小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

のんびりの週末

2006-09-30 18:22:54 | Weblog
先週の週末は台風14号の上陸で大騒ぎ、あれから1週間島もやっとこさいつものペースに戻りつつある、オガマルも入港してきたしネ。

我家も久し振り(と言う感じがしてしまう)、のんびり週末を過ごした。

土曜日恒例の扇浦までのジョグ、倒れた木々で通れなかった歩道も綺麗に整備されているし、道のいたるところに山積みになっていた大木も取り払われている。自然の力の凄さを思い知らされたが、人間のパワーも負けてはいない。

ジョギングの後僕は小学校の山のような落ち葉が気になっていて、その処理に小学校へ。いい子ちゃんブルつもりは全然無いけど、暇だし気になった事はやっておいたほうが精神衛生上も良いしネ。

昼は妻と前浜で待ち合わせてランチ。ここの復興はそう簡単には行きそうもないが、転がっていた椅子等は元通りになり浜のゴミも綺麗に片付けられている、あの素敵な前浜に戻るのもそう遠くは無いかも、島人のパワーは凄いから。

町で買い物の後、一旦我家へ戻り境浦まで散歩でもという事になる。せっかく境浦まで行くのなら僕はシュノーケリングを楽しもうと3点セット持参でお散歩へ。

境浦も台風後の整備で、業者の人が重機を持ち込んで作業をしていた。僕は海へ、妻は浜でマッタリ、彼女はここでのマッタリがお気に入りである。今日の境浦はベタ凪で透明度も良く、水温も昨日の宮之浜に比べると暖かく気持ちよく素潜りを楽しめた。クマザサハナムロの群れにも会えたし、右の岩場ではイシガキダイにもバッタリ。あまり気負わないで来た方が海も暖かく迎えてくれるのかも。

いずれにしても、ちょっとお散歩でこんな素敵な海と出会える、小笠原で暮らしている事を実感する瞬間だ。

潜った後は西に傾く夕日を見ながらのんびり、ユッタリとした週末を楽しんだ。

写真は境浦にでんと構える重機。

オガマルお帰り!

2006-09-29 16:59:17 | Weblog
今日の仕事は午前中2時間だけ、台風による不規則勤務の調整だ。昨日の天気予報は雨の予報だったが朝一番のネットの予報では曇り時々晴れ、出勤時既にお日様が時々顔を出している。なんだか儲けた気分。

8時過ぎ防災小笠原の島内無線が490人の乗船客を乗せたオガマルが定刻11時30分の入港を告げている。この時期に490人とは驚きだ、前便欠航の影響もあるのだろうか。我家の米ちゃんと積んでるだろうね、まあ今となってはそれほど急ぐわけではないのだが、とりあえずオガマルお帰り!と言う心境である。

9時過ぎに仕事を終え、お弁当を作って宮之浜へ、久し振りに素潜りだ。お昼前の宮之浜はガラガラ、僕の他に男性が一人だけ、のんびりストレッチして早めの昼食&シエスタ、1時前に海に入る。ほとんどベタ凪状態だが、台風の影響なのかスカッと抜けるような透明度ではない、そしてやはり水温は冷たく感じる。

魚群も宮之浜にしてはもう一つ、寒さも感じ1時間ほどで切り上げた。浜は今日のオガマルでやって来た観光の人達で賑わっている、いつもの入港日の宮之浜だ。ヨッシーも半日ツアー頑張っているし、コミネ師匠もこの船で内地から帰ってきた奥さんと早速素潜り、午前中の宮之浜とはえらい違いだ。

町も活気付いている、スーパーはいつもの入港日に増して買い物客でごった返しているし、陸揚げされた荷物を運ぶトラックがメインストリート湾岸通りを行きかっている。

オガマル無くして小笠原は語れない、分かってはいた事だが今回の台風による突然の欠航で痛感した。

写真は積荷をクレーンで陸揚げ中のオガマル、ひょっとして我家の米かも!

今日は宮之浜

2006-09-28 20:15:14 | Weblog
幕張近辺にお住みの皆さん、昨日は大雨そして今日は朝から京葉線がストップとか、疲れるよネ、明日1日頑張ればお休みですから、と小笠原から言ってもかえって逆効果かな?しかも今日は内地の方が小笠原より最高気温高かったみたいだし、ホントにお疲れ様でした。

今日も小笠原は曇ったり晴れたりの1日、夕方には激しいスコールも、おかげで久々に綺麗な虹を見る事が出来た。

朝出勤の時2階のヨッシーとバッタリ、しかも今日はヨッシー、マウンテンバイクだ、途中まで並んで走りながらおしゃべり。

ヨッシーは朝一お気に入りのウェザーステーションへ行くとの事だが、自転車は登り口まででそこからは徒歩らしい。「根性ねーな」と一応言ってやったが、確かに自転車でウェザーに来る人あまり見た事無い、そっちの方が異常だよ、といった目つきで笑っていた。

ヨッシーによるとあの台風以来やはり水温が下がっているようで宮之浜で26度、いつもなら今頃が水温一番高いのにとぼやいていた(彼は僕に輪をかけて寒がり)。透明度ももう一つのようである。

朝のそんな会話も有り、今日のお昼は宮之浜に行って見た。途中モクマオウの林は台風の影響で見事なまでにまっ茶色、一足早い紅葉のようだ。しかし宮之浜自体は目立った大きな台風の影響は見られなかった、後ろの山と林が風をいくらか遮ってくれたのだろう。

よく前浜で見かける親子連れが水遊びしていたが、「冷たーい」と言うお母さんの声が聞こえてきた、やはり今日も水温は低いようだ。まだまだ南の国の綺麗な海を楽しみたいのに、まさかこれで終わりじゃないよね、頼むよ小笠原の太陽(毎日同じような事言ってるな・・・・)

午後は高校生もやって来て、小中高合同の運動会応援の練習、これがなかなか本格的で決まっている、本番が楽しみだ。

写真はその様子、デカイ旗が印象的!

