小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

抜歯

2011-01-29 15:51:45 | Weblog
昨日小学校の校長室を掃除中、社長曰く「橋本さん最近泳いでないの?ウエット干してないよね」痛い質問だ。

そう、今年に入ってから全く泳いでいない。確かに冷たい北っけの風が吹く日が多い昨今だが、少なくとも二日くらいは十分泳げる日があった。ついついサボり癖が着いてしまい、北風をを遮ってくれる青灯で釣見学しながらのんびりする毎日だ。

言い訳がましいが、インフルエンザ騒ぎの最近、そんな時期に泳いでもしインフルエンザにでもなったらと言う危惧が、全く無かった訳でもないのだが。

「今日は動かねば」と言う事で、昨日の昼休みは本年二度目のウェザーへ。雲間から暖かな日差しの指すウェザーには他に誰もおらず、一人にんまりランチを楽しむ。所が突然右下奥歯でガリっといや~な音と感触。実はその奥歯、正月早々矢張り食事中亀裂が入り治療している最中。どうにか、と言うか意地でランチは食べ終えたが、痛くてまともに咬む事ができない。

事情を説明、何とかお願いして急遽夕方診療してもらったのだが、亀裂が大きく広がり結局その奥歯を抜歯する事になってしまった。年齢を重ねるにつれ歯は大事にしなければとまじめに歯磨きしていたのに、虫歯ではなく歯に亀裂が入って歯を失うとは全く予想外。

これが所謂加齢と言う事なのだろう。用心していても気付いていない所で、体の色んな所が徐々にがたついて来ているのだ。

‘老い’と上手に付き合っていくしかないネ。

所で昨日のウェザー、その後ポツリポツリとホエールウォッチングの人達がやってきたのだが、所々風波が立ち、それらしき物は幾つか有ったのだが、僕にははっきりブローと確認でき無かった。初クジラは次回に持ち越し。


写真は昨日のウェザー。












PS 今日は桟橋でムロ釣。18本上げて大満足。

たびんちゅの2人

2011-01-23 16:49:04 | Weblog
昨夜は父島のガイド‘たびんちゅ’のヨッシー&ミナちゃんをお招きして、ディナーとおしゃべりの楽しい一時。

たびんちゅの2人と我家は不思議な縁で結ばれている。

5年前の1月我家は父島へ移住してきたのだが、その前の年の10月末、僕は観光で父島を訪れている。10月25日でサラリーマン生活に別れを告げ、その後直ぐ、こんな時しか来れないなと、再就職浪人中にもかかわらずふと思い立って父島へやって来た。義父からとてもいい所、と言い聞かされていた事もあった。

そして父島到着の翌日、宿に有ったツアーパンフの中からたびんちゅのスキンダイビングツアーを申し込んだ。スノーケリングのツアーは数多かったのだが、スキンダイビング(素潜り)のツアーをやっている所はたびんちゅだけだった。大学時代スクーバの経験が有った僕は、スノーケリングよりスキンダイビングと即決。

コペペでのヨシーのツアーはとても楽しかった。そして彼の営業トーク?に乗せられその日の夜は星空のツアーも参加。生まれて初めて見る満天の星空に大感激。

その後色々あったが、妻と2人父島移住を決断、ネットで決めた住処が瀬掘りアパート。迎えに来てくれていた大家さんに連れられ、やって来たアパートの駐車場に見慣れた車、たびんちゅのロゴマークの入った宇宙船?が停まっていた。

たびんちゅの2人と偶然にもアパートの隣人となった。あれから5年、たびんちゅの2人は見事都住を引き当てお引越し。我々は苦難の末、現在のたまな荘に引っ越してからもう半年が経つ。

ヨシー、ミナちゃんに会うたびに、是非一度新居へと言いつつ中々機会が作れなかったのだが、やっと昨夜実現。

何となく波長の合うヨッシー、ミナちゃんとの楽しい会話は多岐に渡り、妻の手料理に舌鼓を打ちながら楽しい時間はあっと言う間に過ぎていった。



写真は昨夜のメニューとヨッシー&ミナちゃん












因みにメインはタイカレー(僕の釣ったムロ入り)

初その3

2011-01-21 18:23:25 | Weblog
このブログでも紹介した父島でのインフルエンザ、残念ながら猛威を振るい、特に小学校はその影響をモロに食らってしまった。今週の月曜日、インフルエンザ感染と思われる欠席児童が多く、火曜日から今週いっぱい臨時休校。

そして開催が一週間延期されていたロードレースも、早々と中止が決定、インフルエンザの猛威止まる所を知らすと言ったところだ。

オガマルドック中の今、観光客も少なく、ドック休暇で内地に行っている島民も多く、ただでさえ閑散としているこの時期の父島、インフルエンザ騒ぎで外出する人も少なく、小学校の児童は自宅監禁状態?まるでゴーストタウン(チョッと大袈裟かな)だ。

幸い中学、高校は平常通り授業を行っているが、油断は禁物。現状では、小学校も一応来週から授業再開の予定と聞いているが、とにかくこのままインフルエンザの終息を願うばかりである。

