小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

一番

2013-07-31 06:21:44 | Weblog
今日で7月も終わり、まさに夏本番と言った所だが、この時期が僕にとって父島で一番好きな季節だ。

オガマルの着発運行は始まっているが、その乗船客数はピーク時と比べればまだ少なく、毎便400名をちょこっと超える程度。そして島民のご家庭では、父は島でお仕事、家族は内地へ里帰り、と言うのが一般的なパターン?

お昼休みの前浜、観光客の皆さんは、海、山へのツアーへ。前浜デビュー(ヤンママとベイビーの海遊びを、そう呼ぶらしい)の御家族の姿もすも少なく、前浜スイムは海を独り占め状態(チョッと大袈裟か)とにかく人が少なく、海と空は何処までも青く、一番!なのだ。

そんな一番の季節、先週の日曜日は朝からヴォーグで島一周のサイクリング。島の観光業の方達が動き出す前の時間帯と言う事もあり、夜明道路で行き交う車も無く、汗だくになりながらもペダリングを楽しむ。

そして最後は激坂を上り、ウェザーでノンビリ&i-Pod、至福の時だ。


そんなウェザーでからの眺め










そして昨日、たまたま妻も僕もOFFの一日。

「久し振りに、山でも行こうか」

と言う事で、本当に久し振りにハートロックへ。たぶん妻と一緒に行くのは今年初めて!

北袋沢からのルートが途中の落石で通行止めとなっている為、辰巳道路の終点から躑躅山方面を抜けるルートしか使えない。いつものように全行程徒歩の我家にとっては、距離も伸びなかなかのハードワーク。

7時半スタート、奥村から夜明道路を右回り、辰巳道路を抜け、遊歩道の入り口まで1時間半、二人とも既に汗だく状態。この先どうなる事かと気を揉んだが、山道に入ると木陰もあり気分も一新、久し振りの山歩きを楽しんだ。

辰巳道路の終点からハートロックまで1時間20分、我家を出てから2時間50分で無事赤土の上へ到着。無人のハートロックで早めのランチにシエスタ、そして素晴らしい眺め、一番!だね。

やがて到着した観光ツアーの皆さんと入れ替わるように腰を上げ12時に出発、復路はガジュマルの森を抜け、湾岸道り周りで我家へ。到着は3時、無事ハートロックツアーを終えた。


そんな昨日のツアーの様子



















大移動

2013-07-20 07:23:52 | Weblog
昨日19日(金)、父島小中学校は一学期の終業式。今日から生徒さん達にとっては、楽しい楽しい夏休み。

そしてこの夏のオガマル運行スケジュールは、その夏休みに合わせる様に、本日が着発第二便。待ちに待った内地でのバカンス?を過ごす多くの島民が、今日のオガマルに乗船することだろう。

乗船客数は、先便も今便も300名を越える程度で、静かな夏の滑り出しといった感じだが、今日の折り返しは、島民の大移動便、あちこちで宴会の輪が広がる事だろう。

小学校の先生方も、半数ほどの人が内地での研修を兼ねて今便に乗船、この後も順次それぞれのスケジュールで移動が続く。小学校も、週明けからは一気に人口密度が減り、用務のオジサンは、心置きなく清掃に草刈に専念することが出来る。

そしてお昼休みは、前浜スイム。内地でのサラリーマン時代からは想像もつかない、僕にとっては本当に恵まれた生活環境である。

昨日の昼休みも、午前中の草刈の汗を流すべく、前浜スイム。お昼時と言う事で、眩しい太陽は真上、そしてその深みを増した青い海と青い空、ベタ凪の湾内、抜群の透明度、恐らく今シーズン僕が泳いだ中では、昨日がナンバーワン、の前浜スイム。

僕にとっては、最高の贅沢。

所で、最近アカポッポ(アカガシラカラスバト)さんは、確実にその個体数を増やしたのだろうか、そして餌を求めて大移動?しているのだろうか、身近で見かけることが多くなった。

中学校の窓ガラスに激突して死亡したり、その数日後、校舎内に進入して大騒ぎ。僕は、ヴォーグでサイクリング中、農業センター裏の道で急に飛び出してきたアカポッポを危うき引きそうになったし、昨日は小学校に出勤時、自転車を止めようとしていると目の前の手すりに飛来してきて、しばし御休憩?

心なし痩せるている様に見えたけど、餌は足りているのかな?


そのアカポッポ


君だけのヒーロー

2013-07-17 06:12:26 | Weblog
今週の月曜日、海の日の休日、この次期の父島における一大イヴェントに成長した‘人力発見海洋レース’が行われた。

昨年アウトリガー部門で優勝した我がティーム、今年のティーム名は‘君だけのヒーロー’勿論キャプテン‘イチ’の命名だが、去年の‘飛べない豚’に続き、相変わらずイチらしい選択だ。

年々盛んになるこの大会、その中でもメインレースになったアウトリガー部門、今年は70ティーム近い参加。今回から男女混合の部門が新設され、キッズ、女子、混合、男子の4部門で優勝を競う。

我々‘君だけのヒーロー’ディフェンディングチャンピオンでもあり、男子部門での連覇を目指しての参戦だ。

先に結果から発表しちゃうけど、残念ながら準決勝で昨年の決勝の相手、シンタローの率いる‘アウトロー’に完敗、リベンジを許してしまった。

予選のタイムレース、完璧とは言えないパドリングだったがそれでも予選を一位突破。まだまだタイムは伸びると感じていたのだが、迎えた準々決勝、予選タイムでは10秒ほど差のあった‘扇浦パドラーズ’との対戦は、コンマ数秒差での辛勝。相手が5秒程タイムを上げてきたのに、逆に我々は5秒タイムを落としてしまった。

そのまま調子を上げる事ができず、次の準決勝で残念ながらレースを終える事になってしまった。今回のティームの力がここまでだったと言う事だろう。

‘君’って誰の事、なんて最初にティーム名を聞いた時、皆で冗談言い合っていたのだが、残念ながら今年はヒーローになれなれませんでした。

ディフェンディングチャンピオンとして、予選一位通過、決勝トーナメントベスト4は、最低限の結果と言うところだろうか?


