小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

その後のグランド

2013-02-28 04:57:28 | Weblog
2月も今日で終わり、明日から3月。小笠原の気温の底は1月2月といわれているが、三寒四温を繰り返しながら、そろそろ気温も上がってくるのだろうか。すっかり寒がりとなってしまった僕に取っては、暖かい季節が待ち遠しい。

所で、全面芝生化となった小中学校のグランド。昨年までは、委託を受けた島の業者さんがその維持管理をしていたのだが、この一月から学校側にその業務が委譲された。

作成されている年間スケジュールに沿って、維持管理を進めていく事になるのだが、何せ初めての事、芝がしっかり根付くまで試行錯誤の繰り返しと言う事になるのだろう。

芝生の日、と言う日を設け、小中学校の生徒教職員それぞれが月二回、合計四回昼休みを利用して、雑草抜きや芝刈り、小石を拾ったりしている。昨日は小学校の2月二回目の芝生の日。前日までの北風が午前中から南に変わり、暖かな日差しの中、生徒教職員がグランドに散り、割り当てられた作業を楽しんだ?(作業を見ていると、楽しんでやっているように見えた)


写真は、その様子











小中学校の用務員である、僕や妻にとってはこの芝生の維持管理、楽しむと言うよりはプレッシャーのほうが大きい。

乗用芝刈り機を使って、グランド全面の芝刈りを任されているのだが、芝の伸びが速い夏場は月4回がノルマ。小中学校の体育の授業や、その他グランドの使用状況とスケジュールを調整しながらの作業は、思いの外儘ならない。その他、天候にも左右される。

暖かくなるのはいいのだが、芝の伸びは気温の上昇と供に急上昇?せっかくの芝生、枯らさぬように頑張ります。

そしてこの時期の定番





卒業式、そして入学式での出番を待つプランターの花。小笠原の太陽を浴びて元気に育ってます。


Aさんへ

1キロ前後のシマはポツリポツリ上がってますが、最近僕はサッパリです。

その後のキラリ

2013-02-19 16:31:47 | Weblog
昨年5月の来島以来、暑い暑い夏を何とかクリアーしたキラリ、最近は食欲も旺盛で毎日完食、すっかり島暮らしにも慣れたようだ。

僕にとってもほぼ毎日の彼女との散歩が日課になり、排便の場所やタイミングも何となく手の内に入れた感じだ。

そんな平穏に見えるキラリの島暮らしだが、ドキッとする事件?が2回有った。

一度は僕との散歩中、お気に入りのベンチで休息の後

「キラリ、行くよ!」

と立ち上がって歩き始めた瞬間「キャンキャン」キラリの大きな鳴き声。振り返るとベンチの板と板の間の隙間に後ろ足が挟まって宙吊り状態。慌てて足を抜いてあげたのだが、足を引きずり、その後は座り込んで患部をしきりに舐めている。

ご主人様の娘は、丁度内地で不在。島に獣医はいないし、豪い事になったと一瞬途方にくれたのだが、しばらくするとヨチヨチ歩き出し何とか自宅まで帰りついた。多少気にする所はあったが、その後は日に日に回復、結局大事には至らずヤレヤレ!

もう一回は、妻と娘が散歩中、たまたま釣をしていた息子を覗きに桟橋へ。所がチョッと油断した隙に、針に付いているオキアミをパクリ。息子は思わぬ大物が釣れてしまい大慌て。幸い飲み込まず口元に針が掛かった状態で、近くに居合わせた釣仲間の人達で取り押さえ、ペンチで抜き取ったらしい。

勿論本人は痛かっただろうが、妻に娘、そして息子は本当にビックリ、大慌てだったようだ。もし針を飲み込んでいたら、命を落としていたかもしれない。実際、以前同じように針を飲んだ鳥は、ほぼ即死だった。

一歩間違えれば大惨事と言うピンチも運良く潜り抜け、最近のキラリはいたって元気。オガマルの出港した昨日は、暖かい南風に西に傾いた日差しの中、しばし前浜のデッキでマッタリ。

そんな前浜でのキラリ









所で僕の足の怪我。患部は骨なんだろうか?ポッコリ小さな瘤のような突起が残っているが、痛みはほぼ全快。最近はまず土の上からと、奥村グランドを一時間ほどゆっくりジョグできるまでに回復してきた。

コンクリーの上を走るのはまだチョッと怖い感じだが、まあ焦らず徐々に慣らして行くつもりだ。

昼は◎、夜はブ~ッ!

