小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

思わぬ休日

2012-07-31 08:26:46 | Weblog
台風10号(ダムレイ)が通過直後の父島、先ほど見たNHKの天気予報だと暴風高波警報発令中、斜めになった傘に大粒の雨マークだったが、何故か現在我家には日が差し込んでいる。

確かに窓の外に目をやると、ヤシの木の葉は揺れてはいるが、時には立ってられない程の強風に注意、と言っていたお天気お姉さんの言葉は、いかにも大袈裟に思えてしまう、そんな状況だ。

「チョッと強い低気圧並みでしょ」と最初は高をくくっていたのだが、どうやら父島の直ぐ近くを通過しそう、しかも暴風域を伴うらしいという事で、昨日は小学校も我家も一応台風養生。しかし、昨夜は強風や雨音に睡眠を妨げられる事も無く、今朝は4時過ぎから妻との扇浦までの早朝ジョグ。時折強いブローはあったものの、扇浦で折り返し後の帰路はほとんどそよ風状態。

「台風今何処なの、もう行っちゃった後?」妻の言葉も御もっとも。

どうやら天気予報では、父島に最も接近していた時間帯だったようなのだが、なんだか良く分からない。まあ無事に走り終えて良しって所かな。

所でこのダムレイ君のお陰で父島は大混乱。今日父島入港、その後出港(着発運行)予定だったオガマルは、再度の予定変更の末結局欠航。せっかくの夏休み、今便で小笠原旅行を計画していたおそらくほとんどの人は、計画を断念せざるを得ないだろう。

そして今日の船で内地へ帰る予定の観光客の皆さんは、もう4泊旅行を楽しめるという嬉しい誤算?なら良いのだが、大幅な予定変更に途方にくれている人も少なくないのでは。

台風の時期、そしてオガマル着発運行時の小笠原旅行は、こんなリスクと隣りあわせだ。

所でオガマル欠航の為、妻も僕も今日は予期せぬ休日となったのだが、流石に外で遊びまわれる状況ではなく、長い一日になりそう。早めの天候完全回復を願いたい所だが・・・


写真は先週土曜日、オガマル出港の後、久し振りに上がったウェザー。日影は風が気持ちよくしばし転寝。








そしてOFFの日曜日、珍しく息子の誘いで桟橋釣。残念ながら釣果はサッパリ。そして桟橋にはグァムからやって来たらしい、コーストガードのかわいらしい船。








祝勝会

2012-07-26 20:28:08 | Weblog



アウトリガーレース優勝の興奮が冷ぬ内、と言う事でキャプテン‘イチ’の音頭で月曜日、扇浦の某食事所で盛大?な祝勝会が行われた。

冒頭の写真が、手締め、お開きの後に撮った全員の集合写真。

勿論我がティーム全員に、その家族、そして女子の部2位のティームにその家族etc総勢20名近い楽しい宴。

優勝、準優勝の賞金(結構な金額ですよ、来年参加予定の皆さん頑張って!)を会費にして散々飲んで食べて、満足度100%、個人の支払いは超リーズナブル、本当に楽しい宴会。

勿論話題は、レースに関することばかり。

そんな中で新事実が判明。我々の決勝レース、最終的に旗に触ったのは、キャプテンイチではなく、転倒後起き上がり必至に走ったバリトン。ちゃんと仕事していました。

そして昨日、知人が撮ってくれた写真のデータを娘が持参してくれた。迫力有る写真が一杯、その一部を御紹介。






















そしてバリトンには申し訳ないが、この写真はヤッパリ外せない。






この後頑張って見事優勝



バリトン、ナイスガッツ!