7月15日海の日、暑い一日を御紹介。









大会本部




娘は今年もタイムキーパー




レースを待つ赤白の二艇







優勝カップとパドル(歴代優勝ティーム名と、クルーのフルネームが刻まれている)の返還







集合写真




奉納フラ




予選ヒート、スタート




カナメ岩一周のオープンレース(スイム、カヤック、サップ、パドリングetc何でも有り?)




タンデムカヤックでゴール後の息子の彼女と友人、お疲れ様




レース後のランチ




急患発生で飛行艇も。隣りにテントを張ってい海自の方々は「急患発生です」と、途中で撤収、ご苦労様です。




そして、決勝ヒート





残念ながら艇速は上がらず・・・


PS 準々決勝レース後、カヤックを引き上げている時にセットが入り、後ろから波を被った瞬間、僕のRay Banは海中へ。数年前、硫黄島の海にも同じ物を落としており、これで二度目。陽射の強いこの島、サングラスは必需品、早速昨夜内地へオーダー。

痛い出費だ。

夏は来たけど・・・

2013-07-11 06:40:02 | Weblog
中々夏が来ないとぼやいていたのだが、現在父島は夏真っ盛り。そりゃそうだよね、内地が梅雨明けしちゃったんだから。しかも、毎朝習慣でつけているNHKのニュースの冒頭の話題は、連日猛暑。

ここ父島がまるで避暑地と思えるような殺人的な暑さの内地、内地の皆さんどうか御自愛ください。

最高気温は精々30度止まりなので、木陰に入れば本当に心地の良い昨今の父島だが、陽射の強さは半端ではなく、太陽の下での長時間の作業は流石に堪える。

先週の日曜日が小中学校合同の遠泳大会だった為、その振り休だった月曜日、久し振りに桟橋での釣行。強い日差しの中、延々と竿を振り続けたが浮きはピクリもしない。朝8時前から3時頃まで餌の続く限り頑張ったのだが、一度だけ浮きが横に走り、あがったのはダツ、この一匹だけ、勿論リリース。仕事ではなく遊びなのだが、炎天下の下この釣果では流石に嫌気が差してくる。ここ一ヶ月以上、クーラーボックスは空のままだ。

ムロはいったいどこへ行ってしまったのだろうか?

あまりの気配の無さに、暇つぶしに桟橋から撮った写真。













そしてお弁当を食べに行った前浜では、小学校の先生が、ウインドサーフィン。



夏です!


さて、本日はオガマルの入港日。そして日曜日出港の後は恒例の着発運行(11時30分入港、当日午後2時には出港)が始まる。今年は例年に増してその本数が多く、毎週水曜日と土曜日の週2便、来週17日から8月31日まで連続14便の運行予定。

皆さん、頑張りましょう!


今年もアウトリガーレース

2013-07-04 08:19:04 | Weblog






我家の有る奥村都住の掲示板に張られた、アウトリガーレースに関するお知らせ。

昨年、出場4回目にして初めて勝利の美酒を味わう事のできた、あのアウトリガーレースが、今月の15日に開催される。

相変わらずパッとしないお天気の続くここ父島だが、レースまで2週間足らず。去年は本当に好天に恵まれ、ボニンブルーの空と海に迎えられ、その中で、僕にとっては初優勝と言う、大袈裟に言えば残り少なくなった人生の中で、そう何度も味わえないであろう感激に浸ることが出来た。

さて今年も嬉しい事にキャプテン‘イチ’からお声が掛かり、昨年と同じメンバー、1番バリトン、2番ゲンさん、3番僕、そして4番手イチのメンバーで参加する事になった。昨年の優勝クルーと言う事であまり下手なレースは出来ないし、それなりのプレッシャーは確かにある。そして、勝つと言うことがそんなに簡単なことではないことも十分承知しているつもりだ。

ただディフェンディングチャンピオンとして参加するからには、優勝を目指さないわけには行かないだろう。十分な準備をして大会に臨みたい、所なのだが・・・何とバリトンが仕事で母島へ出張、今週末予定していた練習が出来なくなってしまった。急遽イチから連絡があり、今朝の早朝練習会に参加。平日、それぞれの仕事や都合もあり、何とか沖のブイを回る練習を2回こなした所でタイムオーバー。4人揃って漕ぐのは15日のレース当日と言うことに。

去年に比べると明らかに練習不足は否めないが、ベストを尽くすしかない。


写真は今朝の練習会の様子。


朝5時と言うのに、駐車場には車が一杯。






そして順番を待つ参加者の列。一回沖のブイを回ったら列の後ろに並び順番を待つ。














さて、今年のレースの神様はどのティームに微笑むのだろうか・・・