小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

泳いだぞ~!

2009-02-26 17:57:41 | Weblog
暖冬のはずが、このところ寒い日々が内地では続いているようだネ。連日夏日の沖縄には敵わないが、小笠原も暖かな日が続いている。日本列島の太平洋側に居座る前線の南と北では、ビックリするくらい季節が違うようだ。

一昨日入港したオガマルには、そんな季節を楽しもうと言う事か、この時期にしてはビックリする500名近い乗船客が乗り込んでいた。まあ暖かさと言うよりは、きっと今が最盛期のクジラ目当てのお客さんなのだろう。

日曜日のハートロックでも沢山のクジラのパフォーマンスを楽しむことが出来たが、先日昼休みに久々に上ったウェザーでも、大きなブリーチングを2発確認。オガマルの入港日には、二見湾内でもクジラがブリーチングしていたようで、まさにクジラフリークにはたまらない時期である。

さて南風がそよそよ吹き、湿度を沢山含んだ肌にまとわり付く様な、チョッピリ重たく感じる空気、そのせいだろうか霞のかかったような薄曇の本日の昼休み、久々の前浜スイム。

昨日の昼休み、ポカポカ陽気の中気持ち良さそうに前浜スイムを楽しむバリトンに刺激され、今日は我家を出る時から昼休みは前浜スイムと決めていた。残念ながら昨日と違い、お日様は遠慮がちに時折雲間から顔を出す程度だったが、スプリングを着込んでのスイムは、全くと言っていいほど寒さを感じなかった。

ただサーフィン用のスプリングの為、肩周りに余裕がなく脇の下が擦れてやや辛かったが、次回はワセリンを用意すればOKだろう。そしてシャワーの後も弱々しい陽射しの割りには上半身裸で全然問題なし。お日様が充分であれば、サーフパンツ1枚でもOKかもしれない。

前浜スイムフリークの常連さんも「今日は水暖かいネ、もう春でしょ」

気が付けば2月も後2日、日曜日は3月、春めいてきても全然不思議じゃないネ。勿論又寒くなり、そして暖かくなりを繰り返しながら季節は進んで行くのだろうが、今年も前浜スイム&ランチ、存分に楽しむぞ~!

写真は昨日の前浜、本当に暖かな昼休みだった。

義父からの贈り物その2

2009-02-23 18:15:43 | Weblog
早2月もラストウィーク、我家の暮らしもやっといつもの島暮らしのペースを取り戻した。

妻も僕も完全OFFの昨日、まずは扇浦までの早朝ジョグ。そして僕は久し振りに自転車のお手入れ、しばらくサボっていたのでいつもより念入りにお掃除。1年ぶり位にブレーキの調整も。

そしてその後は、ハートロックまでのウォーキング。オガマル出港中と言う事もあり、日曜日だったがハートロックに他の人影は無く、我々2人で独占。時折吹く強い東寄りの風が心地よい陽気だ。僕にとっては僅かではあるが母の灰の眠る場所、きっと何年たってもハートロックの赤土の上に立つときは、特別な気持ちになる事だろう。

風が有る割りには霞のかかったような状態で、母島の姿も見えず、コンディションとしてはあまり良くなかったのだが、それでも沢山のクジラを確認。昨日のクジラさん達は気分が良かったのか、距離を置いて見守るクジラ船に自ら近付き、挨拶するようにいろんなパフォーマンスを見せていた。

そんな光景を眺めながら、ランチにシエスタ、2時間ほど極上の時を過ごした。帰りは夜明道路周りのおまけ付きで、朝のジョギングを含め30キロほど走り歩いた事になる。夜のBeerも極上だった事は言うまでも無い。

所で妻は義父の形見と言っては何だが、我家にピッタリの義父の所有品を持ち帰って来た(勿論宅急便で郵送したのだが)。その内のナンバーワンは、なんと言ってもBOSEのCDプレーヤー。6畳一間の我家でその能力を充分発揮できないのが残念だが、BOSEと聞いただけで、音が良いに決まってる、と僕なんかはすぐに信じきってしまう。