秋の気配

2006-09-27 19:32:07 | Weblog
ニュースによれば千葉は冠水するほどの大雨だったようだが幕張の我家を初めご近所の皆さん大丈夫でしたか?

ついこの間915hPaの猛威を経験したばかりだが、自然のパワーには本当にビックリだネ!

今日の小笠原は曇りの1日、いつ降って来てもおかしくないような雲行きだったが、どうにか雨は降らずじまい。天気がよければまだしもこの天気で瓦礫の山と化している前浜で泳ぐ気にはなれず、お昼はウェザーステーションへ、相変わらずの激坂を懸命に上る。

ウェザーには以前のボランティア先でお世話になったアブさんが今日はoffとの事でマッタリしていた。

今回の台風で海洋センターは壊滅的な打撃を受けたそうである。孵化場の卵は全滅、以前僕も何回か調査に行った島のあちこちの浜の卵もほとんどダメだろうとの事。そういえば今年はアオウミガメの産卵が記録的に少なかった、こんな年はデカイ台風が来ると言う言い伝えがあるんだよ、誰かが冗談交じりに言っていた事を思い出した、当ってるジャン!

「コウさんの嫌いな秋ですね!」とアブさん、彼は僕が寒いの嫌いなのを良く知っている、別に秋が嫌いと言うわけじゃないんだけどネ。そういえば激坂を上ってかいた大汗がひくと、何となく肌寒く感じ脱いだシャツを着てしまった。アブさんによれば海洋センターの水槽の海水温も例の台風の後ぐっと下がったらしい。昨日はセミも鳴いていたし、小笠原もボツボツ秋の気配か。

まだまだ暑い日もあるだろうけど、だんだんと日も短くなり、気温も下がっていくのかと思うと、やはり寂しいね、小笠原の太陽ガンバレ!

写真は放課後来週に迫った運動会に備え自主トレに励む中学校の生徒達。


島一周

2006-09-26 15:44:37 | Weblog
今日は仕事OFF、とりあえず診療所へ朝一で行き目薬をもらう。待合室はあちこちで台風の話題で持ちきり。

天気予報は晴れのち雨、さて今日一日どうしようか、まずは小学校の倉庫に預けてあるウインドの道具一式を前浜のボードラックへ。自転車で小学校へ向かっていたら車の中から「こんちはー」フルヤ君だ、まだこの島にいたんだ、オガマルの欠航で帰りそびれたのかな、それにしても今回は随分長い滞在、おかげで20数年ぶりの台風も経験できた訳だ。

風があればウインドとも思ったが、風ももう一つ、そして変わり果てた前浜やボードラック付近を見ていたら何となく気持ちも乗らない、ウインドはもう少し落ち着いてからにしょう。

ますはウェザーステーションへ、いつもの激坂に加えあちこちに落下物が散らばっておりかなり走りづらい。途中2台ほどゲンチャリで下りてくる顔見知りとすれ違ったが、ウエザーには誰もおらず独り占め。ここの景色も台風のせいで随分と変わってしまっている。

のんびり海を見ながらストレッチしているとジーという虫の声、セミである。日曜日妻とジョギングした時に初めて聞いたのだがこの島に来て2回目、ここではセミの声は秋の到来を告げる鳴き声との事、小笠原もいよいよ秋か、何となく寂しいネ。

次は夜明け道路だ、台風の到来以来通行止めになっており昨日解除されたばかり、随分ひどい状況を想像していたのだが、おそらく道路整備がかなり進んでからの通行止め解除だったのだろう、道路状況は比較的良かった。勿論道路脇の木々はいたるところでなぎ倒されていたが。そしてここでも例のセミの声、はっきり言ってあまり綺麗な鳴き声ではない、どんなセミなのか自転車を降りて探して見たのだがみつかっらなかった。

お気に入りのコペペにも寄って見た、ここの状況はかなりひどい。写真の状況を説明すると、左の木の杭と、右のコンクリートの間は木の杭の高さまで砂で平らにつながっていた、そこの砂が全部波で抉り取られてしまっているのだ。気持ちの良い木陰を提供してくれていた木々もあちこちで倒されている。

そんなコペペだが島の人達が子供連れで何組か午後の一時を楽しんでいた。知り合いのコイケ君も今日は仕事OFFとの事で友人とマッタリ。コイケ君は高校に避難していたそうだが、アパートの部屋の入り口が扉ごと吹き飛ばされていたとの事、扇浦近辺はやはりかなりひどかったようである。

さて横では妻がこの投稿を終えるのを待っている、これから扇浦までジョグ、貧乏暇なしだ!