小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

小笠原のGW

2006-04-30 18:22:47 | Weblog
小笠原のGWスタートの昨日はあいにくの雨だったが、夕方久し振りに妻とジョグ。足の調子が悪くずーとウォーキングしかできなかった妻が「チョット走って見ようかなー」という事でお気に入りのコペペビーチまで約10㌔、のんびりと走った。
きっと小笠原の空気、海、空・・・全てが妻の中でいい方向に作用しているのかも知れない。汗びっしょりの妻は気持ち良さそうに「走るっていいな」

天候には恵まれなかったが、小笠原での初のGWは我家にとって素晴らしい幕開けとなった。

そして本日曇り空の中オガマルは982人の乗客を乗せ定刻より1時間ほど早く入港、そして2時には竹芝に向かって出航して行った。観光船はどの船もチョー満員、すし詰め状態(チョットオーバー)で凪の海へ繰り出していった。

我家は朝一で久し振りに夜明け道路1周のウォーキング、久し振りの昨日のジョギングの影響もないようで相変わらず妻は快調なペースで進む。途中初寝浦展望台付近で先日オガ君に教えてもらったキバンジロの実をゲット。オガ君曰くグァバより美味との事、なかなか黄色く熟している物がなく苦労したが、それでも20個ほど摘み取った。その後今が旬と言う筍取り。こちらのは非常に細くしかも土の上に出てい部分を取る、アクがなく非常に美味らしい。キバンジロ、筍、食卓が楽しみである。

午後は、高校の友人のご主人がクルーザーで本日入港予定との事で港へ行ってみる。
立派なクルーザーでビックリ。エビスBEER!をご馳走になりしばし談笑。

写真はクルーザーと友人のご主人コイズミさん。
小笠原へヨウコソ、楽しんでいって下さい!

BBQ

2006-04-29 15:11:32 | Weblog
今日からゴールデンウィークの始まり、去年までだと大なり小なり計画を立て楽しみにしていた事だろう。

今年は小笠原での初の大型連休だ。この期間中オガマルは小笠原に入港した日の午後には竹芝に向け出航、そして竹芝入港の翌日には小笠原へ向け出航、ピストン輸送の日々となる。しかも入港する船は満員に近い乗客を乗せて来るそうだ、島が一気に活気付く、我々にとって勿論初体験、何となく楽しみである。
明日その第一陣がやってくる。

そんな連休初日の小笠原は大雨強風の大荒れの天気。朝から一歩も外に出れず、やむなく?こうしてブログを書いている、せっかくのお休みなのにネ。

昨夜は、ボランティア先の所長マナミさんの誕生を祝うBBQ Partyがあった。昼間飼育している鶏の雄(オスは卵産めないからネ)を二羽食材にする為絞めて手際よくさばく、ここ小笠原ではごく当たり前の事の様だ、水槽掃除の合間にチラット覗いたが、けっこう刺激的だった。夜はこれが胃の中に納まるのか・・・・

マナミさんの友人そしてセンターのスタッフ皆で薪の炎と、野菜、魚、ジンギスカン、お肉、勿論さばきたての鶏肉?等々豊かな食材を囲みPartyは大いに盛り上がった。
昼の刺激的な光景はどこへやら、新鮮なレバ刺しは絶品でした。

ところで高校時代の友人からメールがあり、ご主人が仲間と明日ヨットで小笠原に入港予定との事、楽しみである。
天気予報はあまり良くないのだが、是非小笠原の太陽でお迎えしたいものだ。



課外学習

2006-04-28 18:20:54 | Weblog
今日はボランティア先海洋センターに地元小学校の5年生がやって来て、センターのスタッフ、ボラの面々との顔合わせがあった。

小笠原では毎年新5年生がこの時期から海洋センターで、課外学習の一環として約一年間アオウミガメのお世話をしながらいろいろな事を学習するのだそうだ。
今日はその初日で、担任の先生に引率された5年生がやって来た。

小笠原ではこれからが正にアオウミガメのシーズン。産卵の見学、ふ化、そして稚亀の世話を我々と共にしながら学習していくと言う。そして来年5年生から6年生に進級の時に自分の育てた亀を小笠原の海に放流する、ホント素敵な課外学習だよね。

僕もボラの1人として今日あった5年生たちの課外学習のお手伝いをしていかねばならない、責任重大である。ボラを初めてまだ一ヶ月足らず、多分地元の5年生達のほうが僕よりアオウミガメの知識は詳しいと思う、なんせまだ水槽の掃除と亀みがきくらいしかやってないんだから。

せっかく縁があって始めたボランティア、彼らと一緒に僕も楽しく学習していきたい。そしてその時どんな生活をしているか分からないが、出来れば来年の放流に立ち会えたら素敵だね。

写真は整列した小笠原小学校5年生の面々。

これから宜しくネ!

