小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

台風談議

2006-07-24 19:52:28 | Weblog
流石に今日の小学校は閑散とした感じ、半数程の先生が昨日のオガマルで内地に行っており職員室もがらんとしている。

僕にとっては生徒さんや、先生方に気を遣うことも少なくマイペースで掃除が出来るので気楽といえば気楽なのだが、時間の進みがやたらと遅く感じる。小学校で働き出して1ヶ月も経たないのに生徒さん達との生活が当たり前になってしまったようだ。

お昼はいつもの前浜へ、台風のウネリは徐々に届いているが今日はまだサーファーは1人もいない。先日ここで知り合ったウインドサーファー(名前は聞かなかった)が海を見ている。
「チワー、微妙な風だね」
僕の言葉に彼は苦笑いしていた。

そんな所へオガツアーのオガ君がやって来た。
「どうですか、用務員のお仕事?」
「楽しいですよ、今昼休みでランチ終わった所です」
海を見ると女性ロングボーダーが1人パドリングで出て行くところ、海のウネリの話から台風談議へと話は弾んだ。

台風に備えた養生が必要な日が年に3回はある、多い年は毎週の事も、当然小学校の用務員さんは大忙しとおどかされた。

そして小笠原に伝わる台風の逸話話も、空から‘メー’と鳴くヤギの声に見上げると、台風の強風にあおられたヤギが空を飛んでいた。ユースホステル(前浜から防風林を越え直線で100メートル程)の前に置いてあったアウトリガーカヤックが対岸の境浦で発見された。西町のこの島では広い駐車場に置いてあった多数の車が一箇所に吹き溜まりのように転がって集まっていた等々、台風にまつわる伝説には事欠かないようである。

「橋本さん、いずれにしても9月ですよ、頑張ってください」
オガ君はニヤニヤしながら行ってしまった。

写真は出廷していった先ほどの彼、その後風はどうだったのだろう、チョッピリ気にしながら仕事に戻った。