小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

妻の新しい足

2017-07-30 09:17:34 | Weblog
台風5号は昨日、父島を暴風域に巻き込みながら、島の東側を抜けていった。

勢力は強い台風と言う事だったが、大型の台風ではなく暴風域も小さかったようで、我が家としては万全の態勢でかなり気合を入れていたのだが、実際のところ全く大したことはなかった。

島の東を通過したというのも幸いしたのだろう。

しかし、当たり前の事だが、本日父島着発運航予定だったオガマルは欠航。島に滞在している観光客も少なく、島中の船は台風養生の為ロープでがんじがらめ。時折ビューっと風の音が聞こえるくらいで、父島は極めて静かな7月最後の日曜日を迎えている。

お天気も回復傾向なのか雨は上がり、灰色の雲の合間にかすかに青空も顔を出している。

台風5号このまま行ってしまえばいいのだが、ネットでいろいろな台風情報を確認してみると、どうやらUターンして舞い戻って来そうな予報もある。一週間も先の予報で当てにはならなうが、北上して東京湾のほうへ向かうなんて予報も出ている。

もしもそうなると、オガマルの航路にもろ影響しそうで、この先のオガマルの運行が心配だ。

オガマルこけたら、皆こけちゃうからネ!この島は。

所で、妻の毎日の足になっているブリジストンアンカーのクロスバイクが、長年の酷使に耐えかね悲鳴を上げていた。この島には自転車屋さんが無いため、メカ音痴の僕が何とかメンテナンスをやっている。パンク修理、ブレーキワイヤー、シフトワイヤー、ブレーキシュー、タイヤの交換etcネットでhow-toを確認しながらの作業だ。

そんな感じで10年近く頑張ってきた妻の足、まだ動くことは動くのだが

「壊れて動かなくなる前に、新しいバイク買っとこうかな、島だとすぐ手に入らないし。やっぱりアンカーがいいな、今度はドロップ、ね」

と言う事で、早速くネットで検索。

久し振りにバイクのカタログを色々見てみたのだが、このところ内地ではバイクが大流行というのがうなずける。以前とは比べ物にならないほど、ニーズに合わせた多種多様のバイクがズラリ。

普段の通勤から買い物、そして海へのお出かけetc島での妻の移動にすべてお付き合い、それでいてドロップハンドルのスポーツタイプ。

そんな妻のニーズにピッタリのバイクが、アンカーのカタログの中にもちゃんとあった。

アルミフレームにカーボンフォーク、ちょっぴり太めの700×25cのタイヤ、そしてフラットペダル、カタログの中ではロングライドと言うカテゴリーに入るタイプ。

この島での妻の足にピッタリ。予算と相談して、RL6と言う車種に決めた。

一週間ほど前に届いていたのだが「しばらく雨予報だし、休みの日にゆっくりでいいよ」と言う事で、オガマル欠航でOFFとなった本日、梱包を解きメカ音痴の僕、苦戦しながらなんとか組み上げた。


梱包状態、なぜか箱はキャノンデール。





取り出すとこんな感じ




そして完成、妻の新しい足 ANCHOR RL6







教室にカラス?

2017-07-27 05:37:11 | Weblog
小学校は夏休みに入り、生徒さんのいない学校は完全にOFFモード。先生方もそれぞれ夏休み、内地研修、有給休暇etcで、出勤している先生は普段の半数以下。

用務のオジサンは、この時期を利用して普段出来ない作業を進めている。今週は教室のカーテンの洗濯、カーテンを外して掃除しやすくなった窓ふき、そして天井に取り付けてある扇風機の清掃。生徒さんたちが登校している学期中は、気になっても手が出せないところだ。

誰も居ない教室、お気に入りのCDを持ち込み、BGMを流しながらマイペースでノンビリやっている。用務のオジサンもすっかり夏休みモードでの作業。

一昨日、そんな調子で扇風機の清掃をしていると隣の教室から「キャー」という女性の先生の叫び声。

「カラス、カラスが教室に入ってきました」

「父島にカラスはいませんが」(何年か前ミヤマガラスと言う渡り鳥がやって来た事はあったが)

