小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

今シーズン初の台風接近

2015-05-21 06:06:55 | Weblog
まだ5月と言うのに、今シーズン発生した台風は早くも7号。その7号がなんと父島直撃コース、しかもかなりの勢力を保ったまま。

先週の日曜日、オガマル出港後、港では早くも台風養生。そして湾内の漁船や観光船、ダイビング船etcはクモの巣のように張り巡らされたロープで固定された。

通常の台風接近なら二見湾内でアンカーを降ろし台風に備えるハハマルだが、今回は台風を避ける為、西へ向けて二見湾を出港していった。

そして月曜日、防災小笠原の防災無線は、台風の影響でオガマルの東京出港を19日(火)から20日(水)への変更を告げていた。20日早朝3時に父島へ最接近が予想される台風、素人目にも20日のオガマル入港はとても無理、これは致し方ない変更だろう。

妻や僕の勤務先の小中学校でも早めの台風養生。そして我が家も19日の夜には、ベランダの洗濯機に水を溜め(風で飛ばぬよう重石代わり)そして停電に備え浴槽に水をはった。

小学校では19日、接近する台風に備え10時半に集団下校、その時点で20日の休校が発表された。

そんな感じで今シーズン初の台風接近に備えた父島、父島と母島の間を抜けるようにかなり接近した所を通過したようだが、結果的には大きな被害も無かったようでやれやれ、と言ったところだ。

ただ台風の強風域から抜けた後も強い風が続いており、オガマル入港を待つ間こうしてキーボードをたたいている現在も、ピューピューと音をたてて風が吹き荒れている。

さて今日のオガマルの入港時刻は何時になるのか、8時頃の防災小笠原の放送が気になる所だ。


写真は今朝の漁港の様子。まだ台風養生は解かれていない。












GW総括

2015-05-06 16:30:30 | Weblog
例年だとあまりお天気が芳しくない島のGWだが、今年は前半こそ土砂降りの日もあったが、3日から今日まで概ね好天に恵まれた。

島を訪れた観光客の皆様にも、島の魅力を存分に楽しんで頂けたのではないだろうか。

3、4、6日がお休みだった(5日はオガマルの着発運行で仕事)僕にとっても、今年はGWのお休みを十分満喫することができた。

前回のブログに投稿した、3日はサップで初ジニー。そして翌日4日、境浦でのんびりすると言う妻と合流、サップの前に妻を座らせタンデムでゆっくり湾内をパドリング。この日も昼前からお日様が顔を出し、前日同様穏やかなサップ日和。初めての二人乗りに最初はやや戸惑ったが、乗る位置を微調整したりしてそれにも慣れ、湾内クルージングを楽しんだ。

その後はお楽しみのランチタイム。ガソリン補給と割り切っている僕の手作り弁当とは違い、妻のサンドウィッチはやはり美味い。好天にサップ、ランチ、そしてのんびり。まさにこれぞ休日。


そんな境浦






昨日はこのGW最後の着発運行オガマルの荷役。乗ってきたお客さんは67名、そして出港の乗船客は700名越え、オガマル出港後はいっきに静かな父島。

そして本日、中学の先生方からハートロックご案内の依頼を受けた妻のお手伝いで、久しぶりのハートロック。

9時30分待ち合わせの小港園地、総勢20名を超える先生方とその御家族が集合。観光のトップシーズンでも一グループでは珍しいくらいのビッグパーティーだ。

妻が先頭、僕がしんがり、5歳のお子さんもいたのでのんびりペースでハートロックを目指す。朝方一雨あったりして心配した空模様だったが、時々お日様も顔を出し何とか雨に降られることも無く、無事ツアー終了。

先生方にも何とかハートロックの魅力をお伝えできたのではと、ガイド役の妻も僕もホッと一安心。


そんなハートロックツアーの様子


















そして、もう一つ。

3日の夜、釣り船で夜のイカ釣りに出かけた息子が、滝之浦の磯でなんと3.6キロのモンスターアオリをゲット。

本人曰く「もう一生無いだろう」との事。

本当に素敵なGWでありました。

久々のジニー

2015-05-04 07:05:52 | Weblog
GW真っ只中の昨日、僕は完全OFFの一日。そしてGWの父島にしては珍しく?前日のネットでは好天の予報。風も弱く波高も1.5㍍、そして大潮。

以前から計画していたサップでのジニービーチ、是非トライと決め早朝から持参の弁当作りに励んでいると、突然防災小笠原の津波注意報を伝える村内放送。朝の4時頃、我が家は早起きなのでいつも始動している時間だが、熟睡中をたたき起こされた村民も少なからずいたはずだ。

如何に好天でも津波はまずいでしょ、と思案しつつ、それでもお弁当を作っていると、やがて津波警報解除の放送。やれやれ人騒がせな・・・

と言うわけでやや出端をくじかれかけたが、防水バックに弁当、i-Pod、カメラetcを詰め込み扇浦へ。

出艇は6時30分。先ほどもふれたが昨日は大潮、午前11時半が下げ止まり。午前中の下げ潮に乗りジニービーチ目指して南下。ジニーでランチをして、午後の上げ潮に乗って北上し扇浦へという作戦である。

結論から言うと、昨日はサップでジニーを目指すにはこれ以上は望めないと言うほどのグッドコンディション。本当に海は穏やか、かすかに肌に感じるほどの微風、快晴、そして大潮の流れに乗りパドルもスイスイ。

扇浦を出て1時間10分、7時40分には足跡一つ無いジニーの白砂の上に到着していた。(前夜亀の上陸を伝える独特のキャタピラのような足跡は残っていたが)

島に移りすんできた頃、陸路、妻とよく訪れていたジニーだが、陸からのアクセスが閉ざされてからは遠のいていた。4~5年前妻とカヤックで来たのが最後だろう。

久しぶりのジニー、白砂にコバルトブルーの海、青い空、そして僕一人、完璧!!

相変わらず日陰が無く、日が高くなってくると強い日差しは半端ではないが、i-Podしながら数年ぶりのジニーを満喫。

やがて9時を回る頃から、観光船が南島との瀬戸を行きかうようになり、GW真っ只中だと言うことを思い出させてくれた。

11時過ぎ早めのランチを終える頃、知り合いのカヤックガイドさんがお客さんを連れ到着。このお客さん達、昨日のカヤックツアー選択は大正解、そして本当にラッキーな人たちだと思う。こんなベストコンディションのジニービーチにめぐり合えたのだから。

12時過ぎ、カヤックツアーの皆さんに送られてジニーを出発。途中、沖に見えたピンクの観光船の前にはザトウの姿。そろそろ鯨もシーズンオフの時期に差し掛かるが、これまたラッキー。

帰りも予定通り上げ潮に乗り、のんびりパドリング。1時間20分ほどで扇浦へ無事到着。

イヤー、本当にすべてに恵まれたジニービーチサップツアーでありました。

ただし、いつもこうだと思ったら大間違い。自然には敬意を払わないとネ!


そんな昨日のジニー


















そしてカヤックツアーのお客さん