小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

年度末

2012-03-25 07:57:50 | Weblog
3月も20日を過ぎいよいよ年度末。小学校では22日の卒業式、23日の終了式、離任式を無事終え昨日24日から春休み。実質的に23年度を終了した事になる。

そして昨日出港したオガマル、転勤で移動する家族(小学校でも数名の児童が内地へ戻るようだ)そして内地へ進学する中学高校の卒業生、土曜日と言う事も有りそれらの人々を見送る学友、友人、お知り合い等々、オガマル桟橋は今年一番の賑わい。それに加え世界遺産以来爆発的に増えた観光の人々も加わり、昨日のオガマル乗船数は約900。

悪い事に天気図を見ると、発達した低気圧を伴う前線が南北に伸び、八丈あたりは波高6㍍の予報、前線を越えれば向い風になりそうで相当の揺れは必至。

先客待合所からオガマルのタラップまで続く長蛇の列、このところ年配の方が本当に多い。荷役仲間の話では、最近の乗船客の平均年齢は69歳との事。足の踏み場も無いほどの2等客室、加えて大時化、御年配の方などトイレに行くのもままならぬのでは。余計なお世話かもしれないが、転倒骨折などの事故が起こらぬことを祈るばかりだ。

所で3年間お世話になった小学校の社長、島での任期を終え次便で内地へと帰る。若かりし頃千葉の九十九里でウエーヴを楽しんでいた程のウインドサーファー、僕も内地でウインドに熱中していた時期があり、この歳になって偶然この父島の同じ職場で御一緒したウインドサーファーと言う事で、お互い意気投合。

その後は釣にウインド、そしてアルコールの席と、仕事を離れても大変お世話になった。先日は、内地ではもう出来ないだろうという事で、豊富な資金力?に物を言わせクリックしまくって揃えたウインドの道具の数々をプレゼントしていただいた。

最近はウインドから遠ざかる事が多くなってしまったが、社長の御好意を無駄にせぬよう、たまには前浜の海でウインド楽しみたいと思う。

まだ一週間ほどありますが、校長先生大変お世話になりました。内地での益々の御活躍を祈っております。


今までこのブログに掲載した社長の姿は、オフタイムの時ばかり。最後にビシッと決めた一枚。

先日の卒業式にて



無人のハートロック

2012-03-21 07:39:06 | Weblog
観光船のスケジュール、オガマルの運行、そして我々のOFF、その辺をじっくり検討、数日前から昨日の春分の日の祝日は、お天気さえ良ければ妻とハートロックと決めていた。

そんなところへ中学校の先生から妻の携帯へ、離任する小学校の仲の良い先生の送別も兼ねて、ハートロックツアー案内の打診メール。勿論快くお引き受けし、昨日は小中学校の先生4名に我々夫婦、総勢6名でハートロックへ。

先生方とは北袋沢の登り口に9時の待ち合わせ、我々はその時間に合わせ8時チョイ前に我家を徒歩で出発。流石に観光船も入港しておらず、オガマル出港中と言う事で、いつもなら湾岸道路を行き交うツアー業者さん達のワンボックスは見かけない。

境浦付近で唯一行き会ったのは、荷役仲間でもあるカヤックガイドのイチ、二人乗りクローズデッキのシーカヤックを1艇台車で引っ張っていた。お客さん一人を乗せタンデムで宮之浜辺りから出廷するのだろうか。

丁度9時に着いた待ち合わせ場所八瀬川の駐車場、賑やかな子供達のはしゃぐ声が聞こえる。どうやら小学校5年生のクラスレクらしい、見慣れた生徒さん達や、御父兄の顔。

我々は一足先に出発、9時を5分程回ったところだろうか、その後は順調な足取りで、約一時間ほどでハートロックの赤土の上に到着。予想通り人影は無く、左の岩場の斜面に山羊さんが2匹、ノンビリこちらを窺っていた。