勝負は下駄を履くまで分からない

2012-07-22 06:03:54 | Weblog
     



オガマル出港中、昨日の土曜日、絶好のコンディションの下、例のアウトリガーレース大会が行われた。勢力は幾分弱まったようだが太平洋高気圧が小笠原の上にデンと居座り、ほぼ一日を通して快晴無風に近い、アウトリガーレース開催の為にあるようなそんな素晴らしい一日だった。

そして冒頭の写真にあるように、アウトリガーレースの参加はキッズの部も入れると60ティームを越える。1ティーム4人の編成だから総勢240名を越える人がパドルを漕ぐ事になる。その数は何と島の人口の一割を軽く超える。その他要岩一周のオープンレースの参加者、応援の家族や友人を加えたら、いったい何人の人が扇浦に集結したのだろうか。いずれにしても島で屈指の大イベントの一つになった事は確かだろう。

さて僕も参加したアウトリガーレースは、赤白の2コースに別れ沖のブイを時計回りに一周して来る。予選はタイムレース、そして女子の部は上位4ティームでトーナメント、男子及び男女混合の部は、上位8ティームでトーナメント、優勝を争う。

前回のブログで紹介した我々のティーム名は、キャプテンイチの独断と偏見で決まった‘飛べない豚’意味は聞かなかったが、飛べたらイイナって感じかな。予選は早めの第6ヒート。仮にベスト8に勝ち残った後を考えると(勿論出るからには優勝が目標だが)できるだけ上位で予選を通過したい。そのほうが決勝トーナメントの組み合わせが有利になる。(順々決勝は予選タイム1位VS8位、2位VS7位・・・と言う組み合わせ)

全力投球で望んだ予選レース、会心のパドリング、何と1位タイムで予選を突破。しかし上位3ティームは1秒以前後にひしめき合う混戦、そんな中で1位通過は後々を考えるとラッキー、上々の滑り出し。

そしてアウトリガーのキッズレース、ちびっ子対象のキッズレース(運動会のパン食い競争海上版)、要岩1周のオープンレースを挟み、いよいよアウトリガーレースの決勝トーナメント。

飛べない豚はミス無くレースをこなし、勿論楽勝と言う訳ではなかったが、決勝まで駒を進めた。相手は荷役仲間でもあるシンタロウが率いるティーム。早朝練習でも何度か顔を合わせ、お互いこっそり取り合った?タイムでもほぼ同等。但し決勝までのベストタイムはシンタロウティームが1分58秒、我々が2分。ちょっとしたミスでひっくり返るし、後は勝ちたいと言う気持ちの強さ、そして運。

我々はじゃんけんに勝って、できれば取りたかった右レーンの赤、その瞬間僕は運があるなと思った。

そして気合を入れスタート。とにかく全力、しかし確実なパドリング。我々の得意とするスムーズなマーク回航、ステーアーイチの操船も抜群でほぼ完璧なラインでブイを周り後はゴール目指してラストスパート。途中右手をチラッと見た時僅かだがリードを確認、この時「勝った」と僕は思った。

やがて船は砂浜に着艇、一番手バリトンが勢い良く飛び出し砂浜をダッシュ、ゴールの旗に触って優勝、と思いきや、何とバリトンが飛び降りざま転倒、慌てて起き上がり走る横を、四番手のイチが船を飛び降り猛然とダッシュ。最後はどちらが旗にタッチしたのか僕にも分からなかった。そして相手の白旗に目をやるが、正直勝敗は分からなかった。

大歓声の中、公式発表、コンマ何秒かの差でやったネ!豚は飛びました。

このレース4度目の挑戦で初めての優勝。アラカン親父を引っ張ってくれ仲間3人に本当に感謝。

そして運にも感謝。予選決勝を通じ4レースともどちらかと言えば取りたかった右側の赤レーンでレースできた事。決勝の相手はパワーのティーム、風が強かったり海が荒れていたりしたら、パワーの有るシンタロウのティームが有利だったと思う。ベタ凪無風のコンディションは我々軽量ティームに明らかにアドバンテージとなった。

ヤッパリ勝負は勝たなきゃ「出るからには優勝」達成できて最高の一日。

そんな素晴らしい機会を作っていただいた大会関係者の皆さん、心から有難うございました。



そんな素晴らしい一日。


開会式








左の白艇




そして右の赤艇、4レースお世話になった。




娘と、息子の彼女はタイムキーパーで活躍。




知り合いの女子ティーム、お断りして掲載




予選レース、飛べない豚スタート






レース風景








そして決勝、勝利の瞬間




記念撮影







シンタロウティームとノーサイド




表彰式、女子の部優勝ティーム




そして我々、勝利の美酒










おまけで、転倒して切ったバリトンの足





仕事だった息子も加え、我家でささやかな祝勝会。皆さんお疲れ様。


アウトリガーレースの季節

2012-07-14 19:01:09 | Weblog
先週末、妻との扇浦までの早朝ジョグ、早朝の湾岸通りが何時に無く騒がしい。ゲンチャリに車、中には自転車で扇浦方面へ向かうグループ。アウトリガーカヌーの練習会へ向かう熱心な連中だ。

