小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

送別フリスビー

2009-07-31 07:59:21 | Weblog
夏のオガマル着発便第2弾の朝、これから荷役作業と言うのに、既に2度も大汗を掻いてしまった。

まずはいつものように妻との扇浦までの早朝ジョグ。夜明け前と言うのにものすごい蒸し暑さだ。

話はチョコッと飛ぶけど、実は昨夜我家としてはこの夏初めてクーラーのお世話になってしまった。妻も僕もエアコンはあまり得意ではなく、まったくと言って良いほどそのお世話にはならない。しいて使うとすれば、休日空模様が心配な時に、洗濯物を室内に干しエアコンの除湿をONにして出掛けるくらいだ。しかし昨夜は、ベットに横になっているだけで汗が止まらず、「今日はクーラーつけようか」と言う事でこの夏お初のクーラー。

それくらい蒸し暑かったと言う事で、今朝はその上に走り出してすぐにパラパラとお湿り。雨はすぐ上がったが、走り終わってストレッチしていると、滴り落ちる汗で足元がビショビショになるほどの滝の汗。

シャワー、朝食の後は本当に久し振り、奥村グランドでのフリスビーへ。あのアウトリガーレースでチームを組んだ海洋センターのカンタが、今日の船で内地へ帰る。部長のジュンちゃんの音頭で送別フリスビーと言う事になった。

約束の6時過ぎ奥村グランドに到着、丁度反対側から自転車に乗ったジュンちゃんが手を振りながらやって来た。予想通り?6時に集合したのは二人だけ。とりあえず肩慣らしをしていると、ジュンちゃんの携帯が鳴った。主役のカンタからでこれから来るとの事。

たぶんカンタにたたき起こされたのだろう、可哀そうな海洋センターのスタッフもやって来て総勢6名。フリスビー初心者には部長の熱心な投げ方のレクチャーの後、即3対3でゲームに突入。

ただフリスビーをパスしているだけの時と違い、ゲームになると知らず知らずのうちに熱が入り、夢中でフリスビーを追いかけてしまう。メンバーチェンジをして3点先取のゲームを2ゲーム楽しんだが、最後はへとへと状態。皆さんそれぞれにこれから仕事だと言うのに、大丈夫かな?

人のこと心配してる場合じゃないネ、かくして僕は本日2度目の大汗。

最後は送別フリスビーの恒例?旅立つカンタに一人ずつ一言添えてフリスビーをパスしお開きに。

人数集まってゲームになると本当に楽しい!部長、たまにはやりましょう!

そしてカンタ、元気で又おいで、待ってるから。何時かアウトリガーのリベンジしようぜ!

写真は、今朝の送別フリスビーのメンバー。

久々の沖

2009-07-28 07:17:54 | Weblog
オガマル入港前の一時パソコンに向かっている。今日の入港からオガマルは着発便の運行が8月の15日まで7便続く。中2日で入港してはその日に出港と言う事で、小笠原が一年で一番活気付く季節の到来だ。

島のイベントも盛りだくさん。今週末土曜日のシマアジ放流&JAMMIN(野外コンサート)に始まり、ウミガメ放流、星空観望会、盆踊り、花火大会、南洋踊り&KAKA、ビーチバレー&ビーチカルタ、フラオハナ、野外映画会と8月末まで休む暇が無いほどSUMMER FESTIVALと呼ばれる一連のイベントが続く。

しかしお天気の方がこのところあまりパッとしない。内地のほうでは記録的な豪雨で被害が続出しているようだが、小笠原も夏の安定した好天とは程遠い昨今。昨夜も夜中にスコール、今朝妻との早朝ジョグの時も、何とか雨は上がっていたが路面はびしょ濡れ状態。その後晴れ間も除いたのだが、つい今しがた突然のスコールで慌てて洗濯物を取り入れたところだ。ネットの予報でもこの先一週間安定した晴天は望めそうも無い。まあいずれにしてもあまり確率のよくない小笠原の天気予報、良いほうに外れる可能性も十分、そちらに期待したいところだ。