2013-02-09 07:00:57 | Weblog
このところの父島、緩やかな南風の影響で暖かい。寒がりの僕にとって、一年で一番寒いこの時期、この温もりは大変ありがたい。

そんな陽気に誘われ、昨日の昼休みは愛車アルプスで久し振りにウェザーへ。ブルックスの皮サドルは、僕の御尻に馴染んだと言うにはまだまだ程遠い状態、しかもリアには荷台を付けた為体重増加(アルプスちゃん失礼)ウェザーの激坂がチョッピリ心配だったが、影響はさほどでも無くいつものペースで無事上りきった。

オガマル出港中の昼休み、家族連れを含む数人の人が、それぞれのスタイルで島の昼下がりを楽しんでいる。気温が上がったせいか、やや霞がかかり決して視界良好とは言えないコンディソンだったが、あちこちにザトウの姿が見え、ブリーチングの水しぶきも何度か上がった。

まさにホエールウォチング花盛り。

ランチを終えi-Podを楽しんでいると、見慣れた人から声を掛けられた。釣り場の友人トチさん。バイクのシートを修理した為試し乗りでやって来たらしい。そのトチさん、衝撃の告白?

「クジラ、ずいぶん見てるけど、ウェザーから見たの初めてだな~」

「は~っ!トチさん、何年住んでるの?」(彼は島暮らしの大先輩)

これには、顔見知りのヤンママさんも目を丸くして苦笑い。

のどかな父島の昼休み、最高だネ!


そんな昨日のウェザー








そして昨夜、中央山展望台での、スターウォッチングツアーへ。車の無い我家、流石にチャリで夜中の夜明道路はチョッと勘弁と言うわけで、車の有る息子達に妻がかねてからお願いしていた。仕事がOFFだった娘も加え、我家でのディナーの後いざ出発。しかし上空は曇り空なのか星一つ見えない。

目的地中央山の展望台でしばらく様子を見たが、結局見えたのは星三つ。ナイトツアーは残念ながらバツ。満天の星空は次回のお楽しみ。


星の見えない中央山展望台で。






帰路、寄り道したオレンジペペ



因みに、僕は始めて見た。

ドック明け

2013-02-05 17:11:15 | Weblog
約半月ドック入りしていたオガマルが、昨日入港。島民が待ち望んでいた、生鮮食料品、ドック期間中思わずクリックしてしまったネット販売の品々etc、そして内地や海外でバカンス?を過ごした島民の方々を乗せ、定刻10分前に桟橋に無事着岸。

例年この便は当然の如く積荷満載、荷役作業は一年でも一番ハード、今年も当然覚悟の上で出勤したのだが、予想外に積荷は少なく、3時過ぎに荷役は終了。ラッキー、と言うかやや拍子抜けと言うか、まあ嬉しい誤算。

そしてこのオガマル、今年は一泊便。昨日入港、そして今日の2時には東京に向け出港して行った。僕の記憶では、荷役を始めてから、台風などの影響で急遽予定変更のケースを除けば、初めてだと思う。

一泊だろうが三泊だろうが、僕にとってはあまり関係ないのだが、営業サイドからすれば色々な思惑があってのことだろう。常識的に考えれば、一泊の旅行者さんは少ないだろうから、300名を超えた乗船客のほとんどは、島民なんだろうね。

所でこのドック便期間中を利用して、娘の勤める旅行代理店では、島民のような暮らしを体験する格安ツアーを企画していた。そしてたまたまそのツアーに参加したお客さんが、釣好き。桟橋で毎日のように釣り糸をたれ、シマアジも二桁以上ゲット。釣果は塩でしめ、冷凍してお土産にしたらしい。

桟橋での知り合いも増え、ドック中の父島暮らしを島民以上に満喫した御様子。まさにこのツアーにピッタリ、娘にとっても嬉しいお客さんだったのでは。


ドック明け、綺麗にお色直ししたオガマル。








そして、島民以上にドック中の父島を満喫したAさん、娘と供に。僕も結構黒い方だが、Aさんの黒さには完敗。