今年で5回目になるのだろうか。僕は2回目の大会から参加しているが、残念ながらレース結果に関しては悔しい思い出ばかりだ。大会そのものは会を重ねるたびに盛り上がりも増し、今ではこの時期島の主に若者達のお楽しみ行事として、すっかり定着したと言えるだろう。

昨年一昨年とチームを組んで参加した、1,2回大会の優勝メンバーの一人で、大会運営サイドの重鎮でもあるイチは「今年はいいかな、コウさんもできたら運営の方少し手伝ってよ」半月ほど前はそんなノリ。勿論僕は自分でチームを組んで大会参加と言うタイプでは無く、今年はノンビリレース見学と決め込んでいた。

所が練習熱心な若者達に付き合っているうち、おそらくイチの闘争本能に火が付いたのだろう。今週火曜日、オガマル入港日の荷役で顔を合わせたイチ「コウさん、やっぱりレース出ようよ」。「俺はOKだよ」と言う事で急遽大会参加が決定。

メンバーは、昨年のメンバーの内今年大会中内地の為不在のUさんに変わり、小学校の先生ゲンさんを加えた、一番手バリトン、二番手ゲンさん、三番手僕、そして舵取り役の四番手は絶対的キャプテンのイチ。

出るからには結果はともかく目標は優勝、と言うイチの気合の下、今朝は朝の5時から初練習。アウトリガー初体験、ゲンさんの集中猛特訓?湾口入り口から烏帽子岩、そして扇裏へとロングパドル。その後はスタート練習と初体験のゲンさんにはかなりのハードメニューだったと思うのだが、そこは若さと持ち前の運動神経で難なくクリアー。キャプテンイチからOKサインが出た。

後は、一人でチームの平均年齢を上げているアラカンおじさんの僕が、足を引っ張らなければいいのだが。



早朝の扇浦、鏡のようにベタ凪だが、三角のサメの背ビレがあちこちに。





そして今回のクルー

左からゲンさん、バリトン、イチ、僕



久し振りの船遊び

2012-07-09 07:59:01 | Weblog
昨日の日曜日、半月ほど前からそれぞれの日程を確認してお約束していた、Y家TOタンの操船で久し振りに船遊びを楽しんだ。

なかなかお互いの日程や、海況の状況などがマッチせず、今シーズンTOタンのボートでの出船は昨日が初めて。Y家の皆さんとは、我々がこの島へ移住して間もない頃からのお付き合いで、我家にとっては本当に気兼ねなく船遊びが出来る最高の一時だ。

昨日のメンバーはY家のTOタン、次女のEタン、我家の娘に息子、そして我々夫婦の総勢6名。残念な事に一昨日からやや梅雨前線が南下してきた為か、南よりの風が5~6㍍、思いのほかウネリがあり、そのウネリと風を避けておもに島の東側で一日船遊びを楽しんだ。

釣にスノーケル、楽しいランチ、いつもの事ながらY家の皆さん贅沢な一日を有難うございました。そして是非又宜しく!


そんな昨日を写真で御紹介。


8時半トビウオ桟橋集合、準備を終えいざ出発








昼休みのホームグランド前浜、海からのショット




島を右回り、兄島瀬戸方面へ、そこそこウネリが






東島




兄島の東を目指す






兄島東の湾内で釣行







残念ながら昨日は青物は上がらず、クーラーボックスにはアカバ、カチョウ、そして塩焼きサイズのボウタ。引きは楽しめるがギンダイはリリース。


場所を移動、静かな湾内にアンカーを打ってランチに、スノーケル










そして帰路、この時はまだ余裕、この後ウネリが高くなり、ジェットコースターを楽しむ?








島ならではの楽しい、そして贅沢な一日。