所で一昨日の日曜日、久し振りに矢口のトウタンの船で沖へ連れて行っていただいた。カアタンと2人の愛嬢は内地に帰省中と言う事で、妻と僕、そしてトウタンの友人と4人での船遊び。

当日も予報は悪くお天気が心配されたが、朝は晴れ間も覗いており、僕は一応船釣りの用意、妻は4人分の昼食を準備してトビウオ桟橋へ。東寄りの風が続いており、島の東側は荒れ模様、風裏となる兄島の西寄り、滝之浦を目指す。

滝之浦には既に何隻かの先客がおり釣り糸をたれている。早速我々も、まずはムロ狙いでゴング。すぐに僕の竿に当たり、かなりの手応え、しかし浮いてくるとなんだか白っぽく平べったい、ムロではない。いや~な予感が的中、ヨツバリだ。その後もヨツバリ連発。肝心のムロは上がらず、クーラーの中は辛うじてウメイロモドキとオジサン。

その後滝之浦は諦め、弟島の西のポイントで底物を狙ったり、妻の用意した素麺でのんびりランチ、その後は又釣と夕方まで沖遊びを満喫。時折真っ黒な雲が押し寄せ、父島方面は明らかに雨と言う状況が何度かあったが、幸い我々のボートの上は雨雲が避けてくれたようで、雨に降られる事も無くラッキーな一日。残念ながらムロは上がらなかったが、良いサイズのアカバや、引きの良いギンダイetc、釣の方も久し振りにあの手応えを楽しむことが出来た。

トウタンに感謝感謝!又誘ってください。

写真は先日の山歩きの時の一枚、巽湾。

真夏の夢

2009-07-26 05:54:16 | Weblog
悔しい~!!!

と言うのが、我らが‘カメさんチーム’クルー4人全員の偽らざる心境だと思う。

そう、昨日は扇浦のお祭りの一環として行われたカヌーレースの日。あまりパッとしない当日の天気予報だったが、早朝妻との扇浦までのジョグの時から、お星様も顔を出し何とか行けそうな空模様。しかしものすごい湿度で、ジョギングの後のTシャツを絞るとまるで濡れ雑巾のように汗が滴り落ちる。高温多湿の炎天下は熱中症にか掛かりやすく、特に高齢者は要注意らしい。おじさんあまり調子に乗っていると熱中症なんてことにもなりかねない。カヤックレースも良いが、水分補給をしっかりして、他のクルーに迷惑掛けないようにしないとネ。

さて今年のレースは先日も触れたが、オガマル出港翌日の土曜日と言う事で大盛況。男女合わせて34チームがエントリー。まず予選は大会本部で組み分けした2チーム同士のレースが17ヒートのタイムレース。

女子だけのカテゴリー、そしてそれ以外(男子チーム、あるいは男女混合)のカテゴリーのタイム順上位8チームがそれぞれ決勝トーナメントに勝ちあがる。我々‘カメさんチーム’がエントリーした男子or混合の出場は20チーム。この中で何とかベスト8と言うのが我々の第一目標だ。トライアングルのコース、3分前後がその目安となりそう。因みに我々の練習でのベストが3分3秒、非常に微妙な所である。

9時からの開会式は晴天の下、神主さんの安全祈願に始まり、村長の祝辞、そして素敵なフラの披露がありいよいよ予選スタート。我々は第4ヒート、すぐの出番だ。久し振りに味わう胃が痛くなるような緊張感、遊びとは言えあの重圧は日常では中々味わえない感覚だ。

海洋センターの女性スタッフ手造りのハチマキをキリリと締め、ほら貝の合図と共にスタート。前日製氷海岸で何度も行ったスタート練習が功を奏し、スタートから相手チームを引き離し快調なペース。タイムレースと言う事でゴールまで全力を出し切り我々としてはほぼ完璧なレース展開。

そしてMCクニさんの「いいタイムが出ました、カメさんチーム2分55秒」

やったー!クルーの皆や、応援に来てくれていた海洋センターの女性スタッフ達とガッツポーズ、そしてガッチリ握手。我々のベストタイム、そして予選突破も俄然現実味を帯びてきた。