「何だかわかんないけど、黒い大きな鳥です」(後でわかったのだがこの先生鳥が大の苦手らしい)

教室に入ってみると、なるほど黒っぽい鳥がロッカーの上でうろうろしている。

確かにカラスだが、カラスはカラスでもアカガシラカラスバト。若い個体なのだろう、小ぶりでカラスバトの特徴である頭がまだあまり赤くない。

鳥が苦手な先生から見ればカラスに見えるかも。

とにかく無事に外へ出ていただこうと近づくと、窓の方へ飛んで行ってくれたのはいいのだが、閉まった窓の前で立ち往生。やむなくそっと近づいて捕獲を試みたのだが、なんと簡単に素手で捕獲できてしまった。

最近その数が増え、街中などでもちょくちょく見かけられるというカラスバト、僕も山歩きなどで何度もお目にかかっているが、さすがに素手で捕まえたのは初めて。

しかし、こんな爺さんに素手で捕まるようじゃ、猫なんかにかかったら一たまりもないだろうネ!

自然に返してやった間抜け?なカラスバト、生末が案じられる。


夏休みの小学校、元気に育ったグリーンカーテン





そしてヒマワリ






週末台風がやってきそうだが、グリーンカーテン、ヒマワリ大丈夫かな?

そしてオガマルも・・・・

20 40 60代

2017-07-20 05:28:40 | Weblog
この夏のオガマル着発運航初便の朝、パソコンに向かっている。

折しも小中学校は今日が終業式、きょう東京竹芝へ向かうオガマルには多くの島民が乗船し、待ちに待った内地でのヴァカンスの始まりである。

そして父島の観光業関係の皆さんたちにとっては、稼ぎ時?の暑い夏が始まる。

そんな父島の夏の始まりを告げるイヴェント、アウトリガーレースの大会が、海の日の祝日月曜日、扇浦で行われた。

この日の扇浦、一日を通して晴れ、微風、穏やかな海、ここ数年でも一番では、と思われる最高のコンディションに恵まれた。自然が相手のレース、その環境の変化で有利不利が発生するのは致し方ない所だが、この日はどのティームも存分にその実力を発揮できる、そんな最高の一日。

そのアウトリーガーレース、今年は男女混合、女子、男子の3カテゴリー合わせて64ティームがエントリー。予選は赤・白の二艇に分かれ32ヒートのタイムレース。各カテゴリーの予選タイム上位4ティームによる準決勝、決勝が行われる。


さて我々のティーム名【20 40 60代】4人の年齢構成そのまま。





ご覧の通り我々は12ヒート。

さてレース結果だが、予選は64ティーム中トップタイムでベスト4に勝ち上がった。しかし他のティームとのタイム差は2~3秒程度、接戦だ。そして準決勝、我々にややミスも有ってタッチの差、薄氷の思いで決勝へ進んだ。

その決勝も大接戦だったが僅か力及ばず、優勝は成らなかった。

今年はキャプテン・イチの発案でスイッチバックという我々にとっては初めての戦法での挑戦。四人揃っての練習が一回で勝てるほど、今のレベルは甘くないよ、とレースの神様からの戒めかな?

因みに優勝ティームはよく練習していたらしい。


オメデトウ!  IKE!カーペンターズ


さて息子の嫁さんのティーム、先日結婚したNちゃんM君、そして息子夫婦の友人Kダイの4人、男女混合の部でブッチギリの優勝。予選、準決、決勝と徐々にタイムを上げ他を寄せ付けぬ圧勝だった。

彼ら彼女らもよく練習してた。

内地でトライアスロンやってた頃の好きだった言葉、

走った距離は裏切らない!!!




海の日、暑い一日











出店も




開会式










主催者によるデモンストレーション








小学校からも2ティーム参加










もう一つのティーム











そして混合の部優勝ティーム















やっぱり勝負事は勝たないとネ!