ボランティア休業

2006-04-27 11:30:02 | Weblog
今日は朝からドシャ降りの雨、少々の雨なら愛車(アルプスのランドナー)で行くのだがあまりの雨脚に徒歩でボランティアへ。

てきぱきとその日の業務の指示をくれるシマネエから「とりあえず事務所で待ってて」と一言。

事務所で本日のスケジュールボードを見ると、4人のスタッフがお休みになっていた。そう悪天候の日は調査に出れないためボラスタッフのお休みが増える。この時間いつも慌ただしく朝食をしているスタッフも今日は3人だけ。しかも今日お休みのイッサはとりあえず一眠りとボラ部屋に上がって行った。

ドシャ降りの為外での作業はほとんど不可、結局僕も急きょお休みという事になり、我家でとりあえずブログでもと時々外を眺めながら(急に晴れてこないかなー、120%無理)パソコンのキーをたたいている。

この島には<トビウオクラブ>と言うものがあり、内地で言う学童保育と僕は勝手に理解しているのだが、海洋センターに良くやって来る。昨日も午後やって来て一緒にカメ水槽の掃除をしたり亀を磨いてもらったりと、お手伝いをしていただき大助かり?

その後はお楽しみ竹パン作り。皆で落ち葉や薪を拾いセンター内のブロックを積んだコンロで火をおこし、竹棒の周りに巻きつけたパン生地を焼くのだ。落ち葉や薪が焼けるチリチリとした音や、炎と煙、そして香ばしいニオイ。

焼きあがった竹パンを美味しそうにかじる子供達、
「おじさんも食べない?」
差し出してくれた竹パンを一かじり、
「ウマーイ!」
チョット焦げて硬くなったホットケーキの味がした。

食べきれなくなった竹パンを持って鶏小屋へ、ちぎって上げるパンを食べる鶏に大喜び、卵を抱いている母鶏の下からつつかれながら生みたての卵を強奪?子供達と一緒に素敵な時間が過ぎて行く。

ここのボランティア活動のこんなおまけの時間も僕はとても気に入っている。
今日トビウオさんは筍ほりの予定になっていたがこの天気じゃとても無理かな、明日はセンターで収穫してきた筍焼きのはずだったのに残念だ!(旬の味がチョット楽しめるかなーと期待していたのだが)

写真は晴天の日、つかの間の昼休みを楽しむスタッフ達。

出航日

2006-04-26 20:09:15 | Weblog
今日はオガマルの出航日。海洋センターのスタッフ、コズエさんも今日の船で小笠原を離れていった。

シンマイの僕はコズエさんとはあまり話した事がなく、コズエさんと海洋センターの関係も良く理解していないが、ただボランティアではなくそしてクジラに関してはもしかしたら著名な方なのかもしれないと、勝手に想像している。
ボランティアを始める前、ビジターセンターと言う所でクジラに関する講演会のようなものが有り、僕はたまたま参加していたのだが、講演者がコズエさんだった。ザトウクジラのビデオを流しながらその解説と言う流れだったが、とにかくクジラを追いかけて世界中を回っていると言った印象だった。

クジラのシーズンがそろそろ終わる小笠原を離れ、北の海へクジラを追いかけて行くのだろうか?
見送りの皆が、「コズエさん又来年!」と叫んでいた。
来年早々クジラと共にまた小笠原へ帰ってくるのだろう。

僕はその時如何しているだろうか、仕事を見つけ小笠原での生活を楽しんでいる自分を希望をこめて想像したい。海洋センターでのボランティアはやっていないと思う(ボランティアでは残念ながら生活できないからネ)が、是非小笠原で又お会いしましょう。

「コズエさん、お世話になりました、お元気で!来年小笠原での再開を楽しみにしています。」