妻はすっかりジャズにはまってしまって、最近の我家のBGMはジャズばかり。おまけに中学校の図書室から‘ブルーノート再入門’なる本まで借りてきて「勉強になった」と一言。

そしてもう一点。30枚程の懐かしい名画を含むDVD。なかなか見る機会が無かったのだが、昨夜はそんな中から‘メンフィスベル’をのんびり観賞。第2次大戦中、イギリスからヨーロッパ本土の爆撃の任務に就くB17爆撃隊の物語。

何年か前、内地の映画館で見た事を思い出しながら、懐かしく観賞した。人の死ぬシーンの無い、爽やかな戦争映画、楽しい奴が良いよね、やっぱり。観たい映画が沢山あって、楽しみ、義父の趣味に感謝だ。

写真は昨日、ハートロックのい帰り道に撮った1枚。

青灯復活

2009-02-21 15:06:12 | Weblog
土曜日の午後、2時出港のオガマルの荷役を終え、パソコンに向かっている。確か前回の投稿がオガマルの入港日、荷役仕事前の一時だったと記憶している。どうやら僕のブログ投稿も、いつの間にかオガマルのリズムに引きずり込まれてしまったようである。まあオガマルあってのこの島、それは自然の流れかもしれない。

結局今便のオガマルの仕事も、水曜入港日の荷役に始まり、積荷と引き取り業者の関係で、翌木曜日も午前中荷役仕事、中一日置いて今日は早出港日、入港中はほぼ毎日と言った感じである。

その間、小学校の用務の仕事も朝早出したりして、なるだけ御迷惑掛けぬよう頑張っている。一生懸命働かないと生活掛かってますから。

そんな生活の中、ヤッパリ楽しみの一つはお昼のランチ。昨日は南風が強く、お気に入りの前浜は、オンショアで楽しいランチにはおそらくイマイチと言う事で、風裏の宮之浜へ。

予想通り宮之浜はベタ凪状態、そして‘たびんちゅ’のヨッシーが素潜りツアー中のランチ時。昨日はパートナーのミナちゃんも一緒だ。「久し振り、海どう?」「凄く良いよ~」「冷たくない?」「最初だけだよ」

そう言えば来島当初は宮之浜でずいぶんシュノーケリングしていた物だが、最近はサッパリ。我家のトイレのドアに掛けっ放しの5㍉のフルスーツ、たまには使ってあげないと泣いてるネ。

ランチを終え昼寝していたら、前浜ランチコンビのバリトンが登場。彼もオンショアでの前浜スイムは諦め、今日は宮之浜でのんびりランチを選択したようである。「ここにシャワーあればいいのにな」流石に仕事の合間のスイムはシャワーがないと辛い。贅沢と言えば贅沢だが、残念ながら宮之浜には水道が来ておらず、シャワーの設備は無い。

年度末と言う事だろうか、最近父島のあちこちで道路工事が盛んだが、行政の皆さん、宮之浜のシャワーも一つ宜しくお願いします。

そうそう、工事と言えば昨年から続いていた釣のメッカ青灯の工事が終了し、どうやら解禁されたようである。オガマル出港の後、見慣れた釣キチの車やゲンチャリが何台か止まっていたので覗いてみると、顔見知りが何人か早速糸を垂れていた。「ムロ入れ食いだぞ!」怪しいもんだが、青灯復活、メデタシメデタシ。

写真は昨日、ランチ中のバリトンと僕からたんまり御馳走を頂いた、イソヒヨドリ。


内地仕様

2009-02-18 09:26:31 | Weblog
水曜日の朝、小学校で朝一番の用務の仕事を終え一旦帰宅、パソコンに向かっている。今日はオガマルの入港日、これから荷役の仕事だ。そのオガマル防災小笠原の島内放送によれば、定刻20分遅れ、11時50分、250名ほどの乗船客と共に入港予定との事。