妻も僕も毎年インフルエンザの予防接種は受けているが、安心は出来ない。月並みだが‘うがい、手洗い’そして抵抗力を弱めぬよう、睡眠とバランスの良い食事、何せ齢ですから。

所で雲の間から薄日のさす暖かな本日、本年初のウェザーへ。勿論愛車アルプスで、そして二つ目の父島暮らしのバロメータもめでたくクリアー。勿論楽ではないが、いつものようにギア2枚残して何とか上りきった。

駐車場に車やゲンチャリの姿は無く、クジラのシーズンインしたこの時期にしては珍しく一人ウェザーと思いきや、なんとそこには早朝フリスビー仲間が3人、徒歩でやってきたとの事。

「クジラは?」僕の問いに「チラホラ出てるよ」

しばし四方山話の後、ランチ、そしてクジラを探したが、残念ながら僕の目ではブローを確認できず、今シーズン初ザトウは次回のお楽しみに。



写真は今日のウェザー。



















ドック便、そしてインフルエンザ

2011-01-16 07:13:20 | Weblog
昨日出港のオガマルは所謂ドック便。年に1度のドック入りの為、次のオガマル入港は今月の31日。半月ほど父島&母島は絶海の孤島状態。正確に言えば共勝丸と言う貨物船がオガマルドック中にやって来る予定だが、時化の多いこの時期、その運行予定は、はなはだ当てにならない。お天気任せと言う事だ。

そしてこのドック便、僕にとっては思い出深い特別な船だ。5年前の冬、このドック便で妻と共にこの父島へ移住して来た。仕事の当ても何も無く、ただ失業保険だけを頼りに、不安いっぱいでオガマルのタラップを降りたことを思い出す。

待ち受けていたのは、いきなりの買い物戦争?半月ほど物資が入ってこないのだから当然そうなるのだが、移住初日の洗礼に驚かされた物だ。あれから5年、色々な事があったが、何とかこうして父島生活を送れている事に、感謝である。

所で、昨年暮れから幕張の娘の所に帰省していた妻が、このドック便でやっと戻ってきてくれた。久し振りの内地生活はすこぶるご機嫌だったようで、「チョ~楽しかった!」との事。メデタシメデタシ。

そしてこの船で、今度は息子達が内地へドック休暇(オガマルドック入りに合わせ、特に観光業の方たちなど内地休暇を取る人が多い)幕張の娘の所にお世話になる。お蔭様で、娘の所は年末から今月いっぱい大賑わい。たまには良いよね、宜しく!

話は変わるが、昨日船が出た後、防災小笠原の島内放送がインフルエンザ流行による本日予定されていたロードレースの延期を告げていた。昨年は新型インフルエンザ騒ぎで、PTA主催の餅つき大会が中止になってしまったが、今年はロードレースに影響が。

12月に入ったころから早朝や夕方、練習に励む生徒児童の姿をよく見かけていただけに、何とか皆がベストコンディションでの大会開催を願うばかりだ。一週間でインフルエンザ収束してくれれば言いのだが。


写真は昨日の出港の様子。冬型の気圧配置が強まり、八丈島辺りは6メートルの時化らしい。今頃船内の息子達は?幾つになっても子供は子供、元気ならいいが。







珍客のその後

2011-01-14 18:25:08 | Weblog
前々回のブログで触れたハリセンボン、すこぶる元気に過ごしている。海水を循環させる為に入れてある水中ポンプの振動が気に入ったのか、黒いそのボックスの上にまるで顎を乗せて休んでいるように、水槽の中でほとんど動かずじっとしていたのだが、ここ数日はきわめてゆっくりではあるが、水槽の中を泳ぎまわる?ようになってきた。

そして毎朝、水槽をコンコンと二、三度叩いてから餌をやっているのだが、その音にすっ飛んでくるハタタテダイのようには行かないが、のっそりとこちらの方に近づいて来て、ハタタテダイが取り損ねた餌に、大きな口を開けてパクリと食いつく。その姿は何ともユウモラスだ。

初めこの水槽にやってきた頃は、正直グロテスクなんてイメージがあったのだが、そんな仕草を見ているうちに何だか愛着がわいて来てしまった。掃除の途中などに(水槽は1階の児童玄関を入った所に置いてあるのだが)そんなハリセンボンを近くで見ていると、水槽の壁に鼻(ハリセンボンに鼻が有るのだろうか?)をくっ付ける様にして、僕の方を凝視している(様に見える)。そんなハリセンボンと、毎日何度も御対面しているうちに気付いたのだが、正面から見ると、この生き物はとても魚とは思えず、フクロウ?ミミズク?その目はまるでチワワのようだ。

チョッピリ入れ込みすぎかな?ピンボケでお世辞にもいい写真とは言えないが、そんなハリセンボンの正面からの写真を数枚。







この写真だと魅力半減なんだけど、少しは理解してもらえるかな?



お口直しではないけれど、今日の前浜の写真を数枚。今年に入って2日目の穏やかな晴天。久し振りの前浜ランチを楽しんだ。今日の陽気なら泳げたな、とチョッピリ後悔。