小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

MLB、野球、色々

2009-10-31 07:20:54 | Weblog
今日からプロ野球は、メデタク!日本ハムと巨人の日本シリーズ。日本のチャンピオンチームを決める好試合を期待したい。

メデタク!とわざわざ書いたのは、両チームがペナントレースでそれぞれパリーグ、セリーグの優勝チームだからだ。

御存知のようにパリーグ、セリーグともクライマックスシリーズと銘打ったポストシーズンを採用している。ペナントレース2位と3位のチームが2勝先勝でまず対戦。勝利したチームが1位のチームと4勝先勝でリーグの代表を競う。この際1位のチームには予め1勝のアドバンテージが与えられている。ペナントレース優勝のご褒美だネ。

おかげで今年のセリーグペナントレース終盤、我が阪神は熾烈な3位争をしていた為、大いに野球を楽しむことが出来た。結果的にヤクルトが3位となりクライマックスシリーズへと歩を進めたが、このヤクルト、ペナントレースの勝率が5割を切っていた。場合によってはこのチームが日本一のチームになる可能性もあるわけで、クライマックスシリーズによるペナントレース終盤の3位争いを素直には喜べない感じだ。MLBのワイルドカードとは根本的な違いを感じる。

ペナントレース(今何試合なのか分からない、130~140試合くらいなのかな、失礼)1年間の戦いの重みはどうなるの?結果的に日本ハムVS巨人となってメデタシ、メデタシと言うことだ。

所でそのクライマックスシリーズ、パリーグの日本ハムVS楽天の試合で初めてマー君の投球をじっくり拝見、そして感心!イヤ~良いピッチャーだネ。闘志溢れる中にも冷静さを失わない投球。絶妙のコントロールと力のある真直ぐに切れのあるスライダーetc、まだ二十歳とは凄い。

8回裏の勝負所、稲葉との対戦は圧巻だった。結果的に四球だったが、その時画面に映ったマー君の口元。僕には「しょうがない、しょうがない」と2度つぶやいたように見えたが?あの場面で気持ちを切り替え、自分を取り戻す冷静さ、間違いなく日本を代表する投手の一人だろう。

さてMLBはワールドシリーズの真っ最中。昨年のワールドチャンピオン、フィリーズとヤンキースの戦い。第1戦はフィリーズの完勝。その中でニュースで見たフィリーズのショートのトリックプレーには感心。その技にまんまとだまされたのが松井だったのは御愛嬌。まあ、あのプレー松井は攻められないと思う、相手のファインプレーに拍手。

そして第2戦、その松井は決勝ホームラン。相手投手があのペドロマルチネスだったのにはビックリ!かつてレッドソックスのエースとして160キロ近い剛球でサイヤング賞投手にも輝いた、それこそMLBを代表する投手だ。解説していた伊東(西武の捕手から監督)曰く、日米野球で対戦した時「球が見えなかった」。実際見えないことは無いと思うが、それくらい凄いボールだったという事だろう。

勿論今のマルチネスに160キロの剛球は無いが、最速で140キロ半ばの球を早く見せる投球術と素晴らしいチェンジアップ、スライダーを武器に好投。そんな相手から松井は、それこそ見逃せばボールと思われる膝下のスライダーを、ものの見事にライトスタンドへ決勝ホームラン。対戦成績1勝1敗となりワールドシリーズもこれから益々楽しみになってきた。余談だがフィリーズの監督が、あの‘赤鬼マニエル’と言うのも、僕にとっては本当に懐かしかった。

松井君に一つ注文。来年は(もし来年もMLBでプレーするならの話だが)守って打つ選手になって欲しい。基本的にスポーツ選手、走れなくなったら終わり!

写真は、今朝の朝焼け。朝焼けが綺麗だと天気悪い、と言う話も有るが、今日は1週間ぶりにオガマルの入港。雨は御勘弁を!


ミニドック

2009-10-29 06:23:33 | Weblog
先週土曜日父島を出港したオガマル、次の入港は31日の土曜日。約1週間のミニドック入りである。

正式のドック入りは年明けの1月に予定されているが、今回はスタビライザー修理の為のドックらしい。スタビライザーは船の左右両舷に付いている翼のような物で、横揺れ防止の装置だ。船員さんから聞いた話では、船の横揺れに対し自動的にその角度を変え、船を安定させるらしい。

その2枚の内の1枚が故障していて、現在は1枚だけでの運航との事。1枚だけでもその効果は充分らしいが、残っている1枚が何らかの理由で故障してしまうと、航行に支障は無いが船の横揺れはかなりの物。そんな時に備えての、まあ転ばぬ先の杖といった所だろう。