その後残る13ヒートのタイムが非常に気になったが、全予選が終了して我々は34チーム中なんと3位。但しトップのチームはダントツで20秒近く抜けているが、その後は秒刻みの団子状態。決勝トーナメント、勿論油断は出来ないが、上位進出も夢ではない。勿論海洋センタースタッフ一同、そのボルテージは一気に頂点へ。

そして午後からいよいよ決勝トーナメント。我々の相手は自衛隊チーム、予選のタイム差は3秒、接戦が予想される、カギはスタート。ほら貝の合図と共に飛び出したスタートは見事に決まり、先手を取った。そして最初の黒ブイを先行して回航、勝負所の白ブイへ。ここで後ろを気にしすぎて、痛恨のコースミス。自衛隊艇との接触等もあり、白ブイへのアプローチを失敗、勝負はここでついてしまうと共に、大きくタイムロスしてしまった。

予選の結果があまりにも良かった為に、一同一気に意気消沈。確かにもう少しやれたのでは?と言うのが全員の気持ちだとは思うが、この結果は受け入れなければいけないネ。予選タイムレース34チーム中3位、そして準々決勝敗退、最終結果8位、どちらも我々の実力だったと思う。

1ヶ月ほど前カンタからレースの誘いがあり、初めて行った練習会では、まともにコースを回る事もできずに迷走。そして次の練習会では女性チームとのマッチレースに完敗して意気消沈。(この女性チームは今回ダントツで優勝。男子チームにも引けをとらない兵達)そこから気合を入れ直して猛特訓?よくここまでやったよ。

年長のカンタが娘と同い年。子供達3人に真夏の素敵な夢を見させていただいて親父は本当に感謝している。

有難う!カンタ、ハットリ君、そしてホンマ君。そしてこの悔しさ、何時か何処かでそれぞれにリベンジしようぜ。

写真は昨日の開会式の様子。


日食

2009-07-24 06:08:51 | Weblog
オガマル出港日の朝、いつものように妻との扇浦までの早朝ジョグを終え、パソコンに向かっている。

今朝の湾岸通りは何時に無く賑やかだった。扇浦で折り返し復路を走っていると、自転車で走る顔見知りの高校生とバッタリ、その後ロードレーサーにまたがる自衛隊の兵数人、そして顔見知りの島民と自転車大流行。

実は先日このブログでも触れたカヌーレースが明日に迫っており、5時から扇浦での最後の練習会に向かう連中である。我らがカメさんチームも着実に力はつけているのだが、仕事の絡み等で中々揃っての練習が出来ず、今日の夕方5時過ぎ製氷海岸での自主トレが最終調整と言う事になりそうだ。

今年は大会当日がオガマル出港翌日の土曜日、多くの人が参加できる日程となりレースのほうも参加チームが多く盛り上がりそうだ。何とかベスト8、予選突破を目指したい。

所でチョッピリ日にちが空いてしまったが、例の日食。父島は珍しく?最高の日食日和。

当日僕は3時起きでオガマルの綱外し。今便のオガマルは皆既日食観察ツアーが組まれており、当日4時出港、北硫黄島近海で皆既日食観察、そして当日6時帰港と言うスケジュール。

綱外しの後一旦帰宅、その後妻と共に小中学校の用務の仕事へ出勤。途中7時前だと言うのにダイビング船等多数の船が湾内を走っていた。母島先の皆既日食ギリギリのポイントで一目皆既日食をと言う船がほとんどだろう。

僕は妻と共に中学校の屋上で日食観察。中学校の理科の先生が備え付けた数台の望遠鏡を覗いたり、日食観察用の眼鏡で欠け始めた太陽に歓声を上げたりと、それなりに日食を楽しんだ。父島での部分日食が98㌫強と言う事で、最盛期が近付くとあたりは薄暗くなり、そして明らかに涼しくなり、気が付くといつの間にか道路の街路灯が点灯していた。