新ムロ

2017-07-17 05:29:46 | Weblog
昨日はオガマルの出港日。20日の終業式を待たず、内地へ向かう家族連れの姿もちらほら。中学バレー部は恒例の内地遠征。父島は一足早い夏休みモードだ。

そして今週の木曜日20日の便から、オガマルの着発運航が始まる。11時入港その日の3時半出港、木曜日と日曜日、週2便の着発が8月後半まで続く。

父島の暑い夏の始まりである。

所でお休みだった先週の土曜日、息子と二人桟橋での釣り。釣果も上がらず、炎天下の中桟橋で釣りをするのは我々だけ。

たまに覗きに来る顔見知りも

「どうなの?」

「ぜんぜん!」

暑い中よくやるよ!と言った感じだ。

前浜スイムを挟み午後の部もさっぱり、そんな中エサも無くなりバケツを洗っていた息子の浮が沈んだ。半信半疑の様子で手繰り寄せてきたが、抜き上げる寸前バレてしまった。

「ムロ、ムロだよ、小さい、新ムロ」

わずかに残っていた僕のエサで、息子が一本、僕が一本、新ムロ二本を釣り上げた。もう少し早く来てくれればいいのに、だいたいこんなものだ。これでエサを買いに行くとサッパリ、という経験を何度もしている。

とりあえず新ムロが入って来た事は間違いない。

本当に久しぶりにサビキでムロを釣った。オガマルは着発運航が始まり桟橋はフリー、桟橋でのムロ釣り楽しみになって来た。


土曜日の桟橋










そして本日、海の日の祝日、これからアウトリガーレース。結局4人揃って練習できたのは一回だけだったが、まあ頑張ります。


昨日オガマル出港の後、扇浦でサップ。パドリングの最終チェック?

暑い大会を待つ前日の扇浦、とても静かだ。











サップで南島へ、が・・・・

2017-07-03 16:23:28 | Weblog
本日、小学校は昨日の遠泳大会の振替でお休み。僕にとっては久し振り、平日の完全OFF。

引き続き太平洋高気圧が小笠原の上にデンと乗っかり、晴天、風は弱く海はベタ凪。そして今日の潮は長潮、朝8時が下げ一杯、そこから上げ潮へ変わる。サップで南島を目指す絶好のチャンスだ。

下げ潮に乗って早朝南島へ向け出発、午前中のうちには上げ潮に乗って戻って来ようという計画である。

初南島(サップで)を目指し6時半に扇浦を漕ぎ出す。その扇浦はアウトリガーの朝練で賑わっていたが、そんな中に息子のお嫁さんも。

「潮と海況がいいから南島いってくる」「行ってらっしゃい」

海は相変わらずベタ凪、そして素晴らしい透明度。下げ潮に乗って誰も居ない海を快調にパドリング、ほとんど苦労することなく8時前には南島扇池入り口のアーチを、絶叫を挙げながらくぐった。

そして、亀が産卵のために上陸した事を示す沢山のカタパルトが残る白砂の上に上陸。

無人の南島、まだ角度の浅い朝日を正面から受ける扇池とアーチをバックにサップを入れて記念撮影、とデジカメを構えたのだが、なんと「メモリーカードがありません」のメッセージ。

あちゃー!パソコンに差しっぱなしか、やっちまいました。

勿論記念撮影をするために南島を目指している訳ではないが、こんな絶好の機会が今度いつ来るか、やはり記録には残しておきたかったな・・・・

最近呆けて来ているのか、やらかしちゃう事が本当に多くなった。メモリーカードくらいならまだかわいいが、大事に至らぬよう肝に銘じねば。

南島の白砂の上でしばし呆然とした後は気を取り直し、8時過ぎには扇池を出発。潮汐表通り上潮に変わっていたようで、帰りも快調なパドリング。、9時半前には無事扇浦へ到着。

メモリーカード事件を除けば本当に快調で楽しいパドリングだった。またいつかこんなチャンスの時が来れば再チャレンジ!

サップの後は、前浜スイム&ランチ。そして、午後は桟橋でサビキ釣り、平日の完全OFFを満喫。


当然南島の写真は無く、今日の前浜。高校の体育の授業ウインドサーフィン真っ盛り。











そして今日の桟橋、釣り人は当然のごとく僕一人、ムロは全然、全く気配無し。