鈍足台風２５号

久しぶりのブログ更新です。

前回のブログの話題、連合運動会の後しばらくは、秋の気配を思わせるような爽やかな日々だったここ父島ですが、それも長続きはせず、そして先週一週間は台風２５号の影響（ほとんど間接的なものでしたが）で、島は冬眠状態？

台風の動きに敏感な島の皆さん、特に今年は台風の影響によるオガマルの欠航やダイヤの変更が相次ぎ、ネットの情報を駆使して台風の進路予想とオガマル運行スケジュールの予想井戸端会議がとても盛んだ。

そして台風２５号の登場。当初の予想では先週火曜日頃島に最接近、そんな訳でオガマルが出港した先々週の土曜日、桟橋は台風養生、そして漁船や観光船なども翌日の日曜日には、ロープで固定されて養生完了。

オガマルもスケジュール変更、２０日（火）の入港予定を２２日（木）に変更、出港は２３日（金）で変わらず、父島一泊便、台風をやり過ごした後運行しようと言うことである。

ところがその後この鈍足台風２５号は、進行速度が遅く、その進路も日々予想が変わっていく。結局父島最接近は２２日（木）から２３日（金）との予報、またしてもオガマルは欠航、今シーズン４度目！

自然相手なのでどうしようもないが、今シーズン小笠原海運さんは、本当に台風との相性が悪いようだ。

おかげさまでこの一週間、父島は本当に静か。ハハマルは湾内に沖止め、船は皆養生されているので動きがとれず、島のお店も売るものが無く臨時休業etc・・・

そしてこの台風２５号、ありがたい事に当初は直撃！なんて言われていたが、島の南側を東に遠ざかって行った為、強風域にすれすれ掛かる程度で、直接の影響はほとんど無し。

早めの養生にオガマルの欠航、いったいなんだったの？鈍足台風２５号恐るべし！

今年はこれで終わりにしてほしいところだが、まだまだ油断はできませんね。


写真はずいぶん古く、体育の日の朝、扇浦で早朝サップの時の物。久しぶりのベタ凪、サップ日和だった。








こちらは昨日、桟橋での釣り。まだ台風養生したままでコンテナが全く無いがらんとした桟橋。




そして久しぶりに出港していったハハマル。




釣りの方は全くダメ、久しぶりの坊主。これも台風の影響かな・・・

小中高連合運動会

一昨日の日曜日、父島での秋の恒例行事の一つ、小中高連合運動会が行われた。

今年の父島台風の接近が多く、例年でも台風の多いこの時期だけにその影響が心配されたが、日本の遥か南で発生した台風23号の風もまだ島にはギリギリ届かず、今年の連合運動会は好天の元開催され、大きなトラブルも無く無事に終了、小中高の教職員はじめ関係者の皆様お疲れ様でした。

毎年この運動会は小中学校のグランドで開催されるため、グランドの芝刈りや散水を担当している僕にとっても、この時期芝の状態が気になるところなのだが、幸い？今年は台風が定期的に島に近づき、それに伴う降雨で芝も元気、そういう意味では台風様様。

例年通り、今年も僕のお仕事は受付のお手伝い。

この運動会の一般参加の種目の一つに、職場対抗リレーと言う人気種目がある。

職場の同僚、地域のお仲間etc、一ティーム6人のリレー。女子は一人100メートル、トータル600メートル。男子は第一走者とアンカーが200メートル、他の4人は100メートル、トータル800メートルのタイムレース。

今年は男女合わせて30ティームを越えるエントリー、レース開始30分前あたりから受付付近は、レースに参加の老若男女でちょっとした混雑状態。きっと足自慢の人たちなのだろうが、皆さんの表情が一様に強張っている。普段の島生活ではなかなか味わえ無い、遠い昔の記憶？運動会徒競走前やリレーのスタート前、あの独特の緊張感がその顔に表れている。そして落ち着かない表情で屈伸運動やストレッチ、ティームメンバーと作戦会議にバトンの受け渡し即席練習。

そしてレース終了後、結果はともあれあの強張った表情は汗に濡れた笑顔、笑顔。

小学生から島民まで一緒に楽しめる連合運動会、素敵な行事だ。