風も無く穏やかな日の光、暑くも無く寒くも無く、最高と言えるコンディション。チョッと残念だったのはややガスり気味で、母島が見えなかった事と、トップシーズンのザトウさんがお出ましにならなかった事。

最高のハートロックを思い思いに楽しみ、そして早めのランチ&お喋り(僕以外は女性5人の為、当然話に花が咲く)。やがて到着したクラスレクの方達と御挨拶、入れ替わるような感じでハートロックを後にした。

きっとクラスレクもハートロックを独り占め、他人に気兼ねする事無く存分に楽しめたのではないのだろうか。

ハートロックは、無人が一番。


そんなハートロックで








そして帰路立ち寄ったガジュマルの森でしばし童心に












離任される先生、お世話になりました、内地でも頑張ってください。又何時かハートロック御一緒しましょう。

観光船ラッシュ

2012-03-17 16:40:30 | Weblog
前回投稿のカマスの干物、その味は最高。結構肉厚で食べでもあるし、一人一匹平らげると、普段からボリュームある食事の我家でも、お腹一杯と言う状態だ。

早速妻からカマスゲットの至上命令が発令され、勇んで2度ほど夜釣りに出かけたのだが、散々な結果。特に火曜日の夜は寒い上に一度も浮が沈まず、正直こんなにつまらない釣は初めてと思えるほどだった。あの日はどうやらカマスだけでなく昼間のムロもサッパリだったようで、冬に逆戻りしたような父島の寒さに加え水温も低下、どうやらお魚さんも冬眠状態のようである。

それに引き換え、観光業のほうは正に特需景気。オガマルは毎便800名前後の乗船客に加え、二見湾には毎日のように観光船が停泊している。青灯内側の岸壁と、沖留めした観光船の間を漁船が通船で行き交い、上陸した観光客の皆さん、通船のスタッフ、お世話する旅行会社のスタッフで青灯付近は毎日のように大賑わいだ。

「今日は珍しく観光船入ってないだ」なんて会話が大袈裟に聞こえない位の観光船ラッシュ。どうやら3月中半分くらいは、二見湾に観光船がお目見えするそうだ。

通船の船が青灯付近を頻繁に行き交う為「あれじゃ魚も何処か行っちゃうよ!」と言う釣師も多いのだが、はたしてどうだろうか?いずれにしてもカマスにはもう一度戻ってきて欲しいのだが・・・・・


写真は入れ替わり立ち代わり父島を訪れる3隻の観光船

にっぽん丸





ふじ丸







パシフィックヴィーナス




こちらはオガマルと共勝丸のツーショット




そして今日の桟橋。3月の出港日はこんな光景の日が続く。




フジタ スペシャル

2012-03-08 08:11:17 | Weblog
昨日は小学校の用務の仕事、午後はOFFのスケジュールにして、診療所へ。目の持病の点眼薬が無くなった為の受診。僕の目の病気は、現在の医学では治癒する術が無く進行を抑える為に毎日目薬を点すくらいしかやる事が無い。

この先寿命があと何年かは分からないが、少なくともそう長くは無い事は確かだし、多少の違和感はあるが現在の日常生活にそれほど不自由を感じているわけでもなく、目薬点すのもメンドクセ~!なんて気持ちにもなってしまう。

薬をもらうためにスケジュールを調整しての受診、そしてこの点眼薬が意外にお高い。万年小遣い欠乏症の僕にとっては、大きな問題である。昨日も2種類の点眼薬を手にして、この値段でオキアミ幾つ買えるかな?なんて思わず考え込んでしまった。

そんな訳で受診の後は、青灯での釣。釣行開始は2時半、オキアミの餌釣で運が良ければデカムロ、そしてそのままメアジ狙いの夜釣までと言うスケジュールだ。青灯には顔見知りの釣り師が2名、昼頃からの釣行らしいがどうやらサッパリのようだ。

そんな中、日向ぼっこしながらぼんやりやり眺めていた浮が微妙に反応、反射的に竿を立てる、竿先に確かな反応。上がったのはここで言うウマズラ(ウスバハギ)、「美味しいのに、貰うよ」と言うTさんにプレゼント。

