にザトウが入っており、そのブローと黒い巨体が2頭、釣り場に近づいてくる。再接近は本当に目と鼻の先、おそらく30メートルほどの距離。潮を吹く息遣いがはっきり聞こえ、その後尾びれを高々と上げ、潜って行った。

「あんな所で尾びれ上げて潜ったら、頭がつかえちゃうんじゃない」

と言う言葉が、冗談じゃないくらいまさに目の前。こんな時カメラ持ってなくて、本当に、ぶー!だね。


バイオリズム

2016-02-22 16:37:23 | Weblog
このところの父島のお天気のめぐり合わせ、週末お天気が崩れるパターンが続いている。

ウィークデーは穏やかな天気が続き、週末に掛けて前線が近づき、それに伴って強い南風、そして前線通過時に雨降り、前線が抜けると強い北風、そんなお天気の繰り返しだ。

オガマルの入港出港が無い週末が基本的にOFFの僕にとっては、実に問題の多い週末続きと言う事になる。勿論、毎週末シマアジ狙いの釣行を続けているわけだが、毎週カッパのお世話になりっぱなし、しかもシマアジは全く上がらず散々の週末続き。

先週の土曜日も、たまたま仕事が休みだった息子と早朝6時過ぎから青灯でシマアジ狙いの餌釣。天気予報では例の前線が近づいており、南風やや強くの予報だったが、お天気の崩れは夜からとの事。前日から餌のオキアミを購入、気合を入れての釣り開始だったが、何と程なく雨が降り出し、加えて白波ピョンピョン正面からの南風。

とても釣りにならず、一時退避。いつもなら弁当を買って外ランチなのだが、この日ばかりは「お店でゆっくり食べようや」と言う事で、某中華屋さんで息子と二人、餃子にタン麺の豪華な?ランチ。

島で暮らすようになって10年が経つが、お昼にお店で麺類を食べたのはきっと初めて、荒天のおかげで珍しい経験をさせていただいた。

その後雨は止み風もやや弱まった中、二人で頑張ったがシマのかけらも見られず散々の週末。

そして昨日、予報は雨、全く釣行は予定していなかったのだが、8時前には雨も上がり明るい空、風もそれほどでもない。家でごろごろしているよりこれなら釣り、と言う事で急遽準備をして青灯へ。

予報は良いほうに大きく外れ、前日とは大違いのコンディション。風は後ろからの北風、雨もなくときおりお日様も顔を出す。残念ながら本命のシマは上がらなかったがデカムロが5本、久しぶりにお魚を持ち帰る事ができた。

そしてオガマル出港日の本日、気持ちの良い青空。週末お天気が崩れるバイオリズムもやっと変化の兆し、今週末は期待できるかも。

是非、シマアジゲット!


写真は出港日の本日、荷役作業昼休み、静かな桟橋。










出港前、小笠原小学校の4年生が太鼓を披露。




そして出港。














バックギャモン

2016-02-07 07:13:10 | Weblog
1月の半ば過ぎからドック入りしていたオガマル、綺麗にお色直しを終わり、3日の水曜日、二見桟橋に無事入港。島民の皆さんが首をなが~くして待ちわびていた食料品や郵便、宅急便等々の荷物を運んできてくれた。

毎年この時期の年中行事となった観のあるオガマルのドック入りだが、現在就航しているオガマルにとっては最後のドック入り、今年の7月には新造船が就航する予定だ。ドック明けのオガマルは、綺麗に塗装されており、外見的にはまだまだ行けるんじゃない、なんて気もするのだが、色んなところに長年の疲労が蓄積されているのだろう。

後半年、頑張って!

さて、このオガマルが我が家に届けてくれた荷物の中に、娘から妻への誕生日プレゼントがあった。


それがこの写真










ご存知の方もいらっしゃると思うが「バックギャモン」と言うボードゲーム。

妻が娘に誕生日プレゼントでおねだりしていたらしい。

さかのぼる事40年以上も前の話。学生時代、僕がバイトしていた南青山のとあるレストランバーに置いてあり、お客さんや従業員が気の向いた時にゲームを楽しんでいた。それが僕とバックギャモンの出会い。

仕事が始まる前や、休憩時間などにチョクチョク楽しんでいた。その後妻と結婚、確か原宿のキディーランドに置いてあるのを見つけ購入、我が家で妻や友人達と時には熱くなってダイスを振っていたものだ。

その後はお部屋のインテリア状態、そして幕張のマンションを引き払う時におそらく処分したのだろう。

確か今年に入っての事だったと思うのだが、妻が「ボケ防止にバックギャモン買わない!」突然の提案。部屋に置いていても、素敵なインテリアの一部にもなるし、何よりとても面白いゲーム「いいね~!」と僕も二つ返事。

さて、まずはゲームのやり方から思い出さねば。それくらいバックギャモンからは遠ざかってしまっている。まあ時間はあるし、あせる事はない。ボケ防止のために一歩一歩だ。

還暦ハートロックツアー

2016-02-01 05:15:22 | Weblog
昨日1月31日は、妻の誕生日、しかも記念すべき?60回目。所謂、還暦、と言うやつですネ。

何はともあれ、オメデトウ!

うまい具合に日曜日、妻も僕もOFFだったそんな昨日、妻のリクエストで還暦ハートロックツアーへ。

数日前の予報では雨模様だったお天気も、曇り予報まで回復。

「まあ雨に降られなければよしとしよう」そんなノリで8時前に我が家を出発。どうやらその尻尾が掛かっていた前線も抜けたのだろうか、風は北寄りにシフトしている。しかし前日までの南風がもたらした暖かな湿った空気はまだ居座っているようで、夜明け道路を歩き始めると、すぐに汗が噴出してくる。そして多少の降雨もあったのだろう、路面はしっとりと湿っている。

空はどんより曇り空、そんな状況の中、いつものように辰巳道路の終点から遊歩道を通りハートロックまで、約3時間、11時前に無人の赤土の上に到着。途中お知り合いのガイドさん家族や、村関係の方々が、地形を生かした自然工法と言うやつで遊歩道の整備をされていた。

ご苦労様です。我々夫婦のような還暦を過ぎたジイチャン、バアチャンにとって、大好きなハートロックツアーをより長く続けて行く上でも、本当にありがたい。

ハートロックに行けなくなったら、人生止める時かな、なんて僕らの中では一つのバロメーターにしているだけに、そんな方々の地道な作業の助けも借りて、元気に歳をとりたいものである。

残念ながらハートロックの上でお日様には恵まれなかったが、いつものようにランチにホエールヴォチング。

帰路はガジュマルの森を抜け、北袋沢から途中、農業センター駐車場の桜をチェックして我が家へ。皮肉なことに、空は青空。

まあ雨にも降られず、還暦ハートロックツアー無事終了。

そんな昨日の様子。


ハートック上は曇り空






たまにはこんな写真も




本日の主役は写真嫌い、遠くからと言うことで、ガジュマルの森で




農業センターの桜、三分咲き






湾岸通りから、青空