小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

久々の山歩き&冷や汗

2012-06-25 06:11:47 | Weblog
一昨日の土曜日、妻と久々に山歩き。オガマル入港中に加え、二見湾には朝一番で入港してきた観光船フジマル。この日の我家の目的地‘初寝山’の入り口サンクチュアリーは当然混雑が予想される。

妻が2時からハハマル清掃の仕事が入っていた事もあり、そして観光の方達で込み合う前を狙って8時に我家を出発。

サンクチュアリー入り口には9時過ぎに到着。周辺の道路に車は無く、狙い通り我家は一番乗り。

全く人気の無いサンクチュアリーの森の中を、爽やかな朝の空気を満期喫しながら初寝山を目指す。途中腰が痛くなるほど身をかがめなければ通れない低木のトンネルを抜け、目的地初寝山へは9時半過ぎに到着。

石浦ビーチが眼下に見えるポイトへ陣取り、島の東側の景色を楽しみ、早めのランチにi-Pod、そしてシエスタ。


そんな初寝山からの景色。

















そして2時から仕事の妻の予定に合わせ、余裕をもって11時30分には初寝山を出発。丁度この時間帯、観光ツアーの皆さんはランチタイム。そんなこともあってか、帰路もサンクチュアリーの中で人に行き会う事も無く、メデタシメデタシ。繁忙期の山歩きも、時間帯を選べば他の人に気を使うこともなく十分楽しめそうだ。

所で今回2人で3㍑の水分を用意していったのだが、久し振りの真夏の山歩き、チョッと甘く見てしまった。朝から扇浦までのジョグを終えた後でもあり、脱水気味。帰路の夜明道路は残り少ない水を妻と分け合い、何とか我家へたどり着いた。あの状態がもし山の中だったら、まじヤバかったかも。

夏の山歩き、少なくとも一人2㍑は必須。今更ながら勉強になりました。

夏至

2012-06-22 08:00:00 | Weblog
昨日は夏至。今日から少しずつではあるが、昼の長さが短くなって行くと言うこと。毎年のように妻には「何、子供みたいな事言ってるの」と笑われてしまうが、僕は、これから一日一日昼間が短くなってしまうのかと思うと、夏至の日はなんだか物悲しい気持ちになってしまう。

勿論、大好きな夏はこれからやって来るという事は十分承知しているのだが。

ただこの時期梅雨真っ盛りの内地と違い、ここ父島では夏至の日の太陽の高さ、輝きをイヤと言うほど実感する事ができる。






写真は、娘の勤務先事務所のまん前で見事に花開いたホウオウボク。昨日小学校に出勤途中撮った物だが、朝6時をちょこっと回った所でこの陽射だ。確か去年もこのホウボクの写真ブログにアップしたような気がするが、ここのホウオウボクは本当に見事。毎日のように覗きに行っている何人かの島の人のブログにも、このホウオウボクの写真は必ずと言っていいほどアップされている。

島の目抜き通りに植えられた街路樹として、この時期間違いなくナンバーワンだろう。

そして昼休みは前浜スイム。一昨日までは台風4号のウネリが届き、前浜ははサーファーズパラダイス。昼休みを利用して島のサーファー達が、ショート、ロングそしてサップとそれぞれのスタイルでウネリを楽しんでいた。

昨日はそのウネリも治まり、前浜スイムを楽しむスイマーが数名の本当に静かな前浜。残念ながら一昨日までのウネリの影響で岸近くは味噌汁状態。透明度が悪く、大潮の干潮と重なりガリガリに引いた岸寄りは、珊瑚にぶつからぬようスイムも結構気を使った。


そんな昨日の前浜。









濁りの影響で海の青さはもう一つだが、空の青さは正に夏至のそれだ。



所で先ほど入った島内放送。本日のオガマル697名の乗船客と供に12時20分入港予定との事。この便は年に一度の八丈寄港便、台風の影響で心配されたが、どうやら八丈島無事寄港できたようだ。

明日は返還祭、賑やかな父島になりそうだ。

二年ぶりの硫黄島

2012-06-19 18:46:34 | Weblog
前回の投稿からずいぶん間が空いてしまったけれど、別段トラブルがあった訳では無い。6月に入ってからも父島はとにかくお天気が悪く、毎日毎日山にはガスが掛かり、時にはそのガスが下界まで降りてきて、二見湾内は視界不良なんて事も度々。とにかく冴えない空模様が続いていた。