その後は全く釣果は無く、このままメアジタイムかなと言うところに、釣友達のトチさん登場。

「昨日カマス入れ食いだよ、一人で20本。月夜でメアジは渋いし、道具貸すからカマスやれば」

カマスは歯が鋭く、ワイヤーのハリスを使わないと太刀打ちできない。さらに浮きが沈んでも中々針掛りしないらしい。研究熱心なトチさん、工夫を凝らして‘フジタ スペシャル’(最近父島の釣り師のごく一部ではそう呼ばれているらしい?ちなみにトチさんはフジタさんのあだ名)なるカマス釣の仕掛けを考案、これがどうやら大当たりらしい。前夜20本の釣果が如実にそれを証明している。

と言う事で、僕もフジタスペシャルを拝借、急遽カマス釣を初体験。まずはトチさんにカマス釣のレクチャーを受ける。

・浮き下は6~7メートル
・浮きが沈みきってから思いっきり合わせる
・針掛りしたら一気に巻き上げる
・歯が鋭いので足で踏みつけ、ニッパーで外す

そして6時過ぎカマス釣ゴング。第一投で浮はスポンと入った。一瞬間をおいて竿を思いっきり立てたが、針掛りしていない。なるほどこれか、いきなの洗礼だ。その後試行錯誤を繰り返し、カマス釣を堪能した。

昨夜は前夜のトチさんの釣果を聞きつけた釣り師が青灯一杯に並んだが、釣果の方は前夜程上がらず、まずまずといったところ。

僕のクーラーボックスにはトチさんからのプレゼントも有り、8本のカマスと2枚のデカメアジ。

トチさんいつもながら、お世話様、有難うございました。又是非宜しく!



今朝、ベランダストッカーから取り出した干物用のカゴ



開くとこんな感じ



塩水に浸けたカマス



カゴの中へ





初カマス、味見が楽しみだ


予定変更

2012-03-04 06:23:01 | Weblog
「土曜日釣やるけど、親父は釣するの?」

一昨日の夜、息子から妻の携帯へのメール。

「ハートロックはいつでも行けるし、釣したら」との妻の一言で予定変更、昨日の土曜日は青灯でのムロ釣。

昨年の11月頃からズーッと桟橋でのシマアジ狙いの餌釣。青灯でのムロ釣は5ヶ月ぶりくらいになる。一時期工事の為青灯が立ち入り禁止になっていたこともあるが、青灯でこんなに釣をしていなかったのは、この島へ来て釣を覚えて以来初めてかも知れない。

息子と釣をするのも久し振りだが、彼と釣を共にすると必ずと言っていいほど、ある特典が付いてくる。それは妻の手造りランチのデリバリー。

僕一人の時は有り得ないが、こよなく息子を愛する?妻、ここぞとばかりにその腕を振るう。仕事だった息子の彼女も昼休みの合間に登場、昨日の青灯は釣&楽しいピクニック気分。

肝心の釣果だが、昨日のムロ、すこぶる食いが悪くただ流しているだけではほとんど食ってこない。息子と2人で腕が痛くなるほどシャクリまくり、何とか12本をゲット。

爆釣とは行かなかったが、最低限の釣果はあり、久し振りの青灯、素敵なピクニック&釣の一日だった。



久し振りのムロ釣、ますはサビキ



そしてコマセ



そして秘密兵器パン粉



これをコマセに混ぜて餌を増量。貧乏釣師、涙ぐましい努力


竿もいつもの4号では無く3号の竿、この島で初めて購入した物



ノンビリ釣行





お楽しみのランチ







ムロ、ゲット












ps 某ガイドさん、アドバイスのコメント有難うございました。そんな訳でハートロックは又後日と言う事になりました。それにしても予想通りの混雑のようですね。今月後半はオガマル出港の翌日が日曜日と言うスケジュール。ハートロックはその頃が良いかなと思っています。