その瞬間の太陽は糸のように細く、逆にあれだけしか顔を出していないのに、薄暗いとは言え十分な明るさ、改めて太陽のエネルギーの凄さを痛感した。

日食の間、珍しく?小笠原のお天気の女神はよほどご機嫌が良かったのだろう、太陽の周りはまさに快晴。一度も雲が架かる事は無く、40数年ぶりの日食を十分堪能する事ができた。

贅沢言わせてもらえば、やはり皆既日食見たかったな、と言うのが本音だ。たとえ99㌫でも部分日食と皆既日食では全くの別物、と小学校で頂いた冊子に書いてあったが、ニュースで見る皆既日食はヤッパ凄いね。次の日食は20数年後だそうだが、その頃まだ生きいているかどうかはなはだ疑問である。

夕方6時には帰港してきたオガマルの綱取りへ港へ。下船してきた女の子に「見えた?」と声をかけたら「バッチリ!大感激!」との事。メデタシ、メデタシ。

写真は、望遠鏡を通して撮影した日食。

ジニー&ハートロック

2009-07-20 16:08:32 | Weblog
昨日は、ブログ投稿の後予定通り妻とカヤック遊び。勿論海況を見ながらだが、できれば陸路からは道が閉ざされてしまった、ジニービーチを目指して海洋センター前の製氷海岸を出港。

エイチャン&カズチャンのカヤックツアーで、何度かジニーに行った経験はあるのだが、今回は妻と2人の単独。しかも出発地点が二見湾の最深部とも言える製氷海岸で、今まで経験したコペペからのアプローチに比べると、距離的には倍以上になるのでは。

そんな訳で妻も僕も出発前からやや緊張気味「湾の外に出てみて、海況が悪ければ無理せず引き返せば良いよね」なんて弱気な会話も。そんな心配をよそに漕ぎ出してみると、ネットの天気予報通り、風も無く波高1.5㍍と言う事で湾内はまさにベタ凪ぎ。二見湾の入り口にある赤ブイまで30分足らずと思ったより順調なパドリング。

湾口でウェルカムロック(烏帽子岩)の右手を見ると、ウェザー下は結構ウネリが入っていて、この様子ではジニーはどうかなと心配したが、野羊山下の蛸岩を回り南へ進路を取ると幸い穏やかな海で、ジニーまでほとんど苦労する事無く無事到着。製氷海岸を出てから約1時間20分、久し振りにジニーの白砂の上に立つことができた。

9時を少し回った早い時間の到着と言う事で、ゆっくりジニーを楽しみそして早めのランチ。偶然にもエイチャン&カズチャンが島民のお客さん3人と色取り取りのカヤック3艇で到着。初めてこの島に来た時、エイチャンのツアーでジニーへ来た事を懐かしく思い出した。

帰りも順調なパドリング、潮も良かったのか1時間15分ほどで製氷海岸へ到着。海況や、やや雲の多かったお天気にも助けられ、ジニーへの単独カヤックツアーは大成功。又海と相談しながらトライしたい。

さて本日、妻も僕も連休の海の日。昨日の疲れも何処へやら、いつもの扇浦までの早朝ジョグの後は、これまた久し振りにお気に入りのハートロックへ。海の日に山歩きと言うのも何だが、海は昨日満喫したからネ。

いつものように、我家を出てから約1時間でハートロックの登り口へ到着。入山者へ山歩きのマナーガイドを配っている荷役仲間のナカタさんは「今日は誰も来ないと思ったのに、ハートロックですか?独り占めでしょう」とやや呆れた顔?

ナカタさんの予想通り、この時期ハートロックを訪れる人は無く綺麗な母島を見ながらのんびりランチ、極上の一時を過ごした。

帰りはこのところの定番、辰巳道路へ抜け夜明道路を山周りで我家へ。途中知り合いの山のガイドさんから教えてもらった、巽湾が一望出来る岩山へのロッククライミング?を楽しみ(登りはスイスイだったが下りは冷や汗と妻は言っていたが)又お気に入りのポイントもゲットして、充実した海の日となった。

写真は、昨日のジニーにて。