そんな訳で今週の父島は何となくのんびりムード。先便のオガマルの竹芝出港が21日、そしてミニドック明けのオガマルが竹芝に帰るのは11月4日、その間観光で父島滞在と言うことになると、約半月。当然観光客の姿も、何時にも増してまばらだ。

おまけにフィリピンのほうへ去っていったと思った台風20号、周りの高気圧に行くてを阻まれうろうろしているうちに進路を東へ変え、今度は時速80㌔を超える猛スピードで本州の南を通過して行った。おかげで小笠原の海はずーっと落ち着かない状態。

昨日の昼休み、風も北寄りに変わり、ウネリもやや治まった状態。久し振りに姿を現したバリトン(このところ現場の仕事で、山にこもりっきりだったらしい)と前浜スイム。しかし1日や2日で濁りが治まるはずも無く「見えないネ~」とお互い苦笑い。水温の方はサーフパンツ1枚で泳ぐには丁度良い按配。早く濁りが抜け、綺麗な前浜の海で、秋のスイムを楽しみたい所だが・・・台風21号は大丈夫だろうね、20号と同じコースを進んでいるけど。

所で残念なお知らせだが、6匹のヒヨコ達、現在2匹になってしまった。夜は親鳥と共に上から籠を被せ、猫からの被害を防ぐなど工夫はしているのだが、自然は厳しい。

写真は、先週日曜日ウェザーからの一枚。ウェザー独り占めでのんびりしていたら突然の豪雨。30分ほどで雨は上がったのだが、雨と晴れの境目の写真。左側、野羊山はまだ雨の中だ。

返り討ち

2009-10-24 15:26:26 | Weblog
一昨日の木曜日、久し振りにウィークデイの休日。数日前からこの日は、天気予報を気にしながら先月末にブイとフロートが撤去され、釣解禁となった青灯での釣と決めていた。

壊れていたリールも修理、何度か折れて短くなっていた愛用の竿の竿先も新品に交換し、春以来の青灯での釣に相応しく、まさに弾む気持ちで7時半には青灯へ。気合を入れて餌のコマセは2ブロックを購入。まるで遠足に出かける子供のようだ。

釣り人の情報では、夜のメアジはそこそこ釣れているようだが、昼間のムロはどうやらサッパリらしい。勿論釣れるに越した事はないが、久し振りの青灯、釣れなくてものんびりコマセ2個くらいは釣りを楽しみたいし、今後の為に餌も蒔いて置かないとネ。

天気予報は曇り時々雨ともう一つだったが、朝からお日様が顔を出し、どうやら相変わらずの天気予報、良いほうに外れてくれそう。時折吹く南風に浮きは岸のほうへと少しずつ押し流されてしまうが、まあ釣りを楽しむには最高のコンディション。

始めてから何投めかに浮が微妙に動いた。手応えはもう一つだが、しっかり乗ってはいる。釣り上げると、外道のシマムロだ。その後連続して4本ほどシマムロが上がったが、これは皆リリース。その後はロクセンスズメダイにオヤビッチャ、所謂熱帯魚系の外道の連発。

結局朝から餌のなくなる3時頃まで頑張ったが、本命のムロは一本釣り上げ、もう一本は目の前でばらしてしまった。そこそこ浮は沈み、釣りを楽しむことは出来たが、クーラーボックスの中はムロ一本だけ。前回桟橋での釣と全く同じ釣果で、青灯でリベンジと意気込んでいたが、ものの見事に返り討ちに遭ってしまった。

ただ今回は、僕の釣りに付き合って話し相手になってくれていたトチさんが、前夜釣り上げた立派なメアジをプレゼントしてくれ、帰りのクーラーボックスの重いこと。次回は、是非自分の釣果で重いクラーボックスにしないとネ。

所で前回のブログで紹介した6匹のヒヨコ達は、今のところ元気に親の周りをピーピー鳴きながら動き回っている。飼育係の生徒さん達も本当に気になるらしく、何時にも増して、お世話に熱が入っている。このまま元気に成長してくれれば良いのだが。

写真は、僕が釣りをしている最中、図々しく餌入れに頭を突っ込んで平気でコマセを食べる泥棒ちゃん。ヒヨコ達もこの図々しさを是非見習って欲しい。

またまた誕生

2009-10-21 06:15:27 | Weblog
一時は不穏な動きでその動向が心配された台風20号だが、どうやら小笠原からは遠く西へと遠ざかって行った様だ。朝一番ネットの台風情報で確認した所、3時現在北緯20度30分東経127度55分沖縄近海でほぼ停滞中、今後はフィリピン方面に向かうとの事。