当然の如く回遊魚系の僕の行動範囲も狭まり、無理にブログ書く事も無いか、と言う事ですっかり御無沙汰、と言う次第。

所が先週の金曜日15日、オガマルの入港日あたりから徐々にガスも取れ、この日の荷役は久し振りの大汗。そしてこの便は、所謂‘硫黄島便’荷役作業を終えると、当日の夜9時に二見湾を出港、翌早朝硫黄島着、硫黄島沖で一泊、翌々日夕方硫黄島発、4日目の朝二見港着、その日の午後2時に竹芝へ向け出港、と言うスケジュール。

硫黄島での我々荷役作業員の仕事は、上陸する人達をオガマルから硫黄島へ和船を使った通船作業がメイン。

昨年は、記録的な渇水に見舞われた小笠原諸島。硫黄島も例外ではなく、硫黄島に駐屯する自衛隊員も最小限に限られ、慰霊の為の上陸が出来ず、洋上慰霊になった為我々荷役作業員は不参加。僕にとっては二年ぶりの硫黄島となった。

今回、初日は通船作業が終わった後は、オガマルのデッキや船内でノンビリ、二日目は島に上陸、色んな意味での‘暑さ、熱さ’を僕なりに感じて来たつもりだが・・・・・

今この瞬間も、世界のどこかで戦争が行われていると言う事実、残念ながら人間はどうしようもないオバカサンのようだネ!


今回の硫黄島での写真
















































所で、硫黄島から帰ってみると、父島はすっかり真夏。硫黄島に負けず劣ずの暑い父島。いよいよ最高の季節到来。

マイナーチェンジ

2012-06-02 06:44:22 | Weblog
小笠原は完全な雨期に入ったようで、もう一週間以上まともにお日様を見ていないような気がする。たった今も、オガマル入港日朝恒例の早朝フリスビーに出かけたのだが、曇り空から降り出してきた雨がマジ降りになり、中止。

この先の週間予報を見ても、小笠原地方は曇りと傘マークのオンパレード。しばらく青い空と青い海は拝めそうも無い。しかもフィリピンの東にあった熱低が台風3号となり、米海軍の進路予想だと6日から7日あたりに小笠原の北を通過しそうだ。

その進路とスピード如何では、今日入港予定のオガマルの父島出港日、あるいは次便の竹芝出港日に影響が出るかもしれない。今後の台風の動きには要注意である。

所でそのオガマル、以前から情報は耳にしていたが今便から2等旅客定員が変更、そのお知らせが昨日宅配された‘村民だより’に掲載されていた。

2等船室の居住性改善の為、2等の定員が810名から542名に変更。指定席は変更無しで、結果トータルの定員が1036名から768名になるとの事。因みに変更後の2等席1人あたりの面積は幅60㌢長さ180㌢と従来より広くなるそうである。

この広さが果たして十分かどうかは意見の分かれるところだと思うが、客室の広さは変えずに定員を減らしてスペースを確保した、マイナーチェンジと言った所だろうか。

世界自然遺産登録以来観光客の増加、そしてその客層も変化し、オガマルの居住性に関するクレームもかなりのものだったようで、小笠原海運も已む無しと言うことかな。お陰で繁忙期のオガマルチケット入手は益々困難になり、観光関係の仕事に就いた娘も、来島早々多忙な日々のようだ。

話は変わってこの写真なんだか分かります?




カセットスプロケット。自転車の後ろのホイールについているギア。これは8枚の物(現在、最新の物は10枚)で、恋人ヴォーグのスプロケットを交換した。これもマイナーチェンジ。




左が新品、右が古いやつ。

ご覧の通り新しいやつは一番下のギヤが一回り大きい。歯数で言うと23と26の違い。平たく言えば歯数が多いほど急な坂が上りやすくなる。この3つの違いは歴然で、夜明道路を走ってみたのだが、以前だと3箇所あったダンシングでしか上がれない急坂を、シティングのままで上りきれた。

これで、もうしばらくはヴォーグとの島内周遊デートも続けられそうである。体のほうは簡単にマイナーチェンジと言う訳には行かないので、壊れないようにケアしないとネ。