昨日あたりから冬型の気圧配置が強まり、多少ウネリもでたのだろうか、久し振りに遅れての入港である。

内地も季節はずれの暖かな陽気が数日続いていたようだが、小笠原もおかげさまでこのところ比較的暖かな日が多かった。

15日の日曜日には、小学校の先生方と合計4名で、洲崎での本年初釣に挑戦。朝方降っていた雨も上がり、昼前にはお日様も顔を出し、短パンTシャツでOKの陽気。所が思いのほかウネリがあり、大きなセットの時には行くてを阻むほどのショアブレイク。島での釣りは初めてと言う先生も2名いたため、洲崎絶好のいつものポイントは諦め、手前の安全な所で磯釣りを楽しんだ。

しかし荒れた海同様?お魚の食いもサッパリ。ササヨ、ヨツバリ、アカバの子供が辛うじて数匹上がっただけで、僕のクーラーボックスは空のまま。残念ながら本年初の磯釣りは釣果ゼロ。先生方とリベンジを誓って又次回と言うことになった。

所で内地同様昨日辺りから小笠原も北風が吹きだし、昨日の予報では最低気温14度、最高気温も20度を下回るとの今日の小笠原地方。すっかり寒がりになってしまった僕は、モンベルの起毛した厚手の下着で昨夜就寝したのだが、思ったほど寒さを感じなかった。

どうやら1週間ほどの内地での滞在で、体が少しは寒さに順応したのかもしれない。所謂内地仕様と言う奴。職場ではすっかり「寒がり」と言うことになってしまった僕だが、少しは汚名?返上でききるかも。

写真は妻が中学校で精魂込めて育てているチューリップ。やっと花びらが顔を出して来た。何でも小笠原のチューリップは内地の物と違い、茎が短いらしい。小笠原仕様だネ。

義父と母からのプレゼント

2009-02-14 18:36:13 | Weblog
内地は昨日の春一番に続き、記録的な暖かさだったようだネ。小笠原も内地の暖かさにはビックリ仰天だが、強い南風が吹き汗ばむほどの陽気。

小学校は木金土と三日連続の学校公開日で、用務のオジサンも今日は出勤。昼休みは強い南風がオンショアとなる前浜を避け、風裏となる宮之浜へ。オガマル入港中と言う事で、観光客が数人穏やかな宮之浜を楽しんでいた。そして‘たびんちゅ’のヨッシーが素潜りツアーのランチ休憩中。「久し振り!」お互いに軽く挨拶。

我が瀬掘アパートの隣人だったヨッシーは、見事都住を当て、1月に引っ越してしまった為本当に久し振りの御対面だった。そして、遂に我家がアパートで一番の古株になってしまった。今年は我家も是非都住を当てないとね。その家賃の違いはあまりにも大きく、万年困苦欠乏状態の我家にとっては死活問題だ。

所で、1月の義父と母の死から早くも半月以上が過ぎようとしている。渦中にある時は、とにかく慌ただしくあっと言う間に内地での1週間が過ぎてしまった。今こうして小笠原でいつもの生活ペースに戻り振り返ってみると、義父と母から素敵なプレゼントをもらったような気がする。

我々夫婦にとって内地に行くと言う事は、経済的に本当に大変な事だ。まずオガマルの運賃、そして内地での生活費。加えて内地に行っている間、日給月給の我々2人は無収入状態。とても二人揃って内地行きなど夢のまた夢。

所が今回の件では流石にそんな事は言ってられず、結果的に二人揃って娘や息子の暮らしている幕張へ帰る事ができた。家族4人揃って顔を合わせるのは、我々がこの島へ移住してくる前を最後に、丸3年ぶりだった。

いつもは食べさせる相手が僕一人で、自慢の料理の腕の振るいがいが無い、とぼやいている妻も、毎日メニューのリクエストを取って嬉しそうに食事の用意をしていた。そして、娘や息子の彼氏や彼女達とも楽しく食卓を共にする事ができた。

本当に義父や母のおかげと、今となっては心から感謝の気持ちで一杯だ。

写真は久々の一家4人と、愛犬キラリ(彼女はカメラが嫌いのようで、どうしても前を向いてくれなかった)