所で知り合いのサーファーの話では、台風が北緯20度を越えるかどうかが父島へウネリが入ってくる一つの目安らしい。そして出来ればそのまま北上を続け、沖縄の横辺りでのんびりウロウロしてくれるとベストとの事。台風の足が遅くウロウロされている所では堪ったものじゃないけどネ。

今回の台風20号やっと北緯20度を越えた所、しかも北上せず西へと進むそうだが一昨日辺りから父島へウネリは届いている。終日雨との予報がいつものように大はずれ、強い陽射し燦々となった昨日の昼休みはいつものように前浜でのんびり。前浜では既に15人程のサーファーが波乗りを楽しんでいた。そんな中に一番沖でボードの上に立ち手には長いパドルで波を待つ、一際目立つ姿。最近この島でも楽しむ人が増えたサップ(SUP・スタンドアップパドルボード)で波乗りを楽しんでいる。サーフィンは全く素人の僕が見ても、パドルでスピードが出る分テークオフは早そう。しかし結構取り回しが大変そうで、沈してパドル放しちゃったらどうなるのだろうと、余計な心配まで。まあ大きなお世話だね。

話はころっと変わるが、月曜日小学校へ出勤すると、倉庫の裏でピーピーと可愛い鳴き声。親鳥が半月ほど前から木陰の下でじっと卵を温めていたのだが、どうやらヒヨコの誕生らしい。昨日は母親と共にウロウロしだし、その姿をはっきり確認、総勢6匹だ。勿論、生徒児童の皆さんは大騒ぎ、休み時間や放課後はその姿を見ようと、黒山の人だかり(チョッとオーバーかな?)。

夏休み期間中3匹のヒヨコが生まれたが、残念ながら親離れした頃にその姿が見えなくなってしまった。以前もこのブログで触れたと思うが、僕が小学校の用務の仕事をするようになってから何度かヒヨコの誕生があった。しかし、無事成長したのは一羽だけ、自然界は中々厳しい。

今回のヒヨコ達、ひょっとするとその誕生はあの台風並みの大荒れの一日となった日曜日だったかも。だとしたら、木陰とは言え風雨にさらされる厳しい条件の中で生まれてきた事になる。生まれながらにかなりの根性の持ち主かもしれない。そんなヒヨコ達の生命力に期待したい。

写真は、母親の周りをうろうろするヒヨコ達。

雨の出港日

2009-10-18 15:00:51 | Weblog
今日はオガマルの出港日。今便のオガマル、入港日から好天に恵まれ海況も良かったようで定刻の入港。内地から帰島した知人の話でも、揺れも無く順調な航海だったらしい。

そして入港後のお天気もまずまずで、この船の観光客の皆さんは初秋の小笠原を満喫できた事だろう、今日の出港日を除いてはだが。

日曜日の今朝、まずはいつものように妻との扇浦までのジョグ。昨日の天気予報では今日は雨の一日。まだ真暗な4時前外に出てみると、確かに路面は濡れているのだが上空は綺麗な星空。当らない小笠原の天気予報、今日は良いほうに外れてくれるのかと淡い期待と共に早朝ジョグ。しかし残念ながら我家まで後5分くらいの所で、ポツリポツリと上空から雨粒。

その雨は天気予報通り止む事無く降り続き、オガマルの荷役に出かける8時前には土砂降りの雨。おそらく前線が通過したのだろう、南寄りの強風も加わり自転車は思うように前に進まない。バケツをひっくり返したような雨脚に、湾岸通りは見る見る水かさが増しまるで川の様。自転車のタイヤがひどい所では半分くらい水に浸かり、ハンドルを取られて恐怖を感じるほど、まるで台風だ。

オガマルの荷役も降り続く雨の中での作業。例の漁協の最強のカッパ上下に身を包み、その下はタンクトップにサーフパンツ、完璧な豪雨仕様だ。横殴りの雨に眼鏡に水滴が付いたり曇ったりと苦労したが、無事作業終了。オガマルは定刻2時、風は弱まった物の降り続く雨の中、静かに桟橋を離れて行った。それにしてもこんなに強い雨が降り続く父島も珍しい。今日の半日ツアーはキャンセルが多かったのでは、こんな日に無理しても楽しくないしネ。

所で昨日は、性懲りも無くハートロックまでウォーキング。入港中と言う事で昨日は顔見知りのガイドさんに連れられた二組のツアーのお客さんで賑やか。帰り道、辰巳道路に抜けるフットパスでもお客を連れたマーカスとバッタリ。おそらく躑躅山方面に向かったのだろう。暑い真夏を過ぎ、山のツアーが人気の季節になってきた。雨さえ降らねば、最高のシーズンである。

写真は、昨日のハートロックから南